シンVPSは性能に優れていて、気軽に利用しやすい価格設定であり、豊富な機能が備わっているなど魅力的な要素が揃ったVPSサービスです。
個人から法人まで幅広い目的に使いやすいサービスのため注目度が高く、多くの方が利用しています。
それでは、果たしてシンVPSは評判通りの良いサービスなのでしょうか。
本記事ではシンVPSの評判を調査して判明したメリット・デメリットや機能・特徴などについて詳しく紹介します。
シンVPSの評判やメリット・デメリットが気になる方は参考にしてください。
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シンVPSとは?機能や特徴を紹介
運営会社 | シンクラウド株式会社 |
月額料金 | 620円~ |
メモリ | 512MB~32GB |
CPU | 1コア~12コア |
主な機能 | ・OS・アプリイメージ ・SSH Key ・イメージ保存 ・二段階認証 ・プラン変更 |
サポート体制 | ・メールサポート ・電話サポート |
シンクラウド株式会社の提供するVPSサービスがシンVPSです。
シンVPSはメモリが512MBから32GBのプランまでが揃っており、幅広い用途に利用できます。
50以上の豊富なOS・アプリイメージが用意されていて、ワンクリックで簡単にインストールが可能です。
他にもイメージ保存や二段階認証、SSH KEYなど豊富な機能が揃っており、さまざまなニーズに対応します。
契約期間の途中でプラン変更が可能であり、スペック不足を感じた場合はワンクリックで上位プランへ変更できるため便利です。
サポートはメールと電話に対応していて、メールサポートは24時間365日いつでも受け付けています。
料金から機能、サポートまで高水準なVPSサービスがシンVPSであり、多くの人におすすめできます。
シンVPSでできること
シンVPSによってできることを以下にまとめました。
- Webサイトの開設
- メールサーバーの運用
- ゲームのマルチプレイサーバーの運用
- ファイルサーバーの運用
- 開発環境の構築
- FX自動売買環境の構築
- ビジネス管理ツールの運用
シンVPSでは、一般的な共用サーバーと同様にWebサイトの開設やメールサーバーの運用が可能です。
他には、ゲームのマルチプレイサーバーの運用やファイルサーバーの運用、開発環境の構築なども実現できます。
シンVPSは多くのゲームのアプリイメージを提供しており、MinecraftやRust、パルワールドなどのマルチサーバーを簡単に構築できます。
他にはFX自動売買環境の構築やビジネス管理ツールの運用などで利用されるケースも多いです。
VPSサービスではユーザーが自由に環境構築することが認められており、さまざまなOS・アプリケーションを導入できます。
ユーザーの工夫次第で幅広い用途に利用できるため、個人から法人まで幅広く利用されているサービスです。
豊富なプランが用意されているため、それぞれの用途に適したスペックのプランを選ぶことで快適に利用できます。
シンVPSの料金・プラン
シンVPSで用意されているプランと内容を以下にまとめました。
プラン名 | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB |
月額料金 | 620円~ | 820円~ | 1,530円~ | 3,091円~ | 6,000円~ | 12,001円~ | 24,000円~ |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
ストレージ容量 | 30GB | 100GB | 150GB | 200GB | 400GB | 800GB | 1,600GB |
CPU | 1コア | 2コア | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア | 12コア |
メモリ | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB |
シンVPSはメモリ数が512MBから32GBまで全部で7つのプランから選ぶことができます。
用途によって必要なメモリ数やCPUが異なるため、プラン選びは慎重に行いましょう。
いずれのプランであっても初期費用は0円であり、利用できる機能について違いはありません。
以下ではシンVPSでプランを選ぶ際のポイントを紹介します。
初心者は2GBか4GBプランがおすすめ
VPSを利用する初心者の方におすすめするのが2GBプランです。
2GBはVPSのエントリープランといえるもので、さまざまな用途に対応できます。
中小規模のWebサイトであれば、メモリが2GBであっても安定した運用は可能です。
ただし、2GBの場合はWebサイトの規模が大きいケースや、ある程度大きな規模の処理が発生するケースではスペックが不足します。
メモリが2GBで不安な場合は、4GBプランも初心者にはおすすめです。
メモリが4GBであれば、多くのWebサイトを高速表示させることができ、他の用途でもストレスなく処理を実行できます。
高い処理能力が求められる場合は8GBプランが最適
大規模な処理が発生して、高いスペックが要求されるケースでは8GBプランがおすすめです。
たとえば、法人サイトやオウンドメディアの開設では画像・動画を多数扱い、アクセスが集中するケースがあるため、メモリが8GB程度あることが望ましいでしょう。
ゲームのマルチプレイやアプリの開発、FX自動売買環境の構築といった用途の場合も、サーバーに大きな負荷があるため、メモリが8GB以上あることが望ましいです。
シンVPSではメモリ8GBのプランが月額料金6,000円から提供されており、16GBのプランと比較すれば手頃な価格といえます。
メモリ8GBのプランはCPUが6コアあり、ストレージ容量も400GBあるため、実用的なスペックが揃っています。
シンVPSは追加オプションを用意している
シンVPSでは追加オプションとして、以下の有料オプションを用意しています。
オプション名 | 月額料金 | 内容 |
ストレージ増設 | 100GBにつき1,100円 | 最大500GBまで増設可能 |
イメージ保存容量追加 | 1,650円 | イメージ保存容量の上限を500GB追加できる |
ストレージ増設のオプションでは、100GBにつき1,100円の料金でストレージ容量を増やせます。
ストレージ増設は最大で500GBまで対応しているため、標準のストレージ容量で足りない場合は追加しましょう。
シンVPSでは500GBのイメージ保存容量が無料で用意されており、オプションでイメージ保存容量を500GB追加できるオプションがあります。
イメージ保存容量はバックアップ用途としても利用できるため便利です。
シンVPSの悪い評判から分かったデメリット
シンVPSの悪い評判を調べた結果、以下のデメリットがあることが分かりました。
- 接続が不安定
- 最低利用期間が3ヶ月で長い
- コスパが微妙
シンVPSの評判から判明したデメリットについて詳しく紹介します。
接続が不安定
シンVPSは接続が不安定であるという口コミが寄せられていました。
上記の口コミでは、シンVPSでファイルをアップロードしている間にサーバーとの切断が起きたとのことです。
他社のVPSサービスを利用していたときには起きたことのない症状が出たために、不満を感じています。
また、サポートに問い合わせをしてみたところ、速度制限について詳細は非公開であり、制限そのものはあるという返答を得たようです。
シンVPSに限らずVPSサービスは物理的なサーバーを他のユーザーと共有して利用しています。
リソースには限界があるため、1人のユーザーが過度にリソースを消費していると制限がかかる場合があります。
たとえば、大容量のデータのアップロードをしていると多くのリソースを消費するため制限がかかることは珍しくありません。
サーバーに負担をかけるような行為をすると切断するケースがあるため注意しましょう。
上記の口コミだけでは、本当にシンVPSの接続が不安定であるかどうか判断できません。
最低利用期間が3ヶ月で長い
シンVPSは最低利用期間が3ヶ月に設定されている点について不満の声がありました。
シンVPSだけではなく他社のサービスでも最低利用期間が設定されているのが一般的です。
シンVPSの場合は契約してから3ヶ月の間は原則として解約することができません。
ただし、解約申請は可能であり、利用期限まではシンVPSの利用を続けることはできます。
契約期間中に解約申請をしたとしても、支払った料金が返金されることはありません。
シンVPSでは契約期間が長くなるほど料金が安くなるシステムですが、途中で解約しても返金されないため、契約期間の決め方には注意しましょう。
コスパが微妙
シンVPSはコスパが微妙という口コミがありました。
シンVPSの料金は最安値が512MBの36ヶ月契約で月額620円となっています。
36ヶ月契約の場合は2GBプランが月額1,530円、4GBプランは月額3,091円、8GBプランは月額6,000円です。
他社のVPSサービスの中にはシンVPSよりも安い料金設定のサービスがあるため、料金だけを比較するとシンVPSのコスパが微妙と感じる人がいるかもしれません。
ただし、シンVPSはストレージ容量が他社より多く設定されており、機能が充実していて、サポートの質も高いです。
VPSサービスにおいて何を重視するかによって、シンVPSの評価は大きく異なります。
そのため、必ずしもシンVPSはコスパが微妙なサービスとはいえないでしょう。
シンVPSの良い評判から分かったメリット
シンVPSの良い評判を調べて分かるメリットは以下の通りです。
- WordPressの表示が速い
- サーバー性能が高い
- サポートが親切
シンVPSのメリットについて、評判を含めて詳しく紹介します。
WordPressの表示が速い
シンVPSを利用したところWordPressが高速になったというお口コミがありました。
シンVPSではKUSANAGIのアプリイメージが提供されています。
KUSANAGIとはトップクラスの速さを実現したWordPressの実行環境です。
KUSANAGIを導入することでWordPressの処理が高速になり、表示速度を高めることができます。
ただし、シンVPSでKUSANAGIのアプリイメージを利用するには1GBプラン以上で契約しなければいけない点に注意しましょう。
サーバー性能が高い
シンVPSはサーバー性能に優れている点が口コミで評価されていました。
シンVPSはCPU処理性能に優れており、大きな負荷のかかる作業であっても高速で処理します。
また、すべてのプランにおいてNVMe SSDを採用しており、高速なディスクアクセスを実現しているのが特徴です。
NVMe SSDとは従来のものよりも高速でのデータ転送を可能にしており、シンVPSはディスクアクセスの速度に優れています。
シンVPSは他社と比較するとストレージ容量が大きい点も特徴のため、ストレージ容量やストレージのアクセス速度にこだわる方にシンVPSはおすすめです。
サポートが親切
シンVPSはサポートが親切である点が評価されていました。
シンVPSではメールサポートは24時間365日体制でいつでも受け付けており、返信は24時間以内に行ってくれます。
迅速に返答することを重視しているのがシンVPSであり、何か問題が起きたとしてもすぐ解決できるでしょう。
また、シンVPSを提供するシンクラウド株式会社は、エックスサーバー株式会社のグループ会社です。
業界でトップクラスのシェアを誇るエックスサーバーのグループ会社が提供するサービスのため、シンVPSには信頼性や安心感があります。
VPSを扱った経験のない初心者の方でもシンVPSは安心して利用できるサービスです。
シンVPSと他社サーバーを比較
シンVPSと他社サーバーを比較した表は以下の通りです。
サービス名 | シンVPS | さくらのVPS | KAGOYA CLOUD VPS | ConoHa VPS |
月額料金 | 620円~ | 535円~ | 550円~ | 296円~ |
メモリ | 512MB~32GB | 512MB~32GB | 1GB~32GB | 512MB~64GB |
CPU | 1コア~12コア | 1コア~10コア | 1コア~12コア | 1コア~24コア |
ストレージ容量 | 30GB~1,600GB | 25GB~1,600GB | 25GB~1,600GB | 30GB~100GB |
サポート体制 | ・メールサポート ・電話サポート | ・メールサポート ・チャットサポート ・電話サポート | ・メールサポート ・電話サポート | ・メールサポート ・チャットサポート ・電話サポート |
シンVPSは他社と比較すると月額料金の最安値は高くなっている点には注意しましょう。
メモリは32GBまでの対応であり、64GBは用意されていません。
シンVPSのメリットといえるのはストレージ容量であり、30GBから最大で1,600GBのプランまで揃っています。
さらに、シンVPSではオプションによってストレージ容量を増量することが可能です。
サポート体制はシンVPSと他社で大きな違いはありません。
上記にない点としてシンVPSはCPUやディスクの性能に優れている点や50以上のアプリイメージに対応している点などがあります。
ハイスペックで幅広い用途に利用できる使い勝手の良いVPSサービスを探しているならば、シンVPSを候補に入れましょう。
シンVPSの導入・申し込む手順
シンVPSを申し込んで導入するまでの流れを以下にまとめました。
- 申込みフォームで申込みをする
- 料金を支払う
- 初期設定を行う
- シンVPSの利用開始
どのようにすればシンVPSの導入ができるのか、申し込む手順を詳しく紹介します。
手順①:申込みフォームで申込みをする
シンVPSの公式サイトにアクセスして、申込みフォームで必要事項を入力して申込みを済ませましょう。
シンVPSを利用するにはシンアカウントが必要になるため、シンアカウントがない場合はサービスと同時に申込みをします。
シンアカウントとはシンVPSと関連サービスをまとめて管理できるアカウントのことで、シンアカウントから登録情報の確認や変更、料金の支払いを行えます。
シンVPSの申込みをする際にはプランや契約期間などの選択を行いましょう。
サーバー名の決定が必須事項となっているため、用途に合わせた名称を設定することをおすすめします。
サーバー名は後から変更できるため、こだわりがない場合は自動的に設定されたサーバー名で登録しても問題ありません。
手順②:料金を支払う
シンVPSのサービスを利用するには料金を支払わなければいけません。
シンVPSではクレジットカード払いにのみ対応しており、以下のブランドのカードで支払いができます。
- VISA
- JCB
- American Express
- Mastercard
ただし、デビットカードとプリペイドカードについては、カード会社によっては利用できない場合があるため注意しましょう。
手順③:初期設定を行う
シンVPSの契約を終えたならば、VPSパネルにログインしましょう。
契約をした後にログインのために必要な情報が記載されたメールが届くため、メールの内容を基にしてログインします。
ログインした後は、それぞれの用途に合わせて必要な設定を行いましょう。
ドメインの設定やメールアドレスの作成、FTPの設定、独自SSLの設定、WordPressのインストールなどを行います。
シンVPSでさまざまなOS・アプリケーションイメージが提供されているため、目的のOS・アプリを簡単にインストール可能です。
初期設定をする際に不明な点がある場合は、シンVPSの公式サイトにある利用ガイドで該当するページを確認しましょう。
不明点や問題を解決できない場合はシンVPSに問い合わせをすれば速やかに回答してくれます。
手順④:シンVPSの利用開始
必要な設定を終えた後は、それぞれの目的のためにシンVPSを活用しましょう。
Webサイトの開設やアプリ開発、ビジネス管理ツールの導入などさまざまな用途に利用できます。
スペックが不足すると感じた場合は、契約期間の途中であってもプラン変更が可能です。
シンVPSに関するよくある質問
シンVPSについてのよくある質問を以下にまとめました。
- シンレンタルサーバーと何が違いますか?
- 掲載できるコンテンツに制限はありますか?
- サポートの範囲はどうなっていますか?
- どのようなセキュリティ対策が実施されていますか?
- バックアップの機能はありますか?
以下ではシンVPSに関するよくある質問に詳しく回答します。
シンレンタルサーバーと何が違いますか?
シンVPSとシンレンタルサーバーは、どちらも1台の物理サーバーを複数のユーザーが共用して利用する点は同じです。
シンVPSは仮想化技術を利用して、ユーザーごとに仮想の専用サーバーが割り当てられるのが、シンレンタルサーバーと大きく異なります。
シンVPSは専用サーバーと同様にユーザーが管理権限を持ち、自由に環境を構築して利用できるのが特徴です。
たとえば、ゲームのマルチサーバーをシンレンタルサーバーで構築することはできないのですが、シンVPSであればマルチサーバーを立てられます。
ただし、シンVPSは実際の専用サーバーとは異なり、他のユーザーとリソースを共用しているため、他のユーザーの影響を受けるケースがある点には注意しましょう。
掲載できるコンテンツに制限はありますか?
シンVPSでは第三者の権利を侵害するおそれのあるコンテンツや日本国内の法律に違反するコンテンツなどは禁止されています。
アダルトコンテンツについては掲載が認められており、アダルトサイトの運営に利用可能です。
ただし、日本の法律で禁止されているアダルトコンテンツの掲載は禁止されています。
掲載できるコンテンツについて詳しくはシンVPSの利用規約を確認しましょう。
サポートの範囲はどうなっていますか?
シンVPSでサポートの対象となる範囲は新規契約に関する相談や管理パネルの操作方法、サーバーやドメインの契約更新などについてです。
シンVPSの提供している機能やサービスに関するものであれば、サポートで対応してもらえます。
自身で導入したプログラムやソフトウェアに関するお問い合わせはサポート対象外です。
また、サーバーを構築するための方法やコマンド操作に関する技術的な内容の問い合わせにも対応していません。
そのため、VPSサーバーを扱う初心者の方は、技術的な内容について疑問が出た場合の解決策を準備しておきましょう。
どのようなセキュリティ対策が実施されていますか?
シンVPSではセキュリティ対策としてさまざまな措置を講じており、VPS環境の安全性を保証しています。
たとえば、IDSやファイアウォールなどによる監視を実施しています。
外部企業による脆弱性診断をサーバー・サービスレベルで実施していて、問題があればすぐに対処しているため安心です。
ただし、ユーザーが自身で構築したVPS環境のセキュリティ対策については、ユーザーが自身で対応しなければいけません。
バックアップの機能はありますか?
シンVPSでは自動バックアップ機能を提供していません。
障害に備えてバックアップを行っているのですが、ユーザーのデータを完全に保証するわけではありません。
それぞれのユーザーがサーバー上に保存したデータについては、ユーザー自身によるバックアップが必要になります。
外部ツールを利用するなどしてバックアップを定期的に取りましょう。
シンVPSの評判まとめ
シンVPSはサーバー性能の高さやWordPressの表示の速さ、サポートの対応などが評価されていました。
ただし、最低利用期間が3ヶ月であり、コスパも微妙という声があるため注意しましょう。
さまざまなプランが用意されており、どのような用途にも対応できるのがシンVPSの魅力といえます。
エックスサーバーのグループ会社が運営しているサービスであり、歴史は浅いのですが信頼できるサービスです。
本記事の内容を踏まえた上で実際にシンVPSを利用するかどうか検討してみましょう。