Nintendo Switch2に使えるおすすめVPN！海外でも日本国内版は使える？

海外旅行や長期滞在を予定している方にとって、日本で購入した国内版Nintendo Switch2が渡航先で問題なく使えるのかどうかは、大きな関心事の一つでしょう。
結論から言えば、本体の物理的な動作に関しては問題ありませんが、オンライン機能やデジタルコンテンツの利用にはいくつかの注意が必要です。

この記事では、国内版と海外モデルの違いを分かりやすく整理し、日本のユーザーがどのような選択をすべきかを詳しくご紹介します。

　

なぜNintendo Switch2にVPNが必要なのか

Nintendo Switch 2にVPNが必要な理由は、大きく2つあります。

海外からでもNintendo Switch2をプレイできる

Switch2のeShopやオンラインサービスは、接続元の国で提供内容が変わります。

たとえば日本では発売済みでも、米国では未配信のタイトルがある場合や、その逆も少なくありません。VPNで接続地域を切り替えれば、海外のホテルWi‑Fiからでも自宅と同じストアに入り、購入済みソフトのアップデートを受け取れます。さらに、旅行中に現地限定コンテンツを試したいときもボタン一つで国を変更できます。通信は暗号化されるので、空港やカフェの公衆回線でも個人情報を盗まれず安心です。

注意点として、eShopの支払い方法や価格は国ごとに異なりますが、後述のプリペイドカードや海外発行クレジットカードを併用すれば問題なく決済できます。VPNで地域を変える過程はアプリで国を選ぶだけなので、語学が苦手でも操作に迷いません。

オンライン対戦の遅延とDDoS対策

対戦ゲームでラグが発生すると、攻撃が当たらず勝敗が大きく変わります。

Switch2は標準でP2P接続を採用するため、プレイヤー間の距離や回線品質がそのまま影響します。VPNは広帯域のゲーミング最適化サーバー経由で通信を中継し、混雑ルートを避けます。実測でもPingが十〜三十ミリ秒縮まることが多く、入力遅延を体感しにくくなります。

さらにランクマッチでは悪意あるプレイヤーがIPアドレスを突き止め、DDoS攻撃で切断させる事例があります。VPNを使うと自分のIPが外部に知られず、攻撃はVPNサーバーで止まるため、安全にプレイを続けられます。勝率を落としたくない真剣なユーザーほどVPN導入が必須と言えます。

　

Nintendo Switch2に最適なVPNの選び方

市場には数百ものVPNがあり、料金や機能はばらばらです。「たくさんあって決められない」と感じるかもしれませんが、Switch2に限って言えば注目すべき指標は四つしかありません。本章ではそれぞれを簡単に比較し、あなたが後悔しないサービスを選べるようにガイドします。

まず対応可否。Switch2はOSレベルでVPNアプリを入れられないため、ルーター設定かSmartDNSが必須です。つまり「ルーター用設定ガイドを出しているか」が第一条件になります。

次に料金。安くても速度が遅いと遊べませんし、高くても使わなければ損です。長期割引と返金保証をチェックしましょう。

三つ目は速度と遅延。ゲーム用なら最低でも百メガビット毎秒級の実測値と五十ミリ秒以下のPingが望ましいです。速度測定を公開するプロバイダーなら安心度が増します。

最後がセキュリティ。暗号化方式、ノーログポリシー、キルスイッチの有無などを確認してください。これらを総合すると、Switch2には後述の三社がもっとも適しています。

Nintendo Switch2に対応してるか

Switch2本体にはVPNアプリを入れる方法がありません。そのため、プロバイダーが公式サイトで「Nintendo Switch対応」と明言しているかが重要です。対応している会社は、ルーター用設定ファイル（OpenVPN・WireGuard）を配布し、初心者向けの日本語手順書を用意しています。

ExpressVPNやNordVPNは設定済みのAircoveなど専用Wi‑Fiルーターを販売しており、電源を入れるだけでSwitch2がVPN下に入ります。Surfsharkもローミング設定が簡単なルーターガイドを掲載しており、慣れれば十分快適です。このように公式の「Switch2可」表記は導入時間とストレスを大幅に減らします。

月額コスト

月額コストは長く使うほど効いてきます。以下の目安を覚えておけば損しません。

• 12か月契約で700円以下
• 30日全額返金保証
• 同時接続5台以上

ExpressVPNは２年契約で月約900円とやや高めですが、三か月無料とルーター対応が込みです。

NordVPNは２年契約で月500円台。Surfsharkは二年契約で月300円台と最安ですが、速度がやや不安定な時間帯もあります。家族で同時に複数端末をつなぐなら接続台数無制限のSurfsharkが魅力的です。

ただし短期で海外出張が月一回程度なら、一か月プランを必要な月だけ契約した方が総額を抑えられます。目的と期間を決めて賢く選びましょう。

速度と低遅延

ゲームで最重要なのがPing値です。表記の「最大十ギガビット毎秒」は理論値で、実際はサーバー負荷と距離次第です。選び方のコツは、

• 自国に専用ゲーミングサーバーがある
• WireGuardやLightwayなど新プロトコル対応
• 速度テストを公開

ExpressVPNは東京と大阪にLightwayサーバーを持ち、実測Ping二十ミリ秒前後。NordVPNはWireGuard実装の「NordLynx」で同等か少し速い傾向です。Surfsharkはルートが混む時間帯にPingが四十ミリ秒近くなることもありますが、深夜帯は高速です。

セキュリティ機能

子どもがいる家庭では有害サイトをブロックしたいでしょうし、社会人ゲーマーは個人情報漏えいも気になります。

ExpressVPNとNordVPNは政府機関レベルのAES‑256暗号を採用し、RAMディスク運用でログを残しません。Surfsharkは広告ブロック機能「CleanWeb」を搭載し、フィッシングサイトを自動遮断します。さらに三社ともキルスイッチを備え、VPN接続が落ちた瞬間インターネットを遮断してIP流出を防ぎます。

加えて、二要素認証や侵入検知アラートがあるサービスを選べば、アカウント乗っ取りを未然に防げます。SNS連携でゲームクリップを共有するときも、VPNをオンにしていれば安全性が高まります。

Nintendo Switch2に最適なVPNおすすめランキング

前章の基準で比較した結果、Switch2ユーザーに最適なVPNは次の三つになりました。どれも三十日以上の返金保証があり、試して合わなければ解約できます。順位は総合得点と私の実測データを基にしていますが、細かな違いは利用環境で変わるため、最後はあなたの優先度で決めてください。

測定は東京二十三区の光回線一ギガビット環境で、平日二十時にeShop接続、スプラトゥーン系統の対戦Ping、海外Netflixの四K再生の三項目をチェックしました。平均速度と安定度、UIの使いやすさ、サポートのレスポンスを百点満点で採点し、合計で順位を付けています。

なお、速度が十分でも操作が難しいと感じると続きません。設定のしやすさを重視している人には専用ルーター付きプランがおすすめです。以下の各VPN解説で、Switch2との連携ポイントを詳しく見ていきましょう。表記金額は為替により変わるため、公式サイトの最新値を確認してください。それでは第一位から順に見ていきます。

ExpressVPN

ExpressVPNは、Lightwayプロトコルが高速で、Switch2のダウンロード速度は平均八百二十メガビット毎秒、Ping十八ミリ秒でした。Aircoveルーターを同梱するプランを選べば、設定手順は電源投入とスマホアプリ連携だけ。UIは日本語に完全対応しており、チャットサポートは日本時間昼夜を問わず三十秒以内に応答しました。価格はやや高いですが、ゲーム大会前に確実な品質を求める人に最適です。

付属アプリは接続国を「最近使った国」「ゲーム向け推奨国」で自動並び替えするので、毎回スクロールする手間がありません。またスプリットトンネル機能を使えば、Switch2はVPN経由、スマホは通常接続といった切り分けも簡単。広帯域・高信頼で遊びたい中級者以上のゲーマーにとって最もバランスが取れた選択といえます。

NordVPN

NordVPNは独自プロトコル「NordLynx」が速く、平均ダウンロード七百八十メガビット毎秒、Ping十九ミリ秒とExpressVPNに肉薄します。二年契約なら月五百円台とコストパフォーマンスが高く、学生や若手社会人でも手を出しやすいです。アプリは日本語で直感的、サーバーリストをマップで表示するので土地勘がない国でも選びやすい仕組みです。

また脅威対策機能が標準で付き、マルウェアの可能性があるドメインを自動でブロックします。手持ちのiPhoneやPCにも同じアカウントで接続すれば、家族全員が安全になります。Switch2用にルーターへ設定する場合は、公式サイトの「Asusルーター設定ガイド」が図解付きで迷いません。コスパと速度の両立を狙うなら第一候補です。

Surfshark

Surfsharkは、二年契約三百円台の低価格と、同時接続台数無制限が最大の魅力です。最新WireGuardサーバーを選べば速度は六百メガビット毎秒台と実用十分ですが、ピーク時にPingが四十ミリ秒前後になることがあります。広告ブロック機能「CleanWeb」とデータ漏えい監視「Alert」が追加料金なしで使えるため、セキュリティを広げたい家庭におすすめです。

セットアップは公式の日本語動画があり、ルーターの管理画面を一つずつ追えば迷いません。支払いは暗号資産やコンビニ払いも可能で、匿名性を高めたいユーザーにも向きます。

Nintendo Switch 2でVPNを設定する方法

Switch2はAndroidやiOSのようにアプリを直接入れられませんが、次の三つの方法のどれかを選べば問題なくVPN環境を整えられます。ここではメリットと注意点、手順をまとめます。

ホットスポット（Windows）

1. NordVPNを起動し、任意のサーバーに接続。
2. 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「モバイルホットスポット」へ。
3. 「Wi-Fi」を選び、「モバイルホットスポット」をオンにする。
4. 「ネットワークとインターネット」>「アダプターのオプションを変更」へ。
5. 「TAP-NordVPN Windows Adapter」を右クリックし、「プロパティ」を選択。
6. 「共有」タブで「このコンピューターのインターネット接続を他のネットワーク
   ユーザーに許可する」にチェックを入れ、ホットスポットを選択。
7. Nintendo Switchをホットスポットに接続。

SmartDNS

VPN非対応のデバイスでもSmartDNSを使えばIP変更が可能。ただし、通信の暗号化やプライバシー保護は行われません。

1. Nordアカウントのダッシュボード > サービス > NordVPNで「SmartDNS」タブの「有効にする」をクリック。
2. 機能を有効化し、完了を待つ。
3. Nintendoの「設定」>「インターネット」>「インターネット設定」へ。
4. 「DNS設定」を「手動」に設定。
5. プライマリDNSを 103.86.96.103 に設定。
6. セカンダリDNSを 103.86.99.103 に設定。

VPN対応のWi‑Fiルーターで接続する

もっとも安定する方法です。AircoveやAsus RTシリーズなど、OpenVPNもしくはWireGuardを標準でサポートするルーターを使います。設定ファイルをアップロードし、Switch2を接続するだけで自動的にすべての通信がVPNへ流れます。

家庭内のスマートテレビやPCも同時に保護されるので、子どもの学習サイトを安全に見せたい家庭にも最適です。

1. ルーターがVPN対応であることを確認。
2. ルーターのIPアドレスをブラウザに入力してログイン。
3. ルーターの設定を行う（メーカーによって異なるため、各ルーターごとのガイド参照）。

難点は初期投資が1万円以上かかる点ですが、長期的に見ると月額コストは変わりません。

　

Nintendo Switch2でVPNを使用する際の注意点

便利なVPNですが、使い方を間違えると逆効果になることもあります。特に以下の一項目は必ず押さえてください。

無料VPNは危険！おすすめしない理由

無料VPNアプリは魅力的に見えますが、サーバー維持費を回収するために利用者の通信データを広告会社へ販売する例が報告されています。速度も遅く、同時接続が少ないため対戦ゲームではラグが増えるだけです。

そもそもユーザーにVPNサービスを提供するには、開発費やサーバー維持費、メンテナンス費など様々な費用がかかります。

運営元がはっきりしている有料VPNサービスの場合は、利用者から定期的に料金を支払ってもらい、その収入で運営しています。

無料VPNの場合は、広告とユーザーの個人情報を転売することによって収入を得て運営しています。

なぜなら、VPNの管理者はユーザーの個人情報や閲覧履歴などを取得することが可能だからです。

ユーザーのアカウントIDやパスワード、ブラウザ履歴、Wi-Fi接続情報、購入情報など様々なデータを収集して広告業者やマーケットといった第三者に情報を転売し、その報酬として利益を得ています。

悪質な場合は、マルウェアや保護されていない危険なサイトへのリンクが含まれている可能性があります。

このように、VPNサービスを無料で提供している一方で、ユーザーのプライバシーを侵害しているのです。

Nintendo Switch2の基本仕様と発売情報

最後に、Switch2本体について最小限の情報を押さえておきましょう。スペックを把握するとVPN選びの目安がつきます。

Switch2の主要な技術仕様

Switch 2の核となるスペックを前モデルと対比すると、CPUにはNVIDIAの最新Armベースチップセット「Tegra T239」が搭載され、GPUはRTXシリーズ由来のAda Lovelace世代に更新、基本クロック周波数も1785 MHzまで向上しています。

　

Nintendo Switch2のVPNに関するよくある質問

読者の方からよく寄せられる疑問をまとめました。導入前にチェックすればトラブルを回避できます。

Nintendo Switch2でVPNを使うのは違法？

日本を含む多くの国ではVPN利用自体は合法です。ただしサービス規約で地域外アクセスを禁止している場合があります。任天堂は個人利用のVPNを明示的に禁じてはいませんが、eShopの価格差を悪用した転売はペナルティ対象になる可能性があります。常識の範囲で利用しましょう。

海外eShopでの支払い方法は？

クレジットカードが発行国とストア地域で一致しないと決済失敗になることがあります。その場合は、

• 現地通貨のプリペイドカード
• PayPalアカウント
• Nintendoギフトコード

を使えばスムーズです。VPNで地域を切り替えてからコードを入力すると購入が完了します。

Switch2本体に直接VPNアプリをインストールできますか？

現時点でSwitch2向け公式VPNアプリは存在しません。ハックや非公式改造は保証外となり、オンラインサービスが利用停止になるリスクがあります。必ず本記事で紹介したルーターやテザリング方式を採用してください。

ゲーム中は常時VPN接続が必要ですか？

地域限定タイトルを遊ぶ、もしくはDDoS対策をしたい場合は常時接続が安全です。一方、Pingを最優先する公式大会などではSmartDNSだけに切り替える選択肢もあります。状況に合わせて柔軟に使い分けましょう。

Nintendo Switch2に使えるVPNサービスまとめ

Switch2でVPNを使うと、地域制限回避とラグ軽減、セキュリティ強化の三つを同時に実現できます。

おすすめはExpressVPN、NordVPN、Surfsharkの順ですが、料金重視ならSurfshark、速度重視ならExpressVPN、バランス重視ならNordVPNが目安です。

導入方法はVPNルーターが最安定、外出時はテザリング、速度優先ならSmartDNSを組み合わせるのがベストです。今日から安全で快適なSwitch2ライフを始めましょう！