Xserver VPSは高性能であり、コスパにも優れているVPSサービスとして注目されています。
国内シェアがトップクラスのレンタルサーバーであるXserverの提供するVPSサービスのため気になる方は多いでしょう。
それでは、Xserver VPSはどのような評価を受けていて、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
本記事ではXserver VPSの口コミを調査した結果から分かるメリット・デメリットや他社サービスとの比較について紹介します。
Xserver VPSの利用を考えている方はぜひとも参考にしてください。
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Xserver VPSとは?機能や特徴を紹介
運営会社 | エックスサーバー株式会社 |
---|---|
月額料金 | 830円~ |
メモリ | 2GB~64GB |
CPU | 3コア~24コア |
基本機能 | ・パケットフィルター ・SSH Key ・二段階認証 ・イメージ保存 ・OS・アプリイメージ |
サポート体制 | ・メールサポート ・電話サポート |
Xserver VPSはエックスサーバー株式会社が提供しているVPSサービスです。
月額料金は830円から提供されており、ハイスペックな環境をリーズナブルな料金で利用できます。
メモリは2GBから64GBのプランまで用意されており、それぞれの用途に合ったプランを選択可能です。
CPUは3コアから24コアまでのプランがあり、ハイスペックな環境が必要になる場合にも対応できます。
基本機能は充実しており、パケットフィルターやSSH Key、二段階認証、イメージ保存などがあり便利です。
サポート体制はメールと電話による対応であり、メールは24時間365日いつでも受け付けています。
サービスサイトや管理ツールから最新のメンテナンス・障害情報を確認可能です。
以上のようにXserver VPSは高機能・高スペックであり、サポート体制も充実しています。
Xserver VPSでできること
Xserver VPSを活用してできることを以下にまとめました。
- ゲームのマルチプレイのサーバ構築
- Webサイトやブログの作成
- アプリ開発
- ファイルサーバー
- 社内PCの一括管理
Xserver VPSは自由度の高いサービスであり、幅広い用途で活用されています。
マイクラやARK、RustなどのOSイメージが提供されており、ゲームのマルチプレイ用のサーバー構築に活用できます。
一般的なレンタルサーバーと同様にWebサイトやブログの作成に利用することも可能です。
開発環境の構築ができるため、アプリ開発に利用されるケースもあります。
大容量のストレージが用意されているため、ファイルサーバーとしての利用も可能です。
管理ツールを導入することにより、社内PCの一括管理に活用することもできます。
以上のようにXserver VPSは個人・法人にかかわらず幅広い目的に使うことができるサービスです。
Xserver VPSの料金・プラン
Xserver VPSは多様なプランが用意されているのが特徴です。
Xserver VPSで提供されているプランを以下にまとめました。
プラン名 | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 830円 | 1,700円 | 3,201円 | 7,200円 | 18,500円 | 38,000円 |
メモリ | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
CPU | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア | 12コア | 24コア |
ストレージ容量 | 50GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
メモリ数が2GBから64GBまでのプランがあり、それぞれCPUやストレージ容量などに違いがあります。
すべてのプランで初期費用が0円であり、月額料金しかかかりません。
以下では、Xserver VPSでのプラン選びのポイントや注意点などについて詳しく紹介します。
初心者は4GBプランがおすすめ
これから初めてVPSサービスを利用する方におすすめするのが4GBプランです。
2GBプランはストレージ容量が少なく、スペックも最小限の構成になっているため、用途によっては不便さを感じます。
4GBプランの場合は多くの用途に最適なスペックが確保されており、初めてVPSを利用する場合で困ることはないでしょう。
また、スペックが不足すると感じた場合は4GBプランから上位プランへと自由に変更できます。
本格的に運用したい場合は8GBプランがおすすめ
VPSを本格的に運用したいと考えているならば、8GBプランを利用することをおすすめします。
8GBプランであれば、メモリが8GB、CPUが6コアのため、高負荷のかかる作業であっても処理できるだけのスペックがあります。
また、8GBプランの場合は月額料金が3,201円からとなっており、コスパに優れているプランです。
一般的なWebサイトの開設の場合は、8GBプランでも高速でサイト表示させることができます。
ただし、大人数でのゲームのマルチプレイや大規模サイトの運営などでは、8GBプランでもスペックが足りない場合があるため、よりスペックの高いプランにする必要があるでしょう。
プラン変更の注意点
Xserver VPSではいつでも上位プラン・下位プランへの変更を受け付けています。
ただし、下位プランに変更する場合は、料金の差額の返金には一切対応していません。
プラン変更には数分から数時間程度の時間がかかり、プラン変更が完了するまでは各種機能が利用できなくなります。
また、2GBプランに変更することはできないため、4GB以上のプランで契約する場合は注意しましょう。
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Xserver VPSの悪い評判から分かったデメリット
Xserver VPSに対する悪い評判から分かるデメリットは以下の通りです。
- サポートの対応が悪い
- 起動が遅い
- IPv6に対応していない
Xserver VPSにはどんなデメリットがあるのか、詳しく紹介します。
サポートの対応が悪い
Xserver VPSに電話やメールで問い合わせをしたところ対応が悪かったという口コミがありました。
上記の口コミでは、Xserver VPSにログインできず問い合わせをしたところ、解決策を提示されずに困ったとのことです。
Xserver VPSでは電話とメールでの問い合わせを受け付けています。
簡単に回答できる内容の場合は、最初の問い合わせの時点で解決策の提案を受けることが可能です。
しかし、技術的に難しい事柄の場合は、調査に時間がかかるケースがあるため、なかなか進捗しない場合があります。
上記の口コミのようなケースは、Xserver VPS以外のVPSサービスでも起きる可能性のあることです。
そのため、必ずしもXserver VPSのサポートは対応が悪いとはいえないでしょう。
起動が遅い
Xserver VPSは起動が遅くて、ログインできるようになるまでに2分半もかかったという口コミがありました。
VPSサービスを利用する際には、最初にログインしなければ機能を利用できないです。
ログインに時間がかかる原因はいくつも存在しており、必ずしもXserver VPSはログインが遅いわけではありません。
たとえば、メンテナンスや障害が発生しているケースや、サーバーに大きな負荷がかかっているケースなどでログインに時間がかかる場合があります。
VPSを利用しているユーザー側の環境が原因となってレスポンスが悪いケースもあります。
そのため、必ずしもXserver VPSは起動が遅いわけではなく、レスポンスの遅さについてあまり不安になる必要はないでしょう。
IPv6に対応していない
Xserver VPSではIPv6に対応していない点について不満の口コミがありました。
Xserver VPSはIPv6に対応しておらず、ローカルネットワークも利用できない点などは不満の声が多いです。
IPv6とはインターネット通信におけるIPアドレスの1つであり、従来主流だったIPv4と比較すると接続方式や使用できるIPアドレスの数に違いがあります。
基本的にはIPv6に対応していなくてもWebサイトの運営などで困ることはありません。
ただし、今後はIPv6が主流になっていくため、将来的にIPv6へ対応したい場合には、Xserver VPSでは不便に感じる場合があります。
IPv6に対応する競合他社は多いため、IPv6に非対応な点はXserver VPSのデメリットといえるでしょう。
Xserver VPSの良い評判から分かったメリット
Xserver VPSへの良い評判から以下のメリットがあることが分かりました。
- 速度が速い
- コスパが良い
- Difyに対応
Xserver VPSに対する良い評判から分かるメリットについて詳しく紹介します。
速度が速い
Xserver VPSは通信速度が速い点が評判になっていました。
Xserver VPSは高性能なサーバー環境を整えており、通信速度に優れているのが特徴です。
Xserver VPSのネットワーク環境は国内でも最大規模のバックボーン回線と10Gbpsで直結しています。
そのため、大量のデータ通信が行われたとしてもストレスを感じず快適に利用できるのがメリットです。
また、CPUやストレージがハイスペックであるのも魅力であり、読み込み速度に優れています。
すべてのストレージでミラーリング構成を備えていて、耐障害性にも優れており安心です。
高速性や安定性などを重視する方にXserver VPSはおすすめできます。
コスパが良い
Xserver VPSはコスパに優れている点が評価されていました。
Xserver VPSは2GBプランが月額830円から提供されており、4GBプランは月額1,700円、8GBプランは月額3,201円から利用できます。
長期契約をした場合は割引率が高く、月あたりの料金を大幅に抑えられるのがXserver VPSの特徴です。
Xserver VPSは料金設定がリーズナブルであり、なおかつハイスペックで機能も充実しています。
コスパを重視してVPSサービスを選びたいと考えている方にXserver VPSはおすすめのサービスです。
ただし、メモリ数の大きなプランになると月額料金が高くなり、コスパが悪くなる点には注意しましょう。
Difyに対応
Xserver VPSではDifyに対応している点が口コミで評価されていました。
Xserver VPSはさまざまなアプリイメージを提供しており、2024年8月9日からはDifyのアプリイメージの提供を開始しています。
Difyとは生成アプリの開発環境を自動構築できるアプリであり、AIアプリの開発に大きく貢献するツールです。
Difyのアプリイメージを利用する際に追加料金は発生せず、標準サービスとして提供されています。
プログラミングスキルがなくても直感的な操作のみでAIアプリを開発できるDifyは話題になっているツールであり、注目度が高いです。
他社のVPSサービスではDifyのアプリイメージが用意されていないケースが多いため、Difyに対応している点はXserver VPSの大きなメリットといえます。
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Xserver VPSと他社サーバーを比較
Xserver VPSと他社のサービスの料金やスペックなどを比較した表を以下にまとめました。
サービス名 | Xserver VPS | KAGOYA CLOUD VPS | ABLENET | お名前.com VPS |
月額料金 | 830円~ | 550円~ | 783円~ | 873円~ |
メモリ数 | 2GB~64GB | 1GB~32GB | 0.5GB~16GB | 1GB~16GB |
CPU | 3コア~24コア | 1コア~12コア | 1コア~8コア | 2コア~10コア |
ストレージ容量 | 50GB~100GB | 25GB~1,600GB | 30GB~200GB | 100GB~1,000GB |
サポート体制 | ・メールサポート ・電話サポート | ・メールサポート ・電話サポート | ・メールサポート | ・メールサポート ・電話サポート |
Xserver VPSはメモリ数が64GB、CPUが24コアのプランがあり、他社よりもハイスペックなプランを選択できる点はメリットです。
月額料金の最安値はXserver VPSと他社のサービスとしてそれほど大きな違いはありません。
Xserver VPSの欠点といえるのは、他社のサービスと比較してストレージ容量が少なめに設定されている点です。
ただし、Xserver VPSでは有料オプションを活用することで、ストレージ容量を増やせます。
Xserver VPSはサポート体制としてメールと電話による問い合わせに対応している点は他社と同様です。
上記の表にない点としてXserver VPSでは多様なOS・アプリイメージに対応しており、Difyなど最新のアプリイメージも積極的に導入している点は魅力といえます。
ハイスペックでコスパに優れたVPSサービスを探しているならば、Xserver VPSは他社よりもおすすめできるといえるでしょう。
Xserver VPSの導入・申し込む手順
Xserver VPSへの申込みから導入までの各手順を以下にまとめました。
- Xserverのアカウント登録をする
- メール認証をする
- VPSの申込みをする
- 初期設定をする
- VPSの運用を開始する
Xserver VPSを導入するまでの流れを手順ごとに紹介します。
手順①:Xserverのアカウント登録をする
まずはXserverのアカウント登録を済ませなければいけません。
Xserverアカウントは、VPSサービスの契約をする際の料金の支払いや契約情報の確認・変更などをするのに必要なものです。
Xserverのアカウント登録をするにはメールアドレスと電話番号が必要になります。
Xserverの公式サイトにアクセスし、必要事項を記入して送信しましょう。
手順②:メール認証をする
アカウント登録をすると、登録したメールアドレス宛にメールが届きます。
メールアドレスには認証コードが記載されているため、メールを確認した上でXserverのサイト上で認証コードを入力しましょう。
認証コードを正しく入力すれば、Xserverアカウントの登録は完了です。
手順③:VPSの申込みをする
Xserverアカウントの登録をした後はVPSの申込みをしましょう。
申込みの際にはサーバー名の入力や契約したいプランの選択などが必要になります。
サーバー名とは、契約の際に設定できるサーバーの名称であり、後から自由に変更可能です。
サーバー名にこだわりがない場合は、既に入力された内容のままで手続きを進められます。
VPSの申込みの際には、料金の支払い方法を選択しなければいけません。
料金の支払方法としては、クレジットカードや翌月後払い(コンビニ・銀行)、プリペイドといった方法に対応しています。
すべての項目を設定して、料金の支払いが完了すれば、Xserver VPSの登録は完了です。
手順④:初期設定をする
実際にXserver VPSの利用を開始するために初期設定を進めましょう。
VPSパネル上でVPSサーバーの各種設定を行うことができます。
たとえば、セキュリティ対策のために接続許可ポートの設定は重要です。
二段階認証の機能があるため、必要であれば設定しておきましょう。
また、Xserver VPSではSSH接続に対応しており、IPアドレスと待ち受けポート、SSH Keyが必要になります。
他には、Xserver VPSの用途に合わせて必要なOSやアプリのインストールを進めておきましょう。
Xserver VPS側でさまざまなOS・アプリイメージを用意しており、簡単にインストールできます。
手順⑤:VPSの運用を開始する
Xserver VPSで必要な各種設定を終えた後は、それぞれの目的でVPSの運用を開始しましょう。
Xserver VPSを利用していて不明な点がある場合は、電話やメールにより問い合わせられます。
ただし、電話で問い合わせた際に技術的に即答できない場合には、メールでの問い合わせを求められる場合があります。
メールで問い合わせをした場合は、原則として24時間以内に返信してくれるため安心です。
契約したプランでスペックが不足する場合は、プラン変更や有料オプションの利用を検討しましょう。
Xserver VPSに関するよくある質問
Xserver VPSについてのよくある質問を以下にまとめました。
- Xserverレンタルサーバーとは何が違うのですか?
- 自動バックアップの機能はありますか?
- ストレージ容量を増やせますか?
- 独自SSLを利用できますか?
- 禁止事項はありますか?
Xserver VPSに関するよくある質問に回答します。
Xserverレンタルサーバーとは何が違うのですか?
Xserver VPSはXserverレンタルサーバーとは異なるサービスであり、大きな違いは自由度です。
Xserverレンタルサーバーは1台の物理サーバーを複数のユーザーで共用して利用します。
一方、Xserver VPSは仮想化技術を用いて仮想専用サーバーとしてユーザーに提供されるのが特徴です。
Xserver VPSは専用サーバーと同様にユーザーに対して管理権限が与えられるため、アプリケーションやOSなどを自由にインストールできます。
Xserverレンタルサーバーの場合はリソースが限られており、管理権限が与えられず、インストールできるソフトウェアが制限される場合が多いです。
より自由にサーバーを活用したいと考えているならば、Xserver VPSがおすすめです。
自動バックアップの機能はありますか?
Xserver VPSには自動バックアップ機能が用意されていません。
万が一の事態に備えてバックアップはされており、災害や障害などでデータが消失されても復元されます。
ただし、Xserver VPSで行っているバックアップはデータを確実に保証するものではありません。
Xserver VPSを利用していてデータが消失するリスクがあるため、万一に備えて自身でバックアップをする必要があります。
ストレージ容量を増やせますか?
Xserver VPSではストレージ増設オプションを利用することで後からストレージ容量を増やせます。
ストレージ増設オプションでは200GBを追加で増設できます。
注意点として、一度ストレージ増設オプションの申込みをすると、オプションのみを途中解約はできません。
また、ストレージ増設をしたサーバーにおいて作成したイメージは、通常のストレージ容量のサーバーで使うことはできないです。
ストレージ増設オプションの料金は月額2,750円となっています。
独自SSLを利用できますか?
Xserver VPSでは独自SSLを利用することができます。
Xserver VPSではCloudSSLやCloudSecureなどさまざまなSSL証明書を提供しており、キャンペーンが実施されていることが多いです。
また、無料で利用可能なSSL証明書としてLet’s Encryptの申込みも行えます。
禁止事項はありますか?
Xserver VPSではアダルトサイトの運用を禁止しています。
ただし、性行為などを連想させる画像や動画を掲載していない場合は、アダルトグッズや同人系などのコンテンツの運用自体は可能です。
その他、第三者の肖像権や知的財産権、プライバシーを侵害するようなコンテンツは禁止されています。
利用規約に違反した場合にはサービスの利用の中止や停止といった処置がなされるケースがあるため注意しましょう。
Xserver VPSの評判まとめ
Xserver VPSはプランが豊富であり、スペックが高くてコスパに優れているVPSサービスとして評価が高いです。
速度の速さやコスパの良さ、OS・アプリケーションイメージの充実さなどは評判になっています。
ただし、起動の遅さやサポートの対応の悪さ、IPv6に対応していない点などで不満の声もあります。
良い評判・悪い評判を踏まえた上でこれからXserver VPSを利用するかどうか検討してみましょう。