サーバーをレンタルで利用できるホスティングサービスは幅広い用途に活用できるため、個人から法人にまで利用されています。
しかし、ホスティングサービスの数は多く、それぞれ特徴が異なるため、選び方にこだわることが重要です。
本記事ではホスティングサービスの選び方からおすすめサービス10選まで紹介します。
これからホスティングサービスの利用を考えている方はぜひとも参考にしてください。
ホスティングサービスとは
ホスティングサービスとは、サーバーを貸し出すサービスのことであり、サーバーを利用する権利を得られます。
ホスティングサービスは幅広い用途に活用することができて、個人から法人まで利用される需要の高いサービスです。
ホスティングサービスの主な用途を以下にまとめました。
- ホームページ・ブログの開設
- メールアドレスの運用
- アプリケーションの開発
- ファイルの共有
- ゲームのマルチプレイ
自力でサーバー環境を構築するには多くの費用がかかり、専門的な知識・技術が要求されます。
ホスティングサービスであれば、一からサーバーを準備する必要がなく、手間と費用を省くことができるため便利です。
以下ではホスティングサービスの特徴について具体的に紹介します。
ホスティングサービスの特徴
ホスティングサービスの特徴を以下にまとめました。
- インターネットを経由してサーバーをレンタルできる
- セキュリティ対策は運営会社側で実施済み
- 障害への対応は運営会社が行う
- 低コストですぐに始められる
ホスティングサービスはインターネットを経由してサーバーを利用できるのが特徴です。
セキュリティ対策は運営会社側で実施しているため、安心して使えます。
万が一、サーバーがダウンしたとしても、運営会社側で対応してくれるため、保守管理の負担はかかりません。
自前でサーバーを用意するのと比較して低コストであり、申込みをすればすぐに利用を開始できます。
以上のように多くのメリットがあるため、ホスティングサービスは利用価値の高いサービスです。
ホスティングサービスの種類
ホスティングサービスの種類を大きく分けると以下の4つがあります。
- 共有ホスティング
- 専用ホスティング
- VPS
- クラウドホスティング
それぞれ仕組みが異なっており、メリット・デメリットが違います。
以下では、ホスティングサービスの種類について詳しく解説します。
共有ホスティング
共有ホスティングとは1台のサーバーを複数のユーザーが共有して使用する形式を指します。
共有ホスティングの場合は、ユーザーがサーバーを独占して使用できないのが特徴です。
それぞれのユーザーがサーバーのリソースを活用するため、他のユーザーの影響を受けるリスクがあります。
他のユーザーが多くのリソースを使うと、サーバーの動作が重くなり、Webサイトの表示が遅くなるなどの影響が出ます。
ただし、共有ホスティングは他のタイプのホスティングサービスと比較すると低価格で利用できる点はメリットです。
専用ホスティング
専用ホスティングとは、ユーザーが一台の物理サーバーを独占して使用できるサービスです。
専用ホスティングでは、自身で自由にカスタマイズしてサーバーを利用できます。
どんなソフトやプログラムをインストールするのか、どのような設定でバックアップを取るのかなど自由な設定が認められています。
他のユーザーが利用することがないため、処理速度が安定して維持されるのが専用ホスティングのメリットです。
ただし、専用ホスティングは比較的コストが高く、扱う際に専門的な知識が必要になる点にも注意しなければいけません。
VPS
VPSは日本語にすると仮想専用サーバーのことであり、1台の物理サーバーを仮想的に分割し、ユーザーが専有できる仮想のサーバーを提供するのが特徴です。
そのため、VPSは共有ホスティングと専用ホスティングの特徴を併せ持つサーバーといえます。
専用ホスティングよりも安い料金で同等の機能を利用できるのがVPSのメリットです。
ただし、あくまでも1台の物理サーバーを複数のユーザーで利用する形態のため、専用ホスティングと比較すると安定性は劣ります。
また、VPSを扱うためには高度な専門知識が要求される点にも注意が必要です。
クラウドホスティング
クラウドホスティングとは、クラウド環境上に仮想サーバーを構築するタイプのホスティングサービスです。
クラウドホスティングは仮想化技術を用いてサーバー環境を提供するのが特徴で、サーバーの処理能力を柔軟に設定できます。
拡張性に優れており、リソースの追加や削除を簡単に行えるのが特徴です。
アクセス数が増えたときに自動でリソースを追加できるなど柔軟な運用ができます。
料金は従量課金制が採用されるケースが多く、アクセス数が増大したために高額な料金が請求されるといったケースには注意が必要です。
また、クラウドホスティングを扱うには専門的な知識が必要であり、担当するエンジニアを用意しなければいけません。
ホスティングサービス選びの重要ポイント
数あるホスティングサービスの中から目的に合わせて最適なサービスを選ぶためのポイントを以下にまとめました。
- 目的に合ったスペックや機能を確認する
- 料金システムの詳細を確認する
- サポート体制の充実度をチェックする
- セキュリティ体制を確認する
- 評判を調べる
ホスティングサービス選びのポイントについて詳しく解説していきます。
目的に合ったスペックや機能を確認する
ホスティングサービスのスペックや機能が目的に合ったものかどうかを確認しましょう。
たとえば、画像や動画を多く扱うWebサイトの開設を考えているならば、十分なストレージ容量が必要になります。
具体的にどの程度のストレージ容量が必要になるのかを計算しておけば、ホスティングサービスを選ぶ際の参考になるでしょう。
処理能力に影響するメモリやCPUも重要な要素であり、Webサイトの表示速度などに影響します。
ユーザーが快適に閲覧できるWebサイトを運用したいならば、メモリやCPUにもこだわりましょう。
料金システムの詳細を確認する
ホスティングサービスの料金システムがどのようになっているのか詳細を確認しておきましょう。
ホスティングサービスの利用にかかる費用は、大きく分けると初期費用とサービス利用料金があります。
初期費用は0円に設置されているサービスが多いですが、高スペックなサーバーの場合は初期費用がかかるケースがあります。
ホスティングサービスを利用するために支払うことになるのがサービス利用料金です。
サービス利用料金は、月払いや年払い、一括払いなどさまざまな支払い方法が存在しています。
さらに、オプションを利用する場合はオプション料金を支払わなければいけません。
どのような項目の料金が請求されるのか、トータルでどのくらいの料金を支払うのか、契約をする前にチェックしましょう。
サポート体制の充実度をチェックする
ホスティングサービスを利用する際の疑問点やトラブルなどを解決するためにサポート体制の充実度は重要になります。
基本的にサーバーは24時間365日常に稼働することを前提として利用するものです。
しかし、サーバーにさまざまな障害や不具合が生じることがあり、問題が起きたときにはサポートを頼ることになります。
サポート体制はそれぞれのサービスごとに異なっており、問い合わせの受け付け方や対応日時などに違いがあります。
電話サポートに対応していて、24時間365日問い合わせを受け付けているサービスであれば安心して利用できるでしょう。
セキュリティ体制を確認する
ホスティングサービスを利用してWebサイトを公開するならば、セキュリティ対策は特に重要になります。
セキュリティに脆弱性があると、サイバー攻撃を受けるリスクがあり、情報改ざんや情報流出が引き起こされるからです。
ホスティングサービスがセキュリティ対策に力を入れている場合は、さまざまな措置を講じてセキュリティ性を高めてくれます。
たとえば、24時間365日の監視や常時SSL化、ウェブサイトの改ざん通知、脆弱性診断などは重要なセキュリティ対策です。
ホスティングサービスが具体的にどのようなセキュリティ対策に取り組んでいるのか事前に調べて比較しましょう。
評判を調べる
ホスティングサービスを選ぶ際には、実際に契約して運用している人からの評判を調べることをおすすめします。
実際に使ってみた立場だからこそわかることはたくさんあるからです。
たとえば、管理画面の使いやすさや障害の多さ、サポートの対応などは公式サイトをチェックするだけで判断するのは難しいでしょう。
評判を調べる際には、機能やサポートなど具体的な点に言及している口コミをチェックすることが重要になります。
ただし、口コミの中には信憑性の薄い情報も含まれているため、必ず複数の口コミをチェックして比較することが大切です。
ホスティングサービスのメリット
ホスティングサービスを利用するメリットは以下の通りです。
- 導入・ランニングコストが低い
- 最短即日で利用できる
- 保守管理は運営側が行う
- リソースの変更を柔軟に行える
- セキュリティや災害の対策が充実している
次からホスティングサービスを利用するメリットを順に詳しく説明します。
導入・ランニングコストが低い
ホスティングサービスは自前でサーバーを構築する手間と費用を省くことができ、サーバーを導入するためのコストを抑えられます。
ホスティングサービスの中には初期費用が0円のサービスも多いため、導入のハードルは低いです。
また、サーバーの保守管理やトラブル時の対応などはすべて運営会社が行ってくれます。
サーバーを運用していくための電気代や人件費などのコストもホスティングサービスであれば発生しません。
上記の理由から、ホスティングサービスはサーバーを運用していくためのランニングコストを比較的抑えられる点もメリットです。
最短即日で利用できる
ホスティングサービスは最短即日で利用できる点が大きなメリットであり、サーバーが必要になったときにすぐ環境を構築できます。
自前でサーバーを用意するにはサーバーを設置する空間の準備をして、必要な機器設備やソフトを揃えて、各種設定をしなければいけません。
サーバーを準備するまでには多くの時間がかかり、コストも発生するため、すぐに実現できるものではないです。
ホスティングサービスの場合は申込みをして初回の利用料金の支払いが済めば、その日のうちにすぐ利用できます。
最短即日利用できるホスティングサービスはたくさんあるため、短期間でサーバーの準備を済ませて運用したい方におすすめです。
保守管理は運営側が行う
ホスティングサービスを利用することで、サーバーの維持に必要な保守管理はすべて運営側が行ってくれます。
サーバーを運用していくと多くの障害やトラブルが発生するため、保守管理は欠かせないプロセスです。
しかし、サーバーの保守管理を行うには、確かな知識と技術を持った専門のスタッフを用意しなければいけません。
サーバーの保守管理のために発生する業務を以下にまとめました。
- 障害対応
- 復旧作業
- 各種ソフトの定期的なアップデート
- 設備機器の更新
- バックアップ実施
- サーバーやネットワークの監視
ホスティングサービスであれば、上記の業務はすべて運営側が行うため、初心者でも簡単にサーバーを利用できます。
リソースの変更を柔軟に行える
ホスティングサービスの中には、契約期間の途中で柔軟にリソースの変更ができるサービスが多いです。
リソースとはCPUやメモリ、ストレージ容量などのことであり、サーバーの機能に直結する要素といえます。
たとえば、Webサイトの運営をしていてアクセス数が増加した場合は、当初契約したリソースでは不足する可能性が高いです。
リソースが不足した際にリソースの追加を柔軟に行えるサービスがあるため、状況の変化に即座に対応できます。
ただし、すべてのホスティングサービスでリソースの変更に対応しているわけではないため注意しましょう。
セキュリティや災害の対策が充実している
ホスティングサービスは充実したセキュリティ対策や災害対策が施されている点が魅力です。
ホスティングサービスで利用できるサーバーはデータセンター上にあり、運営会社による強固なセキュリティが施されています。
設備への侵入を物理的に防ぐ仕組みからネットワーク上のセキュリティ対策まで万全の体制で運営されているため安心です。
個人や中小法人では実現が難しいレベルの高度なセキュリティ対策が施されているため信頼できます。
また、地震や火災などの災害が起きた場合の対策も実施されており、自身でサーバーの管理をするよりも安全です。
運営会社はサーバー上のデータを定期的にバックアップしているため、万が一災害などでデータが消失したとしてもすぐに復旧されるため安心して重要なデータを保存できます。
ホスティングサービスのデメリット
ホスティングサービスにはメリットばかりではなくデメリットもあるため注意しましょう。
具体的にどのようなデメリットがあるのか以下にまとめました。
- 運営元の倒産リスクがある
- 共有ホスティングでは他のユーザーの影響を受ける
- セキュリティ対策に制限がある
- カスタマイズ性が低い
ホスティングサービスのデメリットについて詳しく紹介します。
運営元の倒産リスクがある
ホスティングサービスは運営元の事業撤退や倒産などによりサービスを利用できなくなるリスクが存在します。
特に新しいサービスの場合は事業基盤がしっかりしておらず、採算が取れずにすぐに倒産する可能性があるため注意しましょう。
万が一、運営元が倒産してサービスが利用できなくなった場合は、別のサービスへ移行する必要がり、手間がかかります。
ホスティングサービスを選ぶ際には、運営会社の財務状況まで調べることが重要であり、将来に不安のある運営会社を避けることをおすすめします。
運営歴が10年や20年を超える会社の場合は、今後も安定したサービスの提供を続けてくれる可能性が高いです。
共有ホスティングでは他のユーザーの影響を受ける
ホスティングサービスの中でも共有ホスティングの場合は他のユーザーの影響を受ける点に注意しましょう。
たとえば、他のユーザーの開設したWebサイトへアクセスが集中したことでサーバー全体に負荷がかかり、サーバーの処理速度が低下するケースがあります。
共有ホスティングの場合はリソースが保証されず、接続回線も共有されるため、他のユーザーの影響を受ける場面は少なくありません。
他のユーザーの影響をできる限り回避したいならば、専門サーバーやVPSを選ぶことをおすすめします。
セキュリティ対策に制限がある
ホスティングサービスでは、セキュリティ対策は運営会社側で行うため、自身で取れるセキュリティ対策に制限がかかります。
セキュリティ対策に力を入れていない運営会社の場合は、セキュリティが脆弱になりさまざまな被害が発生するリスクがあります。
サーバーのセキュリティ対策は運営会社側に委ねることになるため、どのようなセキュリティ対策に取り組んでいるのか事前にしっかりと調べなければいけません。
カスタマイズ性が低い
ホスティングサービスはカスタマイズ性が低い点がデメリットになります。
ホスティングサービスは、実際のサーバーの運用を運営会社に委託する形式であり、ユーザーには管理者権限が与えられません。
そのため、ホスティングサービスは、自身でサーバーを運用する場合と比較するとカスタマイズ性が低いです。
複数のプランが用意されていて、オプションもあり、契約途中でリソースを変更できるケースはあります。
しかし、ホスティングサービスではサーバーの環境を自由に変更することが許されていないのが一般的です。
ただし、ホスティングサービスの中でも専用ホスティングやVPSなどの場合は、OSやソフトウェアのインストールなどを自由に行えます。
カスタマイズ性の高さを重視するならば、共有ホスティングは避けましょう。
おすすめのホスティングサービス比較表一覧
本記事でおすすめするホスティングサービスのスペックや料金などの比較表を作成しました。
サービス名 | 月額料金 | ストレージ容量 | サポート体制 | セキュリティ体制 |
ロリポップ! | エコノミー:月額99円~ ライト:月額220円~ スタンダード:月額440円~ ハイスピード:月額550円~ エンタープライズ:月額2,200円~ | エコノミー:120GB ライト:350GB スタンダード:450GB ハイスピード:500GB エンタープライズ:1.2TB | メールサポート(24時間以内) チャットサポート 電話サポート | 無料独自SSL ウイルスチェック WAF 海外アタックガード |
ConoHa WING | ベーシック:月額1,452円~ スタンダード:月額2,904円~ プレミアム:月額5,808円~ | ベーシック:300GB スタンダード:400GB プレミアム:500GB | 電話サポート (平日10:00~18:00) | 無料独自SSL WAF IPアクセス制限 |
エックスサーバー | スタンダード:月額990円~ プレミアム:月額1,980円~ ビジネス:月額3,960円~ | スタンダード:300GB プレミアム:400GB ビジネス:500GB | メールサポート チャットサポート 電話サポート 設定代行サポート | Web改ざん検知 セコムセキュリティ診断 WAF |
mixhost | スタンダード:968円 プレミアム:990円 ビジネス:2,178円 | 無制限 | メールサポート チャットサポート Zoomサポート 設定代行サービス | ワンクリック診断 セキュリティ強化 WAF |
CPIレンタルサーバー | 4,840円~ | 300GB | メールサポート 電話サポート(有料オプション) データの引越し支援 | WAF Web改ざん通知 |
シンレンタルサーバー | ベーシック:770円~ スタンダード:1,540円~ プレミアム:3,080円~ | ベーシック:300GB スタンダード:400GB プレミアム:500GB | WAF セコムセキュリティ診断 | 簡単インストール テーマインストール 簡単移行 ログイン試行回数制限 |
カラフルボックス | BOX1:528円~ BOX2:968円~ BOX3:1,628円~ BOX4:2,178円~ BOX5:3,278円~ BOX6:5,478円~ BOX7:7,678円~ BOX8:15,378円~ | BOX1:150GB BOX2:300GB BOX3:400GB BOX4:500GB BOX5:600GB BOX6:700GB BOX7:800GB BOX8:1,000GB | WAF IPS IDS | 電話サポート メールサポート チャットサポート |
さくらのレンタルサーバ | ライト:121円~ スタンダード:500円~ ビジネス:1,980円~ ビジネスプロ:3,850円~ | ライト:100GB スタンダード:300GB ビジネス:600GB ビジネスプロ:900GB | チャットサポート メールサポート 電話サポート(コールバック予約) | Web改ざん通知サービス WAF |
お名前.conレンタルサーバー | 月額891円~ | 400GB | 電話サポート(24時間365日無料) | WAF マルウェア自動検知&駆除サービス(有料オプション) |
へテムル | 1,100円~ | 500GB | 電話サポート | デバイスセキュリティ(月額550円から) |
それぞれのサービスの料金や機能などを比較した上で、目的に適したサービスを探しましょう。
最新のホスティングサービス人気ランキング
ホスティングサービスの中でも人気の高いサービスを以下にまとめました。
- ロリポップ!
- ConoHa WING
- エックスサーバー
- mixhost
- CPIレンタルサーバー
- シンレンタルサーバー
- カラフルボックス
- さくらのレンタルサーバ
- お名前.conレンタルサーバー
- へテムル
ホスティングサービスの人気ランキングを順に紹介します。
ロリポップ!
サーバー名 | ロリポップ! |
月額料金 | エコノミー:月額99円~ ライト:月額220円~ スタンダード:月額440円~ ハイスピード:月額550円~ エンタープライズ:月額2,200円~ |
ストレージ容量 | エコノミー:120GB ライト:350GB スタンダード:450GB ハイスピード:500GB エンタープライズ:1.2TB |
WordPress | 簡単インストール、簡単引っ越し、「LiteSpeed Cache」 |
セキュリティ対策 | 無料独自SSL、ウイルスチェック、WAF、海外アタックガード |
サポート体制 | メールサポート(24時間以内)、チャットサポート、電話サポート |
ロリポップ!は全部で5つのプランが用意されており、いずれもリーズナブルな料金設定でコスパに優れています。
ハイスピードプラン以上ではWordPressの高速化機能である「LiteSpeed Cache」を利用できるのが特徴です。
無料独自SSLやウイルスチェック、WAF、海外アタックガードなどセキュリティ対策は充実しています。
メールとチャット、電話によるサポートに対応しており、メール返信は24時間以内と迅速です。
ハイスピードプランとエンタープライズプランでは12ヶ月以上の契約をするとドメインが永久無料になります。
ConoHa WING
サーバー名 | ConoHa WING |
月額料金 | ベーシック:月額1,452円~ スタンダード:月額2,904円~ プレミアム:月額5,808円~ |
ストレージ容量 | ベーシック:300GB スタンダード:400GB プレミアム:500GB |
WordPress | かんたんセットアップ、移行代行 |
セキュリティ対策 | 無料独自SSL、WAF、IPアクセス制限 |
サポート体制 | 電話サポート(平日10:00~18:00) |
ConoHa WINGはサーバーの処理速度に優れており、Webサイトやブログの開設におすすめできるホスティングサービスです。
稼働率は99.99%以上であり、安定性に優れているため、安心して契約できます。
3つのプランが用意されており、いずれも高スペックであり、コストパフォーマンスが良いです。
WordPressのセットアップをサポートする機能や移行代行の機能が用意されています。
セキュリティ対策としては無料独自SSLやWAF、IPアクセス制限といった機能が利用可能です。
電話サポートに対応しており、平日の10時から18時まで受け付けています。
エックスサーバー
サーバー名 | エックスサーバー |
月額料金 | スタンダード:月額990円~ プレミアム:月額1,980円~ ビジネス:月額3,960円~ |
ストレージ容量 | スタンダード:300GB プレミアム:400GB ビジネス:500GB |
WordPress | 簡単インストール、テーマインストール、サイトコピー、簡単移行 |
セキュリティ対策 | Web改ざん検知、セコムセキュリティ診断、WAF |
サポート体制 | メールサポート、チャットサポート、電話サポート、設定代行サポート |
エックスサーバーは国内シェアトップクラスのホスティングサービスであり、サーバーの処理速度が優れているのが特徴です。
ハイスペックの環境が用意されており、大量アクセスにも強い安定性が魅力となっています。
WordPressに対応しており、インストールや移行のサポートからサイトコピーまで幅広い機能を利用可能です。
Web改ざん検知やセコムセキュリティ診断、WAFなどセキュリティ対策も充実しています。
メールと電話、チャットによるサポートに対応しており、設定代行サポートも用意していて初心者におすすめです。
mixhost
サーバー名 | mixhost |
月額料金 | スタンダード:968円 プレミアム:990円 ビジネス:2,178円 |
ストレージ容量 | 無制限 |
WordPress | 移行サービス、テストサイト作成、WordPress最適化、サイトの複製 |
セキュリティ対策 | ワンクリック診断、セキュリティ強化、WAF |
サポート体制 | メールサポート、チャットサポート、Zoomサポート、設定代行サービス |
mixhostは用途に合わせて3つのプランから選べるホスティングサービスです。
ストレージ容量は無制限であり、他のユーザーに影響を与えない範囲であれば自由にストレージ容量を活用できます。
WordPressに対応しており、移行サービスやテストサイトの作成、サイトの複製、セキュリティの強化など機能は豊富です。
ワンクリックでセキュリティの診断を行える機能があり、運用しているWebサイト・ブログのセキュリティを常に最適な状態で保てます。
メールやチャットによるサポートだけではなく一部のプランではZoomサポートにも対応していて、設定代行も提供しており、初心者におすすめです。
CPIレンタルサーバー
サーバー名 | CPIレンタルサーバー |
月額料金 | 4,840円~ |
ストレージ容量 | 300GB |
WordPress | インストーラー、テスト環境 |
セキュリティ対策 | WAF、Web改ざん通知 |
サポート体制 | メールサポート、電話サポート(有料オプション)、データの引越し支援 |
CPIレンタルサーバーはKDDIグループが提供している法人向けのホスティングサービスです。
ビジネスで役に立つMySQLやPHPなどの機能を標準搭載していて、WordPressにも対応しています。
メールシステムはKDDIオリジナルのものを採用しており、高品質のメール運用が可能です。
WAFとWeb改ざん通知の機能を用意しており、セキュリティ対策を行えます。
専任スタッフによる有人サポートに対応しており、技術的な内容にもしっかりと回答してくれます。
シンレンタルサーバー
サーバー名 | シンレンタルサーバー |
月額料金 | ベーシック:770円~ スタンダード:1,540円~ プレミアム:3,080円~ |
ストレージ容量 | ベーシック:300GB スタンダード:400GB プレミアム:500GB |
WordPress | 簡単インストール、テーマインストール、簡単移行、ログイン試行回数制限 |
セキュリティ対策 | WAF、セコムセキュリティ診断 |
サポート体制 | メールサポート、電話サポート、設定代行 |
シンレンタルサーバーは高性能であり、安さも両立していて、コストパフォーマンスの良いサービスです。
管理ツールにこだわっており、シンプルなUI設計が取り入れられていて、直感的に操作できます。
WordPressはインストールや移行をサポートする機能があり、ログイン試行回数制限などセキュリティのための機能も充実しているのが特徴です。
WAFやセコムセキュリティ診断といった機能も用意されており、安全な環境で利用できます。
すべてのプランでメールと電話によるサポートを提供しており、すぐに疑問や不安を解決できます。
カラフルボックス
サーバー名 | カラフルボックス |
月額料金 | BOX1:528円~ BOX2:968円~ BOX3:1,628円~ BOX4:2,178円~ BOX5:3,278円~ BOX6:5,478円~ BOX7:7,678円~ BOX8:15,378円~ |
ストレージ容量 | BOX1:150GB BOX2:300GB BOX3:400GB BOX4:500GB BOX5:600GB BOX6:700GB BOX7:800GB BOX8:1,000GB |
WordPress | 簡単自動インストール、移行代行サービス |
セキュリティ対策 | WAF、IPS、IDS |
サポート体制 | 電話サポート、メールサポート、チャットサポート |
カラフルボックスは全部で8つのプランがあり、プラン間の移動を柔軟に行えるのが特徴です。
ストレージ容量は150GBから1,000GBのプランまで揃っており、運用規模に応じて最適なプランを選べます。
WordPressに対応しており、自動インストールの機能や移行代行のサービスなどがあり、初心者にも使いやすいです。
セキュリティ対策はWAFとIPS、IDSに標準対応しており、万全のセキュリティ体制が整っています。
電話とメール、チャットによるサポートを行っており、すべて専門のスタッフが対応してくれるため安心です。
さくらのレンタルサーバ
サーバー名 | さくらのレンタルサーバ |
月額料金 | ライト:121円~ スタンダード:500円~ ビジネス:1,980円~ ビジネスプロ:3,850円~ |
ストレージ容量 | ライト:100GB スタンダード:300GB ビジネス:600GB ビジネスプロ:900GB |
WordPress | クイックインストール、バックアップ&ステージング |
セキュリティ対策 | Web改ざん通知サービス、WAF |
サポート体制 | チャットサポート、メールサポート、電話サポート(コールバック予約) |
さくらのレンタルサーバは最低限の機能のみの格安プランからビジネス向けのプランまで幅広い選択肢を用意しています。
いずれのプランでもチャットやメール、電話でのサポートを提供していて、初めてホスティングサービスを利用する方におすすめです。
WordPressはクイックインストールの機能があり、さらに「バックアップ&ステージング」によってテストサイトの作成ができるため、Webサイトの開設に役立ちます。
セキュリティ対策として用意されている機能はWeb改ざん通知サービスやWAFなどです。
これまでに48万件数以上の利用実績があり、稼働率は99.99%以上と安定していて、信頼できるサービスといえます。
お名前.conレンタルサーバー
サーバー名 | お名前.conレンタルサーバー |
月額料金 | 月額891円~ |
ストレージ容量 | 400GB |
WordPress | かんたんインストール、引越し機能、テスト環境機能 |
セキュリティ対策 | WAF、マルウェア自動検知&駆除サービス(有料オプション) |
サポート体制 | 電話サポート(24時間365日無料) |
お名前.conレンタルサーバーはサーバーの申込みと独自ドメインの登録を同時に行うことができます。
対象独自ドメインは更新料が0円であり、無料で使い続けることが可能です。
WordPressのインストールや引越しをサポートする機能があり、テスト環境機能も備わっていて、便利な機能が多いです。
セキュリティ対策はWAFが標準搭載であり、他にも有料オプションとしてマルウェア自動検知&駆除サービスが提供されています。
電話サポートは24時間365日無料対応であり、問題が起きてもすぐ解決できるでしょう。
へテムル
サーバー名 | へテムル |
月額料金 | 1,100円~ |
ストレージ容量 | 500GB |
WordPress | 簡単インストール |
セキュリティ対策 | デバイスセキュリティ(月額550円から) |
サポート体制 | 電話サポート |
へテムルは低価格で高速・高スペックの共用サーバーを提供することにこだわったサービスです。
ストレージはSSDを採用して500GBの容量があり、月額料金は最低1,100円からとなっていてコストパフォーマンスに優れています。
マルチドメインやDBは無制限で利用できて、WordPressに対応しており、Webサイトを大量に作成したい方に最適です。
セキュリティ対策としてデバイスセキュリティを有料オプションとして提供しており、最大10デバイスまで利用できます。
サポートは無料電話で対応しており、専任スタッフがさまざまな問題に全力で対応してくれるため安心です。
目的別おすすめホスティングサービス
個人向けや法人向け、WordPressの活用、メールなどそれぞれの目的によって最適なホスティングサービスは変わります。
以下では、目的別におすすめのホスティングサービスを紹介します。
個人向け格安ホスティングサービスは「ロリポップ!」
個人向けの格安ホスティングサービスとしておすすめするのが「ロリポップ!」です。
WordPressが利用できるライトプランは月額220円となっていて、気軽に運用できます。
ライトプランであっても、ストレージ容量は350GBあり、独自ドメインは200個、MySQL8は50個まで利用可能です。
スペックを重視する場合はハイスピードプランがおすすめで、月額料金が550円で独自ドメイン・MySQL8が無制限となっています。
ハイスピードプランであれば、電話サポートがあり、メールによる問い合わせは24時間以内に返信してくれるため、疑問点や不明点はすぐ解決できるでしょう。
法人向けホスティングサービスは「CPIレンタルサーバー」
法人向けのホスティングサービスとしておすすめできるのが「CPIレンタルサーバー」です。
KDDIのメールシステムを採用していて、安定性があり、高品質のシステムでメールを運用できます。
WordPressの自動バックアップやテスト環境が標準搭載されており、Web制作における利便性が高いです。
信頼性の高いデータセンターで運用されており、安全性・安定性において信頼できるため、法人が安心して利用できます。
WordPressやCMSに最適なホスティングサービスは「エックスサーバー」
「エックスサーバー」はWordPressや各種CMSに対応しており、管理画面から簡単にインストールを行えます。
「エックスサーバー」で動作確認済みのプログラムにはWordPressやEC-CUBE4、PukiWiki、concrete5などがあり、主要CMSに対応可能です。
「エックスサーバー」はWebサイト制作の運営サポート機能が豊富にあり、特に便利なものがWebサイト高速化に関する機能です。
XアクセラレータやHTTP/2、FastCGIといった機能を活用することで、Webサイトの表示やプログラムの高速化を実現します。
メール専用で使えるホスティングサービス「さくらのメールボックス」
「さくらのメールボックス」はメールサーバー専用のプランであり、月額換算88円から利用できます。
容量は20GBであり、メールアドレス数は無制限、マルチドメインは最大20個まで利用できるのが特徴です。
サーバー側が自動判定を行う迷惑メールフィルタが用意されています。
独自ドメインによってメールアドレスを持つことができ、ビジネスで信頼獲得のために活用できるでしょう。
ホスティングサービスを導入する方法
ホスティングサービスを導入して運用するまでの手順を以下にまとめました。
- ホスティングサービスの選定
- 契約
- 料金支払い
- 設定
- 運用
ホスティングサービスを導入するまでの流れについて順に紹介します。
手順①:ホスティングサービスの選定
まずはこれからどのホスティングサービスを利用するのか選定しなければいけません。
利用目的と予算を決めた上で、サーバーのスペックや機能、料金などを比較して最適なサービスを選びましょう。
セキュリティ対策やサポート体制、評判などを調べておくことも大事です。
失敗を避けるためにもサービスの選定には時間をかけましょう。
手順②:契約
利用するホスティングサービスを決めたならば、契約の手続きを進めます。
ホスティングサービスの公式サイトにある申込みフォームに必要事項を記載して送信するのが、一般的な手続きの流れです。
申込みの際には事前に利用規約を確認しておき、内容にすべて承諾した上で手続きを進めましょう。
申込みのときに利用したいプランを選択する必要があるため、事前に契約したいプランを選んでおきます。
手順③:料金支払い
申込みが完了して内容に問題がなければ、メールや郵送で契約内容やログインIDなどが記載された案内が届きます。
契約内容に関する案内の他に料金の支払いに関する案内も届くため、記載された内容に従って料金の支払いを済ませましょう。
支払いの確認が取れれば、実際にサーバーの利用を開始できます。
手順④:設定
ホスティングサービスの各種設定はWebブラウザ上でアクセスできる管理画面から行います。
WordPressなどCMSのインストールやセットアップを自動で行える機能がある場合は、初心者でも簡単に設定を行えるでしょう。
その他にも、独自ドメインやメールアドレスなどの設定も行えます。
それぞれの目的に合わせて必要な設定を進めましょう。
手順⑤:運用
各種設定を終えた後は、サーバーを利用して実際にさまざまな運用を開始します。
Webサイト・ブログの開設やメールアドレスの利用、アプリケーションの開発など幅広い目的にサーバーを活用できます。
サーバーの運用を開始した後でトラブルが発生した場合は、ホスティングサービスの用意している各種サポートを利用しましょう。
ホスティングサービスとレンタルサーバーの違いを比較
基本的に日本ではホスティングサービスとレンタルサーバーはほとんど同じ意味の言葉として使われています。
ただし、レンタルサーバーは共用サーバーとしてイメージされることが多いのが特徴です。
共用サーバーの場合は他のユーザーとリソースを共有して利用するため、他のユーザーの影響を受けます。
ホスティングサービスの中には専用ホスティングやVPSといったサービスがあり、これらは他のユーザーの影響を受けにくくなっているのが特徴です。
ホスティングサービスに関するよくある質問
ホスティングサービスについてのよくある質問は以下の通りです。
- サーバー上のデータのバックアップは必要ですか?
- サーバーを試しに無料で利用できますか?
- サーバーの障害が発生したときは何をすればいいですか?
- 他社で取得したドメインを利用できますか?
ホスティングサービスに関するよくある質問について順に回答していきます。
サーバー上のデータのバックアップは必要ですか?
ホスティングサービスはサーバー上のデータのバックアップを定期的に行っており、サーバー障害などでデータが消失したとしてもすぐ復旧を行います。
運営側の行っているバックアップはサーバー障害対応などに備えたものであり、利用者の誤操作によるデータ削除などのケースではデータ提供を行わないのが一般的です。
中には、自動バックアップを行い、利用者の不注意でデータを削除した場合にもデータを提供してくれるサービスがあります。
ただし、自動バックアップのサービスは無料で提供されるケースと有料オプションになっているケースがあるため注意しましょう。
サーバーを試しに無料で利用できますか?
ホスティングサービスの中には無料のお試し期間を設けているケースがあります。
お試し期間中は無料で利用できて、期間終了時に本契約をするか選べる仕組みです。
たとえば、30日間の無料お試し期間や返金保証を用意しているサービスがあるため、試しにホスティングサービスを体験したい方におすすめします。
サーバーの障害が発生したときは何をすればいいですか?
ホスティングサービスの提供するサーバーの障害が発生した場合は、運営側が速やかに復旧作業に取りかかります。
利用者側はサーバー障害時に特に何もする必要はなく、軽度の障害であれば1~2時間程度で復旧されることが多いです。
ただし、重度の障害の場合は復旧までに数日程度かかるケースがあります。
ホスティングサービスの公式サイトには障害やメンテナンスに関する情報を公開するページがあるため、障害・復旧に関する情報は逐一チェックしましょう。
ホスティングサービスの中には利用中のサーバーとは別のサーバーにデータをバックアップできるオプションを提供しているケースがあります。
バックアップ用のサーバーが別にあれば、利用中のサーバーに障害が発生したとしても、復旧作業を早急に進めることが可能です。
他社で取得したドメインを利用できますか?
他社で取得したドメインを新しく契約したホスティングサービスへ移管することは可能です。
ただし、ホスティングサービスによってドメインの移管条件を設けているケースがあるため、事前に確認しましょう。
ドメイン移管するには、現在のドメイン管理事業者でドメインを解約してドメインロックを解除し、認証鍵を確認します。
新しく契約した事業者側でドメイン移管の申請を行い、認証鍵を設定すれば、ドメインの移管は完了です。
具体的な手順については、ドメインの種類やホスティングサービスによって変わるケースがあるため注意しましょう。
ホスティングサービスまとめ
ホスティングサービスはサーバーをレンタルして利用できるサービスであり、Webサイトの作成やメールアドレスの利用など多くの用途に活用できます。
個人向けから法人向けまでさまざまなサービスがあるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。
ホスティングサービスを比較した上で目的に適したスペック・機能を持つサービスを選び、便利に活用しましょう。