クラフト要素とサバイバル要素を兼ね備えたRustは人気の高いオンラインゲームです。
オープンワールドサバイバルゲームと呼ばれるジャンルであり、マルチプレイが楽しいと話題になっています。
マルチプレイをするにはサーバーに接続する必要があり、公式サーバーが用意されているのですが問題点が多いです。
より自由な遊び方ができて、完全にプライベートな空間を構築できる個人サーバーでマルチプレイをするのが流行っています。
本記事ではRustでマルチプレイをするのに利用できるおすすめのレンタルサーバーを紹介します。
さらに、Rustのサーバーの立て方や無料サーバーについても解説しているため、レンタルサーバー選びの参考にしてください。
Rustとは
Rustとは、最大100人のマルチプレイが可能なオープンサバイバルクラフトゲームです。
オープンワールドの世界の中でサバイバル生活を送ることができます。
ゲームの目的は生存することだけであり、どのような遊び方をするのかはプレイヤー次第で自由度が高いです。
武器や防具、拠点を作り、野生動物や他のプレイヤーから拠点を守り、厳しい自然環境からも身を守る必要があります。
ゲームスタート時には衣服すらなく、岩とトーチのみという状況から生き抜いていかなければいけません。
プレイヤーの判断力が試されるゲームであり、世界中で多くの人たちがRustに熱中しています。
Rustのサーバーの種類
Rustのサーバーの種類は以下の通りです。
- 公式サーバー
- コミュニティサーバー
それぞれのサーバーの特徴について詳しく解説します。
公式サーバー
公式サーバーとは、Rustの開発元が公式で運営しているサーバーのことです。
公式が運営しているため、信頼性と安全性が高く、安定して稼働しています。
ただし、サーバーの規模は大きくて多くのプレイヤーが参加しており、初心者にとってはハードルが高いです。
公式サーバーはベテランのプレイヤーがたくさんいるため、初心者が入ってもあっという間にキルされる可能性が高いでしょう。
これから初めてRustでマルチプレイをしたい方や、仲の良い友達などとプライベートな空間で遊びたい方に公式サーバーは向いていません。
コミュニティサーバー
Rustのコミュニティサーバーとは、個人で立てたサーバーのことであり、プレイヤーが自由に運営しています。
コミュニティサーバーの特徴は自由度の高さであり、それぞれが独自のルールや管理体制を用意して運営されているため、サーバーごとに環境は千差万別です。
コミュニティサーバーの中にはWeb上で参加ユーザーを募集しているものがたくさんあり、独自のコミュニティの中で楽しむことができます。
中には初心者向けの環境が整ったサーバーもあるため、公式サーバーよりもコミュニティサーバーの方が初心者向きです。
さまざまなイベントが開催されることがあり、レースやトーナメントなどを開いて盛り上がっています。
また、既存のコミュニティサーバーに参加するのではなく、自分でマルチサーバーを立てることも可能です。
自分でコミュニティサーバーを立ち上げる場合は、知り合いのみを招待してプライベートな空間で遊ぶことができます。
レンタルサーバーを利用すれば、サーバー構築の経験がなくても簡単にRustのコミュニティサーバーを立てることが可能です。
Rustにおすすめのレンタルサーバーの選び方
Rustを遊ぶためにおすすめのレンタルサーバーの選び方を以下にまとめました。
以下ではRustのためのレンタルサーバーを選ぶ際のポイントを紹介します。
必要スペックを満たしたプランのあるサーバーを選ぶ
Rustをプレイするために必要なスペックを満たしたプランが用意されているかどうかを確認しましょう。
Rustのマルチプレイに必要なスペックの目安を参加するプレイヤーの人数ごとに以下にまとめました。
参加人数 | 必要なメモリ |
10人まで | 4GB |
11人~20人 | 8GB |
20人~49人 | 16GB |
50人以上 | 32GB |
ただし、あくまでも上記は目安であり、実際にはMODの有無などによって参加人数が同じでも必要なメモリは変わるものです。
幅広いスペックのプランを用意しているレンタルサーバーであれば、最適なスペックのプランを見つけやすいでしょう。
Rustのゲームテンプレートを提供しているサーバーを選ぶ
Rustのマルチサーバーを簡単に構築できるゲームテンプレートイメージを提供しているサーバーを選びましょう。
テンプレートイメージとは、既にOSやアプリなどのインストールが済んでいる仮想サーバーのイメージのことです。
テンプレートイメージがあると、目的のOSやアプリなどの環境構築を自動的に行わせることができます。
Rustのゲームテンプレートがある場合は、クリック操作のみでマルチサーバーの構築が可能です。
初心者にとって、サーバーに新しくOSやアプリをインストールするのは難しい作業になります。
サーバーを扱うためのスキルや知識を持っていない場合は、Rustのゲームテンプレートを利用できるサービスを選びましょう。
アップグレードに対応しているサーバーがおすすめ
契約期間の途中でプラン変更を柔軟に行えるサーバーと契約することをおすすめします。
レンタルサーバーの中にはアップグレードやダウングレードに対応するサーバーがあり、途中で違うスペックのプランに変更できるため便利です。
たとえば、当初の予定よりも多くのプレイヤーがマルチプレイに参加することになった場合は、スペックが不足するケースがあります。
また、逆に当初予定していたよりも人数が集まらず、サーバーのプランがオーバースペックになるケースもあるでしょう。
アップグレードやダウングレードに対応するサービスがあれば、必要に応じてプラン変更を行い、最適なスペックでRustを楽しめます。
料金の支払い方法を確認しておく
レンタルサーバーの料金を支払う方法としてどのような選択肢が用意されているのかを確認しておきましょう。
多くのレンタルサーバーで主流の支払い方法はクレジットカードですが、クレジットカードを持っていない場合は別の支払い方法を選ぶ必要があります。
クレジットカード以外にもさまざまな支払い方法が用意されているサービスであれば、都合の良い方法で料金を支払えるでしょう。
レンタルサーバーの料金の支払い方法として主なものを以下にまとめました。
- クレジットカード
- 口座振替
- 銀行振込
- コンビニ決済
- 請求書払い
どんな支払い方法があるのかをそれぞれのサービスの公式サイトで事前に調べておきましょう。
似たようなスペックのプラン同士を比較して安いサーバーを探す
できる限り料金の安いサーバーと契約したいならば、似たようなスペックのプラン同士を比較することが大切です。
レンタルサーバーはそれぞれ多くのプランを展開していて、プランごとに料金は異なっています。
メモリやストレージ容量、CPUなどスペックが同じプラン同士で比較しないと、どのサーバーを選んだ方がコストを抑えられるかわからないです。
これからRustのマルチプレイを長期に渡って遊ぶつもりであれば、毎月のコストは大きな負担になります。
無理なくレンタルサーバーとの契約を続けられるように、料金の安さにはこだわりましょう。
マニュアルやサポートの充実さも重要
レンタルサーバーを利用したことがない初心者の場合は、マニュアルやサポートが充実しているサービスを選びましょう。
レンタルサーバーの公式サイトで各種操作や設定の方法を説明しているマニュアルが掲載されていることが多いです。
細かな点まで詳細に書かれていて、説明のわかりやすいマニュアルを用意しているサービスは初心者におすすめできます。
また、電話やチャット、メールなどによるサポートに対応しているか、サポートの対応時間や相談できる範囲なども調べておきましょう。
サポートが充実しているレンタルサーバーであれば、不明点や疑問点、トラブルなどをすぐに解決してもらえます。
Rustにおすすめのレンタルサーバー5選
本記事でおすすめするRustに最適なレンタルサーバーの情報を以下にまとめました。
サーバー名 | 月額料金 | メモリ | Rustのゲームテンプレート | サポート体制 |
---|---|---|---|---|
ConoHa for GAME | 2GB:493円~ 4GB:1,015円~ 8GB:1,628円~ 16GB:3,308円~ 32GB:7,766円~ | 1GB~64GB | ◯ | ・電話サポート ・メールサポート |
Xserver VPS for Game | 2GB:830円~ 4GB:1,700円~ 8GB:3,201円~ 16GB:7,200円 | 2GB~64GB | ◯ | ・メールサポート ・チャットサポート ・電話サポート |
ロリポップfor gamers | 16GB:4,300円 32GB:11,000円 | 16GB~32GB | ◯ | ・電話サポート ・チャットサポート ・メールサポート |
KAGOYA CLOUD VPS | 2コア2GBストレージ25GB:660円 4コア4GBストレージ80GB:1,650円 8コア8GBストレージ100GB:7,150円 10コア16GBストレージ100GB:14,300円 | 1GB~32GB | ◯ | ・電話サポート ・メールサポート |
シンVPS | 2GB:1,530円~ 4GB:3,091円~ 8GB:6,000円~ 16GB:12,001円~ | 512MB~32GB | ◯ | ・電話サポート ・メールサポート |
いずれも幅広いプランが用意されており、Rustのゲームテンプレートを提供していて、サポート体制も充実しています。
ConoHa for GAME
月額料金 | 2GB:493円~ 4GB:1,015円~ 8GB:1,628円~ 16GB:3,308円~ 32GB:7,766円~ |
メモリ | 1GB~64GB |
ストレージ容量 | 100GB |
Rustのゲームテンプレート | ◯ |
サポート体制 | ・電話サポート ・メールサポート |
アップグレード | ◯ |
有料オプション | ・追加ストレージ ・イメージ保存 ・自動バックアップ |
ConoHa for GAMEはRustのゲームテンプレートを用意しており、マルチプレイを簡単にすぐ遊べるのが魅力のサーバーです。
初期費用はかからず、月額料金が394円のプランから用意されており、64GBのプランまであるため大人数のマルチプレイにも対応可能です。
ストレージ容量は100GBであり、有料オプションで後からストレージの追加ができます。
他にもイメージ保存や自動バックアップのオプションが用意されていて便利です。
サポートは電話とメールに対応しており、初心者にもわかりやすく回答してくれます。
最低利用期間は定められていないため、いつでも好きなタイミングで始めて、マルチプレイをしなくなった場合はすぐに解約が可能です。
Xserver VPS for Game
月額料金 | 2GB:830円~ 4GB:1,700円~ 8GB:3,201円~ 16GB:7,200円~ |
メモリ | 2GB~64GB |
ストレージ容量 | 50GB~100GB |
Rustのゲームテンプレート | ◯ |
サポート体制 | ・メールサポート ・チャットサポート ・電話サポート |
アップグレード | ◯ |
有料オプション | ・ストレージ増設 ・イメージ保存容量追加 |
Xserver VPS for Gameは高性能なレンタルサーバーを低価格で利用できるゲーム用サーバーです。
Rustのゲームテンプレートが提供されているため、コマンド入力なしでもマルチサーバーの構築や設定、管理を行えます。
2GBから64GBのプランまで揃っており、参加するプレイヤー数に応じてプランを選べることが可能です。
サポートはメールと電話、チャットで受け付けており、メールサポートは24時間365日対応しています。
いつでもプラン変更ができるため、プレイヤー数が増えた場合はアップグレードができて便利です。
有料オプションとしてはストレージ増設とイメージ保存容量追加が用意されています。
ロリポップfor gamers
月額料金 | 16GB:4,300円 32GB:11,000円 |
メモリ | 16GB~32GB |
ストレージ容量 | 100GB |
Rustのゲームテンプレート | ◯ |
サポート体制 | ・電話サポート ・チャットサポート ・メールサポート |
アップグレード | ◯ |
有料オプション | なし |
ロリポップ! for Gamersはマルチプレイ専用サーバーであり、各ゲームごとに専用プランが用意されています。
Rustのプランではメモリが16GBと32GBのプランが提供されており、どのようなプレイヤー数のマルチプレイにも対応可能です。
サポートは充実しており、電話やチャット、メールからの問い合わせを受け付けています。
Rustのテンプレートイメージがあるため、サーバーの知識がなくても問題なくマルチサーバーの構築やゲームの設定などを行えます。
契約は1ヶ月単位で行えるため、Rustでマルチプレイをしたい場合は短期間だけ借りることも可能です。
公式Discordサーバーが用意されており、コミュニティを活用して仲間を増やすことができます。
KAGOYA CLOUD VPS
月額料金 | 2コア2GBストレージ25GB:660円 4コア4GBストレージ80GB:1,650円 8コア8GBストレージ100GB:7,150円 10コア16GBストレージ100GB:14,300円 |
メモリ | 1GB~32GB |
ストレージ容量 | 25GB~1.6TB |
Rustのゲームテンプレート | ◯ |
サポート体制 | ・電話サポート ・メールサポート |
アップグレード | ◯ |
有料オプション | ・スナップショット ・ロードバランサー ・IPアドレス追加 |
KAGOYA Cloud VPSは多種多様なスペックのプランを展開しているVPSサービスであり、Rustに最適なスペックのプランも用意されています。
Rustのゲームテンプレートが標準搭載されているため、自動的にサーバー構築が可能です。
メモリは1GBから32GBまでのプランがあり、ストレージ容量は1.6TBにまで対応しています。
電話サポートとメールサポートに対応しており、初歩的な質問であっても丁寧に回答してくれるため安心です。
サポートサイトが用意されており、豊富なマニュアルが掲載されているため、疑問点はすぐに解決できます。
シンVPS
月額料金 | 2GB:1,530円~ 4GB:3,091円~ 8GB:6,000円~ 16GB:12,001円~ |
メモリ | 512MB~32GB |
ストレージ容量 | 30GB~1.6TB |
Rustのゲームテンプレート | ◯ |
サポート体制 | ・電話サポート ・メールサポート |
アップグレード | ◯ |
有料オプション | ・ストレージ増設 ・イメージ保存容量追加 |
シンVPSはサーバーがハイスペックであり、処理能力に優れているのが特徴のレンタルサーバーです。
幅広い用途に対応しているVPSサービスであり、Rustのゲームテンプレートも用意されています。
ストレージ容量が1.6TBの大容量プランまで提供されており、それぞれの目的に合わせて最適なプランを選べるのが特徴です。
ストレージ増設のオプションがあり、100GB単位で簡単に容量を増やすことができます。
スケールアップの機能が用意されておりクリック操作で簡単に上位プランへの変更が可能です。
管理画面は使いやすさを重視したデザインとなっており、機能性も兼ね備えていてスムーズに動きます。
Rustサーバーの立て方
Rustのサーバーを立てるまでの流れを以下にまとめました。
- レンタルサーバーの契約をする
- サーバーの情報を確認する
- 作成したマルチサーバーと接続する
- 他のプレイヤーを招待する
Rustのサーバーの立て方を各手順ごとに詳しく紹介します。
手順①:レンタルサーバーの契約をする
まずはRustのマルチサーバーを立てるためのレンタルサーバーと契約をします。
レンタルサーバーを選ぶ際には、Rustのテンプレートイメージを用意しているサービスを選びましょう。
サーバーの公式サイトで申込みフォームの項目を入力して送信し、初回費用の支払いを済ませれば契約ができます。
契約の際にテンプレートイメージを選択できるサービスが多く、契約をすれば自動的にRustのマルチサーバーが構築されるため便利です。
手順②:サーバーの情報を確認する
Rustのテンプレートイメージが用意されているレンタルサーバーと契約した場合は、簡単なクリック操作のみですぐマルチサーバーを立てられます。
Rustのマルチサーバーを立てたならば、サーバーと接続するために必要なサーバーの情報を確認しましょう。
サーバーの情報を確認できる画面でIPアドレスをチェックします。
サーバー名でマルチサーバーに入る方法もあるため、サーバー名もチェックしておきましょう。
手順③:作成したマルチサーバーと接続する
Rustを起動してタイトル画面でF1キーを押すとコンソール画面が表示されます。
コンソール画面に「client.connect {Server IP Address}」を入力してEnterキーを押せば、サーバーへの接続処理が開始します。
上記の{Server IP Address}の部分に、あらかじめ調べておいたIPアドレスを入力しましょう。
初回のワールド生成が終わっている場合は、サーバー名で検索をして接続することが可能です。
手順④:他のプレイヤーを招待する
IPアドレス、あるいはサーバー名を教えれば、他のプレイヤーを招待することができます。
マルチプレイに参加する人達を招待して、実際にマルチサーバーへ入ってもらえば、マルチプレイを進められます。
Rust向けレンタルサーバーに関するよくある質問
Rust向けのレンタルサーバーに関するよくある質問を以下にまとめました。
- レンタルサーバーにMODを導入できますか?
- レンタルサーバーで立てたRustのマルチサーバーのセキュリティは大丈夫ですか?
- 後から別のレンタルサーバーへデータの移行はできますか?
よくある質問に詳しく回答します。
レンタルサーバーにMODを導入できますか?
レンタルサーバーを借りれば、Rustのマルチサーバーを立てて、MODの導入ができます。
MODを導入することで、ゲームのさまざまな設定を変えたり、新しい要素を付け加えたりすることが可能です。
ただし、MODは非公式のプラグインであり、導入は自己責任になるため注意しましょう。
レンタルサーバーで立てたRustのマルチサーバーのセキュリティは大丈夫ですか?
レンタルサーバーを用いてRustのマルチサーバーを立てると、さまざまなサイバー攻撃を受けるリスクがあります。
基本的にマルチサーバーのセキュリティ対策は自身で行わなければいけません。
たとえば、ホワイトリストを作成して、信頼できるユーザーのみを接続できるように設定することが可能です。
ポート番号をデフォルトから変更することも不正アクセスを防ぐのに効果があります。
レンタルサーバー側でWAFなど独自のセキュリティ機能を提供しているケースがあるため事前に調べておきましょう。
後から別のレンタルサーバーへデータの移行はできますか?
既存のレンタルサーバーで作ったRustのマルチサーバーを他社のサーバーへ移行することは可能です。
基本的には自身で既存のサーバーのデータを保存した上で新しいサーバーへ移す作業が必要になります。
データの移行の作業を自分で行う場合は、すべて自己責任となるため注意しましょう。
事前にデータのバックアップを取っておき、データの移行作業中にデータが消失する事態を避けることを意識しましょう。
Rustにおすすめのレンタルサーバーまとめ
Rustをみんなで自由に楽しみたいと考えているならば、レンタルサーバーと契約をしてマルチサーバーを立てることをおすすめします。
いろいろなレンタルサーバーのサービスを比較すれば、自分に合ったサーバーを見つけることができるでしょう。
本記事でおすすめしているレンタルサーバーは、Rustに必要なスペックを満たして、サポートが充実していて、コストパフォーマンスの優れたサービスばかりです。
おすすめのレンタルサーバーと契約を行い、より深くRustを楽しみましょう。