リトルサーバーは格安レンタルサーバーとして注目されており、費用を抑えたい方は気になるのではないでしょうか。
しかし、格安のサービスは機能面や信頼性などで不安が生じるため、実際に使ったことのある方からの評判は気になるものです。
本記事では、リトルサーバーを利用した人の口コミから分かるメリット・デメリットを紹介します。
リトルサーバーは利用価値のあるレンタルサーバーなのか、自分に向いているのか知りたい方は参考にしてください。
\ 公式サイトはこちら /
リトルサーバーとは?機能や特徴を紹介
運営会社 | 株式会社リトルネットワーク |
月額料金 | ミニプラン:150円~ ワードプラン:195円~ リトルプラン:250円~ ビッグプラン:430円~ |
独自ドメイン | 無制限 |
データベース | 3個~50個 |
自動バックアップ | ◯ |
サポート体制 | ・メールサポート |
リトルサーバーは株式会社リトルネットワークによって運営されているレンタルサーバーです。
格安料金でサービスを提供しているのが特徴であり、月額150円のプランから用意されています。
また、無料お試し期間が20日分用意されており、実際に機能やサービスの質などを確認してから契約できるため安心です。
すべてのプランで独自ドメインが無制限となっており、データベースの上限はプランによって3個から50個となっています。
いずれのプランもデータベースが使えるため、WordPressを用いたWebサイトの制作が可能であり便利です。
7日分の自動バックアップは全プランで完備されており、データが消失したとしてもすぐ復旧できます。
無料独自SSLやSSHログイン、PHP5/7/8などもすべてのプランで標準搭載されており、低価格でありながら本格的なWebサイトの運用ができるのが魅力です。
以下ではリトルサーバーを活用してできることについて詳しく紹介します。
リトルサーバーでできること
リトルサーバーを活用してできることを以下にまとめました。
- 個人で趣味のWebサイトやブログを開設する
- ビジネス目的のWebサイトを開設する
- 複数のWebサイトを開設する
- メールアドレスを作成する
リトルサーバーは格安料金で利用できるため、個人で趣味のWebサイトやブログを開設したい方におすすめできます。
また、商用利用が認められているため、ビジネス目的のWebサイトの開設も可能です。
マルチドメインが認められているため、複数のWebサイトを開設して運用することもできます。
メールアドレスを作成して運用することも可能です。
以上のようにリトルサーバーは幅広い目的に活用できます。
リトルサーバーの料金・プラン
リトルサーバーの各プランの料金や機能などをまとめました。
プラン名 | ミニプラン | ワードプラン | リトルプラン | ビッグプラン |
初期費用 | 920円 | 920円 | 920円 | 920円 |
月額料金 | 150円~ | 195円~ | 250円~ | 430円~ |
ストレージ容量 | 20GB | 30GB | 60GB | 120GB |
転送量/日 | 30GB | 45GB | 90GB | 180GB |
データベース数 | 3個 | 5個 | 10個 | 50個 |
マルチFTPアカウント | 20個 | 20個 | 50個 | 100個 |
ミニプランからビッグプランまで全部で4つのプランが用意されており、上位プランほどストレージ容量やデータベース数、マルチFTPアカウントの個数などが増えるのが特徴です。
転送量も上位のプランほど増えるため、サイトの規模が大きい場合は上位プランの契約を検討しましょう。
SSHログインやアクセス解析、ウイルスチェックといった機能はすべてのプランで共通して利用できます。
以下ではリトルサーバーと契約する際にどのプランを選ぶべきなのかポイントを紹介します。
初心者や費用をとにかく抑えたい方はミニプランがおすすめ
ミニプランはレンタルサーバーの初心者や、とにかく費用を抑えたい方におすすめです。
Webサイトを運営する上で必要な機能はすべて揃っています。
WordPressを利用して、複数のサイトを運営することが可能です。
マルチFTPアカウントがあり、複数人でのWebサイトの管理にも対応できます。
月額は150円から利用できるため、とてもコスパに優れているのがミニプランです。
WordPressを運用したい、ミニプランでは物足りない方にはワードプランがおすすめ
WordPressに特化しているのがワードプランのため、WordPressを本格的に運用したい方におすすめできます。
高速化機能が搭載されていて、WordPressを快適に扱うことができるプランです。
ミニプランではスペックが物足りない場合にもワードプランはおすすめできます。
本格的にレンタルサーバーを活用したい場合はリトルプランがおすすめ
レンタルサーバーを本格的に活用したいならば、リトルプランをおすすめします。
リトルプランはミニプランやワードプランよりも機能が充実していて、スペックも高いです。
ストレージ容量やデータベース数などが増加しているため、複数のWebサイトを運営したい方に適しています。
SNIやモジュール版PHPにも対応していて、ショッピングサイトや通販サイトなどの構築にも最適です。
ビジネスでの利用にはビッグプランがおすすめ
ビッグプランは他のプランよりも収容ユーザーが少なく設定されており、余裕のあるリソースを活用できるのが特徴です。
多数のWebサイトを運営したい方やビジネスで本格的にレンタルサーバーを活用したい方にビッグプランはおすすめできます。
ストレージ容量や転送量には十分な余裕があるため、リソース不足に陥るケースは少ないです。
ハイスペックでありながら月額430円から利用できるため、コストを抑えることができます。
注意点としてビッグプランでは契約できるユーザーの上限数が設けられているため、一定数に達すると申し込みができなくなります。
\ 公式サイトはこちら /
リトルサーバーの悪い評判から分かったデメリット
リトルサーバーの悪い評判を調査して分かったデメリットは以下の通りです。
- 初期費用がかかる
- DNS設定は問い合わせをしないとできない
- 情報が少ない
リトルサーバーにはどのようなデメリットがあるのか詳しく紹介します。
初期費用がかかる
リトルサーバーはすべてのプランで契約する際に初期費用がかかる点について不満の声がありました。
他社のレンタルサーバーの中には初期費用が一切かからないサービスが多いです。
特に格安料金で提供されているレンタルサーバーは初期費用が無料のケースが多いため、リトルサーバーは初期費用がかかる点はデメリットといえます。
ただし、リトルサーバーは月額料金が低く設定されており、すべてのプランで月額500円以下で利用できるのが特徴です。
初期費用と月額料金を含めて考えると、トータルでかかる費用は他社よりも安くなっており、初期費用がかかっても大きな負担になることはありません。
また、契約を更新する際に更新費用が請求されることなく、月額料金の支払いだけで更新できます。
DNS設定は問い合わせをしないとできない
リトルサーバーではDNS設定をするのに問い合わせをしなければいけない点で不満の声がありました。
DNS設定とは「Domain Name System」のことであり、ドメイン名とIPアドレスを関連付けるために必要になります。
DNS設定を正しく行わないと、Webサイトが正しく表示されなくなったり、メールが使えなくなったりするため、重要な設定です。
他社のサービスでは、管理画面上でDNS設定ができるケースが多いため、自身ですぐに設定ができないリトルサーバーは不便さを感じるでしょう。
リトルサーバーでDNS設定を変更したい場合は個別対応になるため、事前にサポートまで申請する必要があります。
情報が少ない
リトルサーバーは情報が少ない点について悪い評判がありました。
他社の有名なレンタルサーバーと比較するとリトルサーバーはあまり情報が出回っていません。
リトルサーバーのサービスが開始したのは2016年であり、レンタルサーバーの中では比較的歴史が浅いサービスといえます。
利用者の数は老舗のサービスと比較すると少ないため、どのようなサービスなのかよく分からずに不安を感じる人もいるでしょう。
情報が少ない場合は、何かトラブルが起きた時に参考になる情報がなかなか見つからないため困るケースがあります。
ただし、リトルサーバーでは公式サイトにマニュアルが公開されており、メールで問い合わせをすればさまざまな質問に答えてくれます。
また、リトルサーバーを利用して良かったという声は少なくありません。
情報が少なかったとしても、リトルサーバーについて過度に不安を感じる必要はないでしょう。
リトルサーバーの良い評判から分かったメリット
リトルサーバーの評判から分かるメリットは以下の通りです。
- メールの返信が早い
- 安いのに多機能
- 同人系サイトを運営できる
リトルサーバーのメリットについて詳しく紹介します。
メールの返信が早い
リトルサーバーはメールの返信が早い点について評価されていました。
リトルサーバーはサポートを原則としてメールでしか受け付けていません。
メールサポートのみの対応ですが、返答を迅速に行なってくれるため、何か問題が起きた場合はすぐ解決できます。
公式ではメールによる問い合わせがあった場合には24時間以内に返答を行うという記述があります。
ただし、問い合わせが集中している場合や、回答するのに調査が必要な場合には、回答が遅れるケースがあるため注意しましょう。
安いのに多機能
リトルサーバーは料金が安くて多機能である点が評価されています。
月額料金が500円未満であるにもかかわらず、SSHや独自SSL、Cronをすべてのプランで利用できるのが特徴です。
マルチドメインに対応していて、独自ドメインを無制限に設定できます。
自動バックアップ機能が搭載されており、過去7日分のデータは常にバックアップされるため便利です。
その他にも、マルチアカウントFTPや各種CMSの簡単インストール、アクセス解析補助、高速化設定など便利な機能が豊富に揃っています。
機能性と料金の安さの両方を重視している方にリトルサーバーはおすすめです。
同人系サイトを運営できる
リトルサーバーでは同人系のサイトを運営できる点が評価されていました。
公式サイトでは同人サイトの公開を問題なく行えると説明しています。
ただし、同人サイトを運営したい場合は以下の条項を守らなければいけません。
- 他者の著作物を無断で公開・配信しない
- 年齢制限が必要なコンテンツには年齢確認ページを設ける
- 苦情や公開停止を要請された場合にはコンテンツの修正や削除に応じる
- その他、リトルサーバーの利用規約を遵守する
権利関係に問題のない同人サイトであれば、規約に違反することなく運営できます。
ただし、アダルト系サイトについては文章を主体としたコンテンツのみ認められています。
\ 公式サイトはこちら /
リトルサーバーと他社サーバーを比較
リトルサーバーと他社サーバーの料金やスペックなどを比較しました。
サーバー名 | リトルサーバー | エックスサーバー | ロリポップ | ラッコサーバー |
初期費用 | 920円 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額料金 | ミニプラン:150円~ ワードプラン:195円~ リトルプラン:250円~ ビッグプラン:430円~ | スタンダード:990円~ プレミアム:1,980円~ ビジネス:3,960円~ | エコノミー:99円~ ライト:264円~ スタンダード:495円~ ハイスピード:550円~ エンタープライズ:2,200円~ | RK1:330円~ RK2:743円~ RK3:1,485円~ |
ストレージ容量 | ミニプラン:20GB ワードプラン:30GB リトルプラン:60GB ビッグプラン:120GB | スタンダード:500GB プレミアム:600GB ビジネス:700G | エコノミー:120GB ライト:350GB スタンダード:450GB ハイスピード:500GB エンタープライズ:1.2TB | RK1:100GB RK2:400GB RK3:600GB |
無料お試し期間 | 20日間 | 10日間 | 10日間 | 30日間 |
リトルサーバーは初期費用がかかる点が他社と比較してデメリットといえます。
月額料金は他社と比較してリトルサーバーは安めとなっており、一番料金の高いプランでも月額430円から利用できるためリーズナブルです。
ストレージ容量は他社と比較してリトルサーバーは少なめになっている点には注意しましょう。
無料お試し期間は他社と比べるとリトルサーバーは20日間で長めになっています。
基本的にリトルサーバーは個人での利用を想定したサービスであり、ビジネスや法人で利用したい場合は他社の方が適しているでしょう。
個人で趣味でレンタルサーバーを利用したいケースでは、そこそこのスペックで料金が安いためリトルサーバーはおすすめです。
リトルサーバーの導入・申し込む手順
リトルサーバーを導入するまでの手順を以下にまとめました。
- フォームに入力をする
- プランを選ぶ
- サーバー情報を入力する
- 無料お試し期間
- 入金を行い本登録を済ませる
以下ではリトルサーバーの申し込みから導入までの流れを手順ごとに詳しく紹介します。
手順①:フォームに入力をする
まずはリトルサーバーの公式サイトにある「お申し込みページ」にアクセスして、フォームに必要な情報を入力します。
必須の必要事項は、名前と電話番号、住所、連絡用メールアドレスです。
連絡用メールアドレスに誤りがあると以降の手続きが進まなくなるため、正確に入力しましょう。
手順②:プランを選ぶ
リトルサーバーでは全部で4つのプランを用意しているため、契約したいプランを選んでチェックを入れましょう。
それぞれのプランごとに月額料金やストレージ容量、機能、転送量の制限などに違いがあります。
それぞれの用途や予算などを踏まえた上で最適なプランを選びましょう。
また、契約後に上位プランへの変更はいつでも行うことができるのですが、下位プランへの変更はできません。
手順③:サーバー情報を入力する
次にサーバー情報の入力が必要になります。
サーバーへログインするために必要になるユーザーIDとパスワード、アカウントを入力します。
アカウントは、初期ドメインとして設定されるアカウントドメインのことで、アカウントとして入力した文字の後ろに.lsv.jpを加えたものが初期ドメインです。
ユーザーIDとアカウントについては後から変更できないシステムとなっているため、慎重に決めましょう。
使用できる文字列や文字数について細かなルールが決められているため、画面に表示される指示に従って入力してください。
手順④:無料お試し期間
リトルサーバーでは20日間の無料お試し期間が用意されています。
コントロールパネルにログインすれば、さまざまな機能や設定を行うことができます。
お試し期間内では以下の制限があるため注意しましょう。
- プラン変更負荷
- SSH負荷
- 転送量10GB/日
- メールアドレス数は最大5個
上記の制限を除けばすべての機能を通常通りに利用できます。
ホームページやメールに関する各種機能や設定を実際に行ってみて、問題がないか確認しましょう。
手順⑤:入金を行い本契約を済ませる
お試し期間で利用してみて問題がなければ本登録の手続きを済ませましょう。
お試し期間内に各プランの利用料金を支払うことで本契約が完了します。
本契約した場合は、お試し期間内の設定内容やデータなどはそのまま引き継いで利用可能です。
また、契約月については料金は完全無料であり、料金の請求は翌月からとなります。
リトルサーバーでは支払い方法としてクレジットカードと銀行振込に対応しています。
クレジットカードで支払いをした場合は、契約が自動更新されるため便利です。
リトルサーバーに関するよくある質問
リトルサーバーについてのよくある質問は以下の通りです。
- ストレージ容量が超過するとどうなりますか?
- メール送信数の上限はありますか?
- 解約をするにはどうすればいいですか?
- 自動バックアップを利用するにはどうすればいいですか?
- サポートの対象外となるものは何ですか?
リトルサーバーに関するよくある質問に詳しく回答します。
ストレージ容量が超過するとどうなりますか?
ストレージ容量が超過したとしても、すぐに利用が制限されるわけではありません。
ただし、自動バックアップについては、ストレージ容量が超過すると予告なく実行されなくなる可能性があります。
また、ストレージ容量を大きく超過した場合には、リトルサーバーからメールが届いて不要なファイルの削除を要請されます。
ファイルの削除に応じない場合は、リトルサーバーの判断でファイルの削除や制限が行われるケースがあるため注意しましょう。
ストレージ容量が超過したことが原因でデータが消失した場合は、それに伴って発生する不利益は免責となります。
自身が契約したプランのストレージ容量の上限を確認して、超過しそうになった場合は不要なファイルを削除しましょう。
メール送信数の上限はありますか?
リトルサーバーでは24時間あたりに送信できるメール数に上限を設けています。
メール送信件数の上限値は以下の通りです。
- ミニプラン:1,000件/日、20件/分
- ワードプラン:1,000件/日、20件/分
- リトルプラン:5,000件/日、30件/分
- ビッグプラン:5,000件/日、50件/分
メール送信数の上限値を1件でも超えるとメールを送信できなくなります。
また、リトルサーバーを用いて迷惑メールを送信した場合は、上限値とは関係なく制限の対象です。
不正プログラムに感染してメール送信が行われているケースでも制限が実施されます。
送受信できるメールのサイズは1件あたり200MBまでです。
メールボックスの上限は、メールドメイン1つにつき10,000件/3,000MBとなっています。
解約をするにはどうすればいいですか?
リトルサーバーの解約手続きをしたい場合はコントロールパネルから手続きを進められます。
クレジットカード払いを選んでいる場合は契約満了の5日前までに解約手続きをしなければいけません。
解約手続きに遅れると自動更新となるのですが、契約満了日までであれば連絡をすることで返金されます。
銀行振込の場合は契約満了日から10日経過した時点でアカウントがロックされ、さらに10日経つと自動的に解約の処理が進みます。
自動バックアップを利用するにはどうすればいいですか?
リトルサーバーで用意されている自動バックアップの機能は特に手続きをしなくても利用できます。
毎日深夜から早朝にかけて自動的にバックアップが実施されるため便利です。
自動バックアップはすべてのプランが対象であり、バックアップや復元を利用するのに料金はかかりません。
バックアップの対象となるデータはホームディレクトリとデータベース、メールボックスにあるデータです。
データの復元を希望する場合は、復元したいデータの日時をサポートまで連絡すると、圧縮ファイルで送付してくれます。
自身でバックアップデータからの復元が難しい場合は、無料で復元の代行を依頼することも可能です。
サポートの対象外となるものは何ですか?
リトルサーバーでは以下の事項について原則としてサポートの対象外となっています。
- HP作成やhtml、cgiなどに関する質問
- CMSの利用方法やトラブルについての質問
- WordPressのテーマやプラグインなどに関する質問
- 他社提供サービスに関する質問
- DNSの詳細設定に関する質問
- 各プログラムやコマンドの操作方法に関する質問
- 各ソフトやツールなどに関する質問
基本的にはリトルサーバーの提供するサービスや基本的な設定項目などについての質問にのみ回答をもらえます。
ツールやプラグインなどの詳しい使い方については、提供元のヘルプやマニュアルなどを活用しましょう。
リトルサーバーの評判まとめ
リトルサーバーは月額500円未満の格安料金で利用できるレンタルサーバーであり、口コミでの評価は高いです。
サポートの返信が早い点や低価格で機能が充実している点などで支持されています。
個人が趣味のWebサイトやブログを開設したいケースからビジネスで利用したいケースにまで対応可能です。
リトルサーバーの評判を踏まえた上で実際に契約するかどうか検討してみましょう。