オンラインゲームを楽しむ際に、セキュリティ面の配慮と快適なプレイ環境を確保することが重要ですが、
「海外サーバーで快適に遊んでみたい！」
「ゲームに最適なVPNの選び方がわからない」
といった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
ゲームでVPNを利用することで、プレイヤーは自分のIPアドレスを隠し、地理的制限を越えたアクセスを可能にできます。
これにより、様々な地域のサーバーでゲームを楽しむことができ、さらにはサイバー攻撃からデバイスを守れます。
この記事では、ゲーム用のVPNの選び方、メリット、デメリット、VPNを使ったときのよくある質問を詳しく解説します。
ゲームをより安全に、そして快適に楽しみたい方は、ぜひこの情報を活用してください。
ゲームでVPNを使用する理由は？
オンラインゲームを心ゆくまで楽しむためには、快適なプレイ環境の確保はもちろんのこと、セキュリティ面での配慮も欠かせません。
特に自宅やオフィスなど、複数のデバイスが共有されているネットワークでゲームをプレイする際には、その重要性が一層高まります。
安心してゲームを楽しむために、ゲーム用のVPNをお勧めします。
まずはVPNを使う理由について見ていきましょう。
サイバー攻撃からデバイスを守れる
オンラインゲームを楽しむ際には、オンラインセキュリティを高めたうえでプレイすることが重要です。
特にDDoS攻撃は、勝手にチートを付けられ、BANされる可能性があります。
DDoS攻撃を行うためには、攻撃者がターゲットのIPアドレスを知る必要がありますが、VPNを使用することで、自分の実際のIPアドレスを隠せます。
これにより、オンラインゲーム中のDDoS攻撃から自衛可能です。
VPNはオンラインの安全性を高めるための重要なツールと言えるでしょう。
IP制限を回避できる
オンラインゲームでは、時としてAFKや意図的なフィード（わざと負ける行動）に対して厳しい措置をとられることがあります。
プレイヤーがゲーム内で許されない行為を行った場合、そのIPアドレスがアクセス禁止になることがあります。
このようなIPアドレスに基づく制限は、VPNを利用することで回避可能です。
ただし、多くのオンラインゲームでは、VPNを使ってこのような制限を回避することは、サービス利用規約に違反する可能性があるため、その使用には注意が必要です。
正当な理由がある場合に限り、VPNの利用を検討することをお勧めします。
ゲームでVPNを利用するメリットを紹介
ゲームでVPNを利用すると大きく分けて3つのメリットがあります。
ここからは、VPNを使うメリットについて見ていきましょう。
| メリット |
|---|
| 地域制限のあるゲームをプレイできる ゲーム中のラグを解消できる マッチング効率をアップできる |
地域制限のあるゲームをプレイできる
ゲームを楽しむ際、地域によってアクセスできるサーバーが制限されていることがあります。
このような地域制限、いわゆるジオブロッキングは、特定の地域でのみゲームがリリースされる場合に遭遇する問題です。
しかし、VPNを使用することで、この地域制限を回避できます。
例えば、ある国で先行リリースされたゲームがある場合、VPNを通じてその国のサーバーに接続することで、日本国内にいながらにしてそのゲームをプレイすることが可能です。
ただし、この利用はゲームのライセンス契約や利用規約に抵触する可能性があるため、使用には注意が必要です。
それでも、地域制限に縛られずに広い選択肢の中からゲームを選びたい場合には、VPNが非常に役立つツールと言えるでしょう。
ゲーム中のラグを解消できる
オンラインゲームをプレイする際に避けて通れないのが遅延、通称「ラグ」です。
このラグがあると、反応が遅れたり、操作が思うようにいかなかったりするため、非常にストレスが溜まります。
特に、インターネットプロバイダーや居住している環境（特に集合住宅など）によっては、ネットワークの品質が左右され、簡単には解決しないこともあります。
しかし、こうした問題に一石を投じるのがVPNの使用です。
高速で安定した通信を提供するVPNサービス、例えばNordVPNやExpressVPNを利用することで、ラグや遅延を減少させ、快適なゲーム環境を実現可能です。
ただし、すべてのVPNが同じ効果をもたらすわけではありません。
使用するVPNサービスや選択するサーバーによって、通信速度や応答時間（ピング値）に違いが生じます。
そのため、自分のゲーム環境やネットワーク条件に合ったVPNを選ぶことが重要です。
マッチング効率をアップできる
オンラインゲームをプレイする際、特に対戦型のゲームではマッチングの速度が楽しさに大きな影響を与えます。
VPNを利用することで、これまでアクセスできなかった海外のサーバーに接続し、マッチング効率を向上できます。
例えば、日本国内のサーバーではプレイヤーが少なく、なかなか対戦相手が見つからないという場合でも、プレイヤーの数が多い国のVPNサーバーに接続すれば、すぐにマッチングできます。
これにより、待ち時間を大幅に短縮し、ゲームにもっと集中できるようになるでしょう。
ゲーム向けVPNで失敗しない選び方
ゲームでVPNを使う際は質の高いVPNを選ぶことが大切です。
ここからは失敗しないVPNの選び方について見ていきましょう。
通信品質
オンラインゲームを快適に楽しむためには、通信品質が非常に重要です。
ゲームプレイの快適さを左右する主な要素は、回線速度、ping値（レイテンシ）、そしてVPNのサーバー数に集約されます。
オンラインゲームでは、特に通信速度の速さが求められます。
VPNはデータを暗号化し、中継サーバーを経由するため、通常のインターネット接続と比べて通信速度が低下することがあります。
そのため、高速な通信を提供するVPNを選ぶことが、ストレスなくゲームを楽しむために重要です。
利用料金
オンラインゲームにおいてVPNを選ぶ際、料金は重要なポイントの一つです。
高すぎる料金は、ゲームの課金や必要な周辺機器の購入資金を圧迫する可能性があります。
そのため、ゲームを本格的に楽しみたい場合は、コストパフォーマンスが高いVPNサービスを選びましょう。
さらに、多くのVPNサービスでは数日間の返金保証が用意されています。
この保証を利用すれば、最初の数日は実質的に無料でサービスを試せます。
サービスの品質をじっくりと評価し、自分のニーズに合っているかどうかを確認するとよいでしょう。
セキュリティの質
オンラインゲームをする時、セキュリティは非常に大切です。
時には、他のプレイヤーからのハッキングやDDoS攻撃といった嫌がらせを受けることもあります。
これらのリスクを回避するために、信頼性が高く、セキュリティ機能が充実しているVPNの利用がお勧めされます。
特に、高度な暗号化技術を用いているか、信頼できるプロトコルをサポートしているか、そして不測の事態に備えた自動キルスイッチが備わっているかどうかが重要です。
さらに、VPNのユーザーレビューや評価も必ず見ておきましょう。
ゲーム向けVPNおすすめ比較ランキング
VPNには様々なサービスがあり、どのVPNが自分に合っているのかわかりづらいものです。
ここからはゲームでおすすめできるVPNを比較しますので、参考にしてください。
| サービス名 | NordVPN | ExpressVPN | SurfShark | MillenVPN | Proton VPN | VPN Gate | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 月額料金 | 460円/月～ | 6.67ドル/月～ | 358円/月～ | 290円/月～ | 396円/月～ | 一部無料 | 無料 |
| サーバー 設置国数 | 60ヶ国以上 | 94ヶ国以上 | 100ヶ国以上 | 91ヶ国以上 | 72ヶ所 | 69ヶ所 (5ヶ国) | 237ヶ所 |
| サーバー数 | 5,500台以上 | 3,000台以上 | 3,200台以上 | 9,000台以上 | 1,300台以上 | 2,900以上 (86台) | 4533台 |
| 同時接続可能 デバイス数 | 6台 | 5台 | 無制限 | 7台 | 10台 | 10台 (1台) | 無制限 |
| ノーログ ポリシー | 記載あり | 記載あり | 記載あり | 記載あり | 記載あり | 記載あり | 記載なし |
| 保証・無料期間 | 30日間返金保証 | 30日間返金保証 | 30日間返金保証 | 15〜45日間返金保証 | 30日間返金保証 | 30日間返金保証 | 完全無料 |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
NordVPN
| ランキング | 1位 |
| 料金（税込） | 1ヶ月：1,960円/月 1年：690円/月 2年：460円/月 |
| サーバー設置数 | 世界60ヶ国以上6,400台以上 |
| 接続デバイス数 | 最大6台 |
| 暗号化 | AES-256bit |
| プロトコル | NordLynx・OpenVPN・IKE-2 |
| 運営会社 | Tefincom S.A. |
| サポート体制 | 24時間365日（日本語対応可） |
| 無料体験 | 30日間の返金保証 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
- 安定した高速通信
- セキュリティが高い
- 日本語の問い合わせ対応が可能
NordVPNは、その高速で安定した通信速度で人気のVPNです。
特に、VPNサーバーを介しても500Mbpsを超える速度を実現するため、オンラインゲームをラグや遅延の心配なく楽しめます。
NordVPNは全世界に6,400台以上のVPN中継サーバーを有し、60カ国以上にわたる広範なネットワークを構築しています。
1,500万人を超えるユーザー基盤がありながら、サーバーの混雑を避け、常に安定した通信環境を提供しています。
サーバー設置台数が6,400台を超えることから、万が一のサーバー障害や利用制限が生じても、すぐに代替サーバーを見つけ出すことが可能です。
また、多国にわたるサーバー配置は、日本未発売のゲームや海外サーバーへのアクセスに最適です。
セキュリティ面でも、政府機関や軍事で使用されるほどの堅牢な暗号化技術「AES-256」を採用しており、安全性は非常に高い水準です。
さらに、NordVPNは独自の通信プロトコル「NordLynx（ノードリンクス）」を使用しており、これが通信網の高品質を支えています。
初めてVPNを導入する方にも使い慣れたユーザーにもおすすめできる理由としては、ノーログポリシー、30日間の返金保証、同時接続が可能なデバイス数が6台までといった、VPNとして求められる基本的なサービスを全て網羅している点が挙げられます。
ExpressVPN
| ランキング | 2位 |
| 料金（税込） | 1ヶ月：12.95ドル/月 6ヶ月：9.99ドル/月 12ヶ月：6.67ドル/月 |
| サーバー設置数 | 世界94ヶ国3000台以上 |
| 接続デバイス数 | 最大5台 |
| 暗号化 | AES-256bit |
| プロトコル | Lightway・L2TP・IPsec VPN OpenVPN・IKEv2・PPTP・WireGuard・SSTP |
| 運営会社 | Kape Technologies |
| サポート体制 | 24時間365日（日本語対応可） |
| 無料体験 | 30日間の返金保証 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
- 使いやすい管理画面
- 通信速度に特化
- 日本語の問い合わせが可能
ExpressVPNは、通信速度と安定性で高い評価を受けているVPNサービスです。
実際に利用してみると、500Mbpsを超える速度が出ることもあり、オンラインゲームをストレスなく楽しむための十分な通信品質があります。
ただし、月額料金は1,001円からと他のVPNサービスに比べると高めですが、通信品質を最優先に考える方には特におすすめの選択肢です。
このVPNの最大の特徴は、独自のLightwayプロトコルによる非常に高速な通信速度です。
オンラインゲームにおいては、このような高速通信が非常に重要であり、ExpressVPNはゲーム用途でVPNを選ぶ際の最適な選択肢と言えるでしょう。
セキュリティ面においても、ノーログポリシー、VPN接続が断たれた際に自動的にインターネット通信を切断するキルスイッチ、そしてAES-256による強固な通信の暗号化といった安心の機能を備えています。
これにより、安全にインターネットを利用可能です。
料金がやや高めであることと、デバイスの最大接続台数が5台と限られているため、大人数での利用には不向きかもしれません。
しかし、質の高いサービスを求める方にとっては、その価値はあると言えるでしょう。
SurfShark
| ランキング | 3位 |
| 料金（税込） | 1ヶ月：2,308円/月 1年：488円/月 2年：358円/月 |
| サーバー設置数 | 100か国にある3200台以上 |
| 接続デバイス数 | 無制限 |
| 暗号化 | AES-256bit |
| プロトコル | IKEv2・IPsec |
| 運営会社 | Surfshark B.V. |
| サポート体制 | ライブチャット・メール |
| 無料体験 | 30日間の返金保証 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
- 同時接続台数が無制限
- 24時間年中無休のサポート
- 世界各国のゲームにアクセスが可能
Surfsharkは、さまざまなデバイスでゲームを楽しむ方に最適なVPNです。
このサービスの最大の特徴は、同時接続台数に制限がないことです。
PC、スマートフォン、タブレットはもちろん、ルーターを介してPS4やNintendo Switchなどのコンシューマーゲーム機にもVPNを設定できるため、デバイスを多く持つユーザーやゲームを楽しむ家族が多いご家庭にぴったりです。
サーバーは90ヵ国以上に設置されており、世界各国のゲームにアクセスが可能です。
Surfsharkは英国領ヴァージン諸島に本拠地を置き、2018年にサービスを開始した比較的新しい海外のVPNサービスですが、その短期間でデバイスの接続台数が無制限というコストパフォーマンスの良さから、多くのユーザーに支持されています。
特にヘビーゲーマーにとっては、1台や2台では不足することが多いので、無制限にデバイスを接続できるSurfsharkは非常に便利です。
さらに、広告ブロックやマルウェアブロック機能を含む、オンラインゲームプレイ以外にもインターネットを快適に使うための機能を多数備えています。
料金面でも、2年プランを選択すれば月額358円で利用できるため、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
これらの理由から、多数のデバイスを使用する方やコストを重視する方に特におすすめのVPNサービスです。
CyberGhost
| ランキング | 4位 |
| 料金（税込） | 1ヶ月：1,790円/月 6ヶ月：1,000円/月 26ヶ月：320円/月 |
| サーバー設置数 | 91ヶ国9,000台以上 |
| 接続デバイス数 | 7台 |
| 暗号化 | AES-256bit |
| プロトコル | OpenVPN・IKEv2・WireGuard |
| 運営会社 | CyberGhost S.R.L. |
| サポート体制 | 24時間年中無休 |
| 無料体験 | 最大45日間返金保証 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
- 26ヶ月プランだと320円/月
- 最大45日間の返金保証付き
- サーバー数が非常に多い
CyberGhostは、コストを押さえつつ長期間利用したい方に最適なVPNサービスです。
特に2年契約を選択すると、月額料金が320円となり、他のVPNと比較しても非常にリーズナブル。
この点が、多くのユーザーに選ばれる大きな理由の一つです。
このサービスは、11,605台を超える豊富なサーバー設置台数を誇り、100カ国以上にわたって展開されています。
また、ゲームに特化したサーバーがあらかじめ用意されているため、オンラインゲームを快適に楽しめます。
速度面ではNordVPNやExpressVPNに比べるとやや遅い部分がありますが、オンラインゲームを遊ぶ上で十分な速度があります。
さらに、6ヶ月以上のプランを選ぶと45日間の返金保証が付いてくるため、サービスの使い勝手や実際の通信品質をじっくりと試せます。
2年契約時には2カ月の無料期間が付加されるなど、コストパフォーマンスの面でも非常に優秀です。
また、同時接続が可能なデバイス数は7台と、家庭内の複数デバイスでの利用にも適しています。
MillenVPN
| ランキング | 5位 |
| 料金（税込） | 1ヶ月：1,496円/月 1年：594円/月 2年：396円/月 |
| サーバー設置数 | 72ヶ所に1,300台以上 |
| 接続デバイス数 | 最大10台 |
| 暗号化 | AES-256bit |
| プロトコル | IKEv2・OpenVPN |
| 運営会社 | アズポケット株式会社 |
| サポート体制 | 24時間365日（日本語対応可） |
| 無料体験 | 30日間の返金保証 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
- 同時接続台数は10台でコスパがいい
- 日本企業が運営している安心感
MillenVPNは、インターネット関連事業を手がける日本のアズポケット株式会社によって運営されている純国産のVPNサービスです。
多くの有名なVPNが海外企業によって運営されている中、日本企業が提供するVPNは非常に珍しい存在と言えます。
VPNの利用は、セキュリティの強化や匿名性の保持に非常に効果的ですが、一般的には英語でのサポートが主流であるため、英語が苦手な方や国内サービスを好む方にとってはアクセスしにくいのが現状です。
しかし、MillenVPNは公式ホームページ、サポート対応、VPN接続アプリといった全てが日本語で提供されており、VPN初心者でも安心して使い始められる点が大きな魅力です。
料金面においても、MillenVPNは非常にリーズナブルです。
単月利用はやや高めですが、2年契約を選べば月額わずか396円で利用可能と、コストパフォーマンスに優れています。
総合的に見て、MillenVPNには明確な欠点が見当たらず、特にVPNをこれから始める方にとっては、おすすめできるサービスです。
安心の日本語対応と優れたコストパフォーマンスで、ゲーミング環境を快適にする手助けをしてくれるでしょう。
ゲームにおすすめの無料VPN
性能の高いVPNには有料のサービスが多いですが、無料でもおすすめできるVPNもあります。
ここからはゲームにおすすめできる無料VPNについて見ていきましょう。
Proton VPN
| ランキング | 6位 |
| 料金（税込） | 無料で利用可能 |
| サーバー設置数 | 5ヶ国 |
| 接続デバイス数 | 86台 |
| 暗号化 | WireGuard…etc |
| プロトコル | Proton Technologies |
| 運営会社 | Tefincom S.A. |
| サポート体制 | 英語でのメール対応のみ |
| 無料体験 | 30日間の返金保証 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
- 無料でも高いセキュリティ
- 有料プランも高くない
Proton VPNは通常有料サービスですが、無料プランも提供しており、多くの基本的なセキュリティ機能がそのまま利用可能です。
ただし、無料プランでアクセスできるVPNサーバーは約100台と限定されています。
そのため、ゲームプレイ中に何らかの問題が発生した際に、代替のサーバーへの切り替えが難しい場合があります。
そのため、Proton VPNの無料プランは、高速通信をそれほど必要としないオンラインゲームや単に新しいゲームを試してみたい場合など、短期間の利用や一時的なニーズにおすすめです。
VPN Gate（筑波大学）
| ランキング | 7位 |
| 料金（税込） | 無料 |
| サーバー設置数 | 4533台 |
| 接続デバイス数 | 無制限 |
| 暗号化 | 不明 |
| プロトコル | 不明 |
| 運営元 | 筑波大学 |
| サポート体制 | 掲示板での対応 |
| 無料体験 | 完全無料 |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
- 完全無料ですべてのサービスを利用できる
- セキュリティが緩くてリスクがある
VPN Gateは筑波大学によって学術研究目的で運営されており、すべてのサービスが完全に無料で提供されています。
VPN Gateは、特に海外版オンラインゲームのベータテストに参加する日本ユーザーに人気があり、利用方法に関する疑問もユーザー同士で解決しやすい環境が整っています。
ただし、VPN Gateはサーバの接続ログを保持しており、これがセキュリティ面での懸念材料となることがあります。
さらに、サーバーは一般ユーザーによって提供されるため、中には悪意を持ったユーザーが紛れ込む可能性も完全には否定できません。
このため、VPN Gateの使用は、個人情報を要求される課金が伴うゲームでの利用を避けるとよいでしょう。
無料でアクセスできることと、使い勝手の良さから多くのゲーマーに選ばれている点は魅力的ですが、その利用は慎重に行う必要があります。
ゲームでVPNを利用する方法
ゲームでVPNを利用するにはVPNに接続する必要があります。
ここからはPCゲームでVPNを利用する方法について解説していきます。
VPNを契約する
ゲームでVPNを活用するための最初のステップは、適切なVPNサービスを契約することです。
今回はNordVPNを契約した場合の手順をご紹介します。
まずはNordVPNの公式サイトにアクセスし、「お得に購入」ボタンをクリックしてください。
その後、利用期間に応じたプランを選び、支払い方法を選定して決済を完了させます。
正常に決済が完了すると、登録したメールアドレスに確認メールが送られ、アカウントを有効にするための認証作業が求められます。
VPNをダウンロードする
アカウントが有効になったら、次はNordVPNアプリをダウンロードしましょう。
ダウンロードページから自分の使用しているデバイスに合ったバージョンを選択し、インストールファイル（例：NordVPNsetup.exe）をダウンロードします。
ダウンロード後、ファイルを開いて指示に従い、インストールを進めてください。
インストール時には、デスクトップショートカットやスタートメニューショートカットを作成することをお勧めします。
VPNを設定する
NordVPNアプリがインストールされたら、アプリを開いてログインしましょう。
ログイン後は、使用するサーバーを選択して接続を開始します。
例えば、アメリカのサーバーに接続することで、アメリカ限定のオンラインゲームサーバーにアクセスできるようになります。
接続が成功すると、アプリ上で「接続済み」と表示され、IPアドレスが選択した国のものに変更されます。
ゲームにVPNを設定する
VPNが設定された状態で、ゲームを起動しましょう。
今回はレインボーシックスシージを例にします。
例として、NordVPNでフィリピンのサーバーに接続した後、ゲームを起動し、希望のサーバーに入っているか確認します。
これにより、通常よりも多くのサーバーオプションが利用可能になり、プレイの幅が広がります。
ゲームを終了するときは、VPNを一度切断してから再び接続することで、セキュリティを保ちながら快適にゲームを楽しめます。
ゲーム向けVPNサービスを選ぶときの注意点
ゲームでVPNを使うとメリットだけでなくデメリットもあります。
特にこれを知らなければ、せっかく有料VPNを契約したのにゲームで使えないということもあるので、次のポイントもしっかり押させておきましょう。
VPNの利用を制限しているゲームがある
多くの国で合法的に利用されているVPNですが、利用する国の法律によっては制限されている場合があります。
例えば、中国ではVPNが合法であるものの、一定の制約があり、時には不審な行為と見なされることもあります。
VPNの使用が違法とされるのは、その使用方法によることが多いです。
例えば、地域限定の特価商品へアクセスするためにVPNを使用すると、サービス提供者の規約違反に問われ、アカウントの停止などのリスクが生じることがあります。
また、著作権で保護されたコンテンツをダウンロードする目的でVPNを利用することも、一般に法律に反する行為とされています。
VPNに接続すると遅くなる場合がある
VPNを利用する際に気をつけたいのは、通信速度が遅くなる可能性があることです。
VPNを通じてデータが送受信される際には、いくつかの要因により速度が落ちることがあります。
まず、VPNはデータを暗号化し、受信したデータを復号化します。
この暗号化プロセスには、パソコンやネットワーク機器に大きな処理負担をかけるため、結果として通信速度が遅くなることがあります。
また、使用するVPNサーバーが物理的に遠い場所に位置している場合、データが長い距離を移動する必要があるため、遅延が生じやすくなります。
サーバーの混雑も大きな要因の一つです。
多くのユーザーが同じVPNサーバーに同時に接続すると、サーバーが過負荷となり、速度が低下することがあります。
さらに、VPNサービスによっては帯域幅を制限しており、一定のデータ使用量を超えると速度が制限されることもあります。
ゲーム向けVPNに関するよくある質問
ゲーム向けVPNを選ぶ際にはメリットやデメリット以外に、漠然とした不安があるものです。
ここからはゲーム向けVPNに関するよくある質問に答えていきます。この回答を参考にVPNを導入するか検討してください。
VPNを利用するときのリスクやデメリットは？
VPNを利用すると、通信の詰まりが発生しやすく、これが結果的に通信速度の低下を招くことがあります。
さらに、VPNサービスを選ぶ際のコストも考慮する必要があります。
多機能なVPNサービスほど価格が高くなる傾向にあるため、事前に必要な機能を明確にすることが大切です。
VPN接続時の通信速度の目安はどのくらい？
オンラインゲームやその他のインターネット活動を行う際、VPNの通信速度は非常に重要です。
一般的に快適な通信速度の目安として30Mbpsが推奨されています。これは、メールやチャット、簡単なネットサーフィンなどの軽いインターネット使用に適しています。
しかし、ビデオ通話やオンラインゲームなど、より多くのデータを扱う活動では、80Mbpsから100Mbpsの速度が求められることもあります。
特にオンラインゲームの場合、安定した高速接続はゲームプレイの品質に直接関わるため、80Mbpsから100Mbpsが望ましいです。
14アイズとは？
「5-Eyes」、「9-Eyes」、「14-Eyes」という言葉を聞いたことありますか？
これらは、主に通信情報のスパイ活動を共有する国際的な協定のグループを指します。
「5-Eyes」の起源は1946年にさかのぼります。
このとき、アメリカとイギリスが結んだUKUSA協定が始まりでした。
この協定は、両国が通信情報を共有するというもので、後にオーストラリア、カナダ、ニュージーランドが加わり、これを「5-Eyes」と呼ぶようになりました。
このグループは後に拡大し、「9-Eyes」と「14-Eyes」が形成されます。
これにはそれぞれデンマーク、フランス、ネザーランド、ノルウェイが「9-Eyes」に、そしてドイツ、ベルギー、イタリア、スペイン、スウェーデンが「14-Eyes」に加わりました。
これらの国々は、より広い範囲での通信スパイ活動の共有が可能になっています。
特にVPNの使用者にとって重要なのは、これらの協定国に基づくVPNプロバイダーは、ユーザーの通信データが政府によってアクセスされるリスクが高まる可能性があるということです。
プライバシーを重視する場合、これらの国々のVPNプロバイダーを避け、よりプライバシーを尊重する国のサービスを選択しましょう。
ゲーム向けVPNおすすめまとめ
適切なVPNを選ぶことで、オンラインゲームを安全かつ快適に楽しむことが可能です。
VPNはサイバー攻撃から保護し、地域制限を回避し、通信を暗号化することで、データ漏洩のリスクを減少させます。
また、ラグの低減やマッチング効率の向上にも寄与します。
選択する際には、通信速度、セキュリティの質、料金など、さまざまな要素を考慮して、ゲームプレイに最適なVPNを選びましょう。