法人がレンタルサーバーを選ぶ際には個人向けのサービスとは異なる点に注目することが重要になります。
法人向けに適したレンタルサーバーを選ばないと使い勝手が悪く、ビジネスに影響を及ぼすケースがあるため注意しましょう。
本記事では特に中小企業向けにおすすめのレンタルサーバー10選を紹介します。
さらに、法人向けレンタルサーバー選びのポイントから導入方法、よくある質問への回答まで紹介するため参考にしてください。
法人向けレンタルサーバーの特徴
法人向けレンタルサーバーの特徴を以下にまとめました。
- スペックが高い
- サポート体制が充実している
- 価格が高い
法人向けレンタルサーバーは全体的なスペックが高いため、処理速度が優れていて、安定性があり、商用利用に適しています。
CPUやメモリ、ストレージなど基本的なスペックが高くなっており、さまざまな用途に適用可能です。
トラブルに迅速に対処できるように法人向けレンタルサーバーはサポート体制が充実しています。
24時間365日体制でサポートしているサービスが多く、電話サポートだけではなくZoomサポートなどに対応するケースもあります。
スペックやサービス、サポート内容が充実しているため、法人向けレンタルサーバーは価格が高いのも特徴です。
目的に合わせて必要なスペックを見積り、予算との兼ね合いを考慮しながら選ぶことが重要になります。
法人向けレンタルサーバーと個人向けレンタルサーバーの違い
法人向けレンタルサーバーと個人向けレンタルサーバーの違いを以下にまとめました。
| 法人向けレンタルサーバー | 個人向けレンタルサーバー | |
| メリット | ・サポートが充実している ・セキュリティに力を入れている ・サーバーの安定性が高い ・品質保証制度を用意するサービスが多い | ・料金が安い ・プラン変更を柔軟に行える ・必要な機能のみ選べるためシンプルで使いやすい |
| デメリット | ・価格が高い ・オプションを追加しすぎると費用負担が大きくなる ・用途によってはオーバースペックになる | ・ドメイン数やデータベース数に上限がある ・機能が限定的 ・電話サポートに対応していないことが多い ・サーバーのスペックが低い |
法人向けレンタルサーバーと個人向けレンタルサーバーの違いを理解するために、メリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
法人向けレンタルサーバーのメリット
法人向けレンタルサーバーのメリットは以下の通りです。
- サポートが充実している
- セキュリティに力を入れている
- サーバーの安定性が高い
- 品質保証制度を用意するサービスが多い
法人向けのレンタルサーバーは個人向けと比較するとサポートが充実している傾向にあります。
ビジネス目的のサイトを運営する場合、サーバーがダウンすると大きな機会損失を招くため、早急に対処しなければいけません。
法人向けのレンタルサーバーは24時間体制でサポートに対応していて、標準で電話サポートを受け付けているケースが多いです。
また、法人向けのレンタルサーバーはサイバー攻撃などへの備えがしっかりとしていて、セキュリティ対策が充実しています。
情報漏洩が起きると企業の信用が落ちて経営に大きな影響を与えるため、法人向けのサービスの方がセキュリティに力を入れていることが多いです。
法人向けレンタルサーバーは安定性が高いものが多く、品質保証制度が提供されているケースもあります。
品質保証制度が適用されれば、サーバーの稼働率が基準値を下回った場合に利用料金が返金されるため安心です。
法人向けレンタルサーバーのデメリット
法人向けレンタルサーバーのデメリットは以下の通りです。
- 価格が高い
- オプションを追加しすぎると費用負担が大きくなる
- 用途によってはオーバースペックになる
法人向けレンタルサーバーはスペックが高く、機能が豊富で、セキュリティやサポートが充実しているため、個人向けと比較して価格が高いです。
個人向けレンタルサーバーのような格安プランは基本的に用意されておらず、継続して利用を続けるならば費用負担は大きなものになります。
また、法人向けレンタルサーバーではオプションサービスが豊富に用意されているケースが多く、追加しすぎて想定より費用がかかるケースに注意しましょう。
法人向けの用途に便利なオプションがたくさん用意されているのですが、すべてのオプションを追加するわけにはいきません。
法人向けレンタルサーバーは予算との兼ね合いを考えて必要な機能を見極める必要があります。
用途によっては法人向けレンタルサーバーはオーバースペックになる点にも注意が必要です。
小規模なサイトの運営や少数のメールアドレスの運用であれば個人向けのレンタルサーバーでも問題ありません。
個人向けレンタルサーバーのメリット
個人向けレンタルサーバーを利用するメリットは以下の通りです。
- 料金が安い
- プラン変更を柔軟に行える
- 必要な機能のみ選べるためシンプルで使いやすい
個人向けレンタルサーバーは法人向けと比較すると全体的に料金が安い傾向にあります。
法人向けよりも低スペックで機能も限定的なため、その分だけ料金が安くなるからです。
また、個人向けレンタルサーバーは契約後のプラン変更を柔軟に行える傾向にあります。
サイトの成長に合わせて上位プランへ移行することで、スペックが不足する事態を避けられるでしょう。
個人向けレンタルサーバーは機能が限定的なため、必要な機能のみが含まれるシンプルな構成でサーバーを利用できます。
個人向けレンタルサーバーのデメリット
個人向けレンタルサーバーを利用するデメリットは以下の通りです。
- ドメイン数やデータベース数に上限がある
- 機能が限定的
- 電話サポートに対応していない
- サーバーのスペックが低い
個人向けのレンタルサーバーにはドメイン数やデータベース数に上限が設けられているケースがあり、多数のサイトの運営には適していません。
ドメイン数やデータベース数が無制限のプランが用意されている場合は料金設定が高くなり、費用負担が大きくなります。
個人向けのレンタルサーバーは機能が限定的であり、必要な機能がオプションとして用意されるケースが多いです。
サポート面では、個人向けのレンタルサーバーは電話サポートには対応していないケースが多く、問い合わせをしても回答を受け取るまでに待たされるケースがあります。
法人向けと比較すると個人向けのレンタルサーバーはスペックが低いため、サイトの表示速度やWordPressの処理速度などで不満を感じるケースがある点にも注意しましょう。
自社に合った法人向けレンタルサーバーの選び方や比較ポイント
法人向けレンタルサーバーを選ぶ際には自社に合わせたものを選ばないと無駄になります。
レンタルサーバーの選び方や比較の際のポイントを以下にまとめました。
- これまでの実績を確認する
- 必要な機能を満たしたプラン同士を比較する
- 安定性に注目する
- セキュリティ体制をチェックする
- サポート体制を比較する
- バックアップの頻度や内容を確認する
レンタルサーバー選びでどんな点を意識すればいいのか、重要なポイントを紹介します。
これまでの実績を確認する
法人で利用するレンタルサーバーを選ぶ際には、運営会社のこれまでの実績を確認することが大切です。
これまで長年に渡って安定したサービスを提供してきた運営会社であれば、今後も質の高いサービスを提供すると期待できます。
20年以上の実績がある会社から、事業を始めて数年程度の会社まであるため、レンタルサーバーの事業を開始した年度を確認しましょう。
これまでに長くサーバーを運営してきて、有名企業や官公庁などで利用された実績のあるサービスはおすすめできます。
レンタルサーバーの公式サイトを確認すれば、事業の開始年度やこれまでに利用した会社の情報などがわかります。
口コミや評判などの情報も集めておいて、信頼性の高い運営会社を探しましょう。
必要な機能を満たしたプラン同士を比較する
法人向けのレンタルサーバーを比較する際には、同じスペックのプラン同士で料金や機能を比べることをおすすめします。
レンタルサーバーはスペックの異なるさまざまなプランを展開しているケースが多いです。
似たようなスペックのプラン同士を比較しないと、どちらのレンタルサーバーの方がコスパに優れているか判断できません。
また、スペックや料金だけではなく、標準搭載されている機能にも注目することをおすすめします。
たとえば、自動バックアップが標準搭載されているケースと、自動バックアップがオプションになっているケースがあるからです。
メモリやストレージ容量などが同じプラン同士で標準搭載される機能や料金の違いを比較することで、コスパの優れたサービスを見つけられます。
安定性に注目する
法人がビジネス目的でレンタルサーバーを利用するならば、サーバーの安定性を重視して選びましょう。
サーバーのダウンや障害などのトラブルでサイトへアクセスできない状態が続くと機会損失につながり、企業の信用の低下を招くため、安定性は大事です。
レンタルサーバーの安定性を把握する上で稼働率は重要な指標とされています。
稼働率の数値が高いほどサーバーが正常に稼働している時間が長いことを示しているため、稼働率を比較してサーバーを選びましょう。
また、SLA(サービス品質保証)を導入しているサービスを利用すると、規定の稼働率を下回ったときに料金が返金されます。
サービスの安定性に自信を持っているからこそSLAを導入していると考えられるため、サーバーの安定性を判断するための根拠としてSLAに注目することは重要です。
セキュリティ体制をチェックする
情報漏洩などに備えるために法人向けレンタルサーバーのセキュリティ体制を重視することは大切です。
セキュリティ体制の甘いレンタルサーバーを利用するとさまざまなリスクがあり、会社経営に影響を及ぼすため注意しましょう。
セキュリティ体制をチェックする際には以下のような機能が備わっているか確認することをおすすめします。
- SSL証明書
- WAF
- IPS
- ウイルススキャン
- ファイアウォール
- 脆弱性診断
セキュリティに関する機能については標準搭載されているか、オプションとして提供されているかの確認も大事です。
多くのセキュリティ機能が標準搭載されているレンタルサーバーの方がコストを抑えることができます。
サポート体制を比較する
レンタルサーバーを利用していてトラブルが起きたときにすぐ対処できるように、サポート体制を比較することは重要です。
サポート体制は24時間365日対応してくれるのが望ましく、メールやチャットに加えて電話サポートに対応できるサービスをおすすめします。
迅速に問題を解決したいならば、電話サポートの方が短いやり取りで問題を解決できる可能性が高いです。
また、サポートの対象となる範囲が異なるケースがあるため、問い合わせできる内容の違いについて比較しましょう。
専門的な知識に精通した技術サポートの担当者を用意しているサービスであれば、技術的な問題について迅速に回答してくれます。
バックアップの頻度や内容を確認する
サーバーの故障などによるデータの消失に備えて、レンタルサーバー側でどの程度の頻度や内容でバックアップをしてくれるのか、詳細を確認しておくことは大切です。
基本的に法人向けのレンタルサーバーであれば、自動バックアップの機能を提供しています。
ただし、過去何日分のデータまでバックアップをするのか、どの程度の頻度でバックアップが行われるのかなどは違うため注意しましょう。
また、バックアップデータの提供を受けるための方法や条件についても確認しておきます。
利用者の不注意によりデータが消失した場合もデータ提供を受けられるのが望ましいです。
法人におすすめレンタルサーバー比較表一覧
本記事でおすすめする法人向けレンタルサーバーの比較表は以下の通りです。
| サービス名 | 月額料金 | ストレージ容量 | 自動バックアップ | サポート体制 |
| エックスサーバービジネス | スタンダード：3,762円～ プレミアム：7,524円～ エンタープライズ：11,286円～ | スタンダード：300GB プレミアム：400GB エンタープライズ：500GB | 過去14日分 | ・メールサポート(24時間365日受付) ・電話サポート(平日10時～18時) ・無料設定代行 ・ホームページ無料制作サービス |
| CPIレンタルサーバー | 4,840円～ | 300GB | 自動・手動でバックアップを取得 | ・メールサポート ・24時間365日電話・メールサポート(有料オプション) |
| さくらのレンタルサーバ | ビジネス：1,980円～ ビジネスプロ：3,850円～ | ビジネス：600GB ビジネスプロ：900GB | 8世代の自動バックアップ | ・チャット ・メール ・電話(コールバック予約) |
| ConoHa WING | Bizライト：月額1,331円～ Bizスタンダード：月額2,844円～ Bizアドバンス：月額5,687円～ | Bizライト：300GB Bizスタンダード：400GB Bizアドバンス：500GB | 過去14日分 | ・メール ・電話 ・チャット |
| KAGOYA | 1コア/4GB(仮想専用)：1,485円～ 2コア/8GB(仮想専用)：4,950円～ 4コア/16GB(仮想専用)：9,900円～ 4コア/16GB(物理専用)：16,335円～ | 1コア/4GB(仮想専用)：100GB 2コア/8GB(仮想専用)：300GB 4コア/16GB(仮想専用)：500GB 4コア/16GB(物理専用)：1TB | 有 | ・メール(24時間365日受付) ・電話(平日10時～17時) |
| iCLUSTA+ by GMO | ミニ：1,027円 レギュラー：1,155円 プロ：1,947円 | ミニ：300GB レギュラー：500GB プロ：750GB | バックアップ＆復旧(有料オプション) | ・メール ・電話 ・FAX |
| スマイルサーバ | ベーシックプラン：3,410円 SSLセットプラン：4,400円 | 400GB | データバックアップオプション(月額2,200円) | ・メール ・電話 ・チャット ・リモートサポート |
| ヘテムル | 1,100円～ | 500GB | ・過去14日分 ・バックアップオプション(7世代分を自動保存) | ・チャット ・メール ・電話 ・設定代行 |
| お名前.comレンタルサーバー | 891円～ | 400GB | 過去14日分 | ・電話サポート(24時間365日) ・メール |
| mixhost | ビジネスプラン：2,178円 | 無制限 | 過去14日分 | ・WordPressサポート ・Zoomサポート ・優先サポート ・設定代行サービス |
法人向けレンタルサーバーはそれぞれ月額料金やストレージ容量、サポート体制などに違いがあります。
何を重視するのかによって、適したレンタルサーバーは異なるものです。
希望する条件を見極めた上で月額料金などを比較して目的に合ったレンタルサーバーを選びましょう。
法人におすすめレンタルサーバー10選
法人に向いているおすすめレンタルサーバー10選について、それぞれのサーバーの特徴やおすすめポイントなどを紹介します。
エックスサーバービジネス
| 月額料金 | スタンダード：3,762円～ プレミアム：7,524円～ エンタープライズ：11,286円～ |
| ストレージ容量 | スタンダード：300GB プレミアム：400GB エンタープライズ：500GB |
| サポート体制 | メールサポート(24時間365日受付)、電話サポート(平日10時～18時)、無料設定代行、ホームページ無料制作サービス |
| 自動バックアップ | 過去14日分 |
| 稼働率 | 99.99％以上、SLA(品質保証制度)に対応 |
| おすすめポイント | ・ドメインが無料で利用可能 ・マルチドメインやMySQL、メールアカウントなどが無制限 ・WAFやWeb改ざん検知などが提供されている |
エックスサーバービジネスは高品質で多機能なサーバーを提供している法人向けのサービスです。
サーバー月間稼働率は99.99％以上であり、99.99％を下回った場合は料金が返金される制度を用意しています。
メールと電話サポートに対応しており、メールは24時間365日受付、電話は平日の10時から18時まで受付可能です。
さらに、無料設定代行やホームページ無料制作サービスを用意しており、Webサイト作成のノウハウがない場合にも適しています。
自動バックアップは過去14日分について行われ、復旧用データなどでいつでも利用可能です。
WAFやWeb改ざん検知、セコムセキュリティ診断などを用意しており、セキュリティ体制は万全になっています。
CPIレンタルサーバー
| 月額料金 | 4,840円～ |
| ストレージ容量 | 300GB |
| サポート体制 | ・メールサポート ・24時間365日電話・メールサポート(有料オプション) |
| 自動バックアップ | 自動・手動でバックアップを取得 |
| 稼働率 | 不明(稼働率100％未満の場合に返金) |
| おすすめポイント | ・10日間の無料お試し ・WAFを標準搭載 ・オリジナルのSSLサーバー証明書の無償提供 ・転送量が無制限 |
CPIレンタルサーバーは中小企業向けの共用サーバーです。
プランは1つだけで、月額料金は4,840円から、ストレージ容量は300GBが用意されています。
メールサポートに対応しており、有料オプションで24時間365日電話・メールサポートを提供しているのが特徴です。
バックアップは自動と手動で行うことができて、管理画面からバックアップファイルを管理できます。
稼働率は不明ですが、SLA(品質保証制度)を用意しており、稼働率が100％未満の場合は稼働率に応じて一部の料金が返金されるため安心です。
WAFを標準搭載しており、オリジナルのSSLサーバー証明書の無償提供を行っていて、セキュリティ対策が整っています。
転送量は無制限のため、多くのデータのやり取りをするWebサイトの運営に最適です。
さくらのレンタルサーバ
| 月額料金 | ビジネス：1,980円～ ビジネスプロ：3,850円～ |
| ストレージ容量 | ビジネス：600GB ビジネスプロ：900GB |
| サポート体制 | チャット、メール、電話(コールバック予約) |
| 自動バックアップ | 8世代の自動バックアップ |
| 稼働率 | 99.99％以上 |
| おすすめポイント | ・CDN機能を無料提供 ・AIライター ・IPアドレスの専有(ビジネスプロ) |
さくらのレンタルサーバは法人向けのプランとしてビジネスプランとビジネスプロプランを用意しています。
CDN機能を無料で提供しており、Webサイトの高速化や安定化、快適なアクセスを実現可能です。
無料のAIライティングツールとしてAIライターを提供しており、コンテンツ作成をスムーズに行えます。
サポートはチャットとメール、コールバック予約必須の電話サポートに対応しているのが特徴です。
バックアップ&ステージングという機能を提供しており、8世代までのバックアップを自動で取得できます。
ビジネスプロのプランではIPアドレスの専有が可能であり、他社からの影響を受けにくくなります。
ConoHa WING
| 月額料金 | Bizライト：月額1,331円～ Bizスタンダード：月額2,844円～ Bizアドバンス：月額5,687円～ |
| ストレージ容量 | Bizライト：300GB Bizスタンダード：400GB Bizアドバンス：500GB |
| サポート体制 | メール、電話、チャット |
| 自動バックアップ | 過去14日分 |
| 稼働率 | 99.99％以上 |
| おすすめポイント | ・1契約毎にメモリとvCPUが割り当てられる ・高速化AI ・AIブログ生成ツール ・脆弱性診断 |
ConoHa WINGはビジネスプランを展開していて法人におすすめできるレンタルサーバーです。
サポートはメールと電話、チャットの3つの方法に対応しており、平日の日中にのみ受け付けています。
自動バックアップは過去14日分が行われ、どのようなケースでもバックアップデータの取得は可能です。
稼働率は99.99％以上となっており、リソース保証としてメモリとvCPUの割り当て変動がないため、安定した環境を維持できます。
高速化AIやAIブログ生成ツールなどサーバー運用を助ける豊富な機能が揃っているのが魅力です。
脆弱性診断やWAFなどセキュリティ体制も万全になっており、もしものリスクを低減させられます。
KAGOYA
| 月額料金 | 1コア/4GB(仮想専用)：1,485円～ 2コア/8GB(仮想専用)：4,950円～ 4コア/16GB(仮想専用)：9,900円～ 4コア/16GB(物理専用)：16,335円～ |
| ストレージ容量 | 1コア/4GB(仮想専用)：100GB 2コア/8GB(仮想専用)：300GB 4コア/16GB(仮想専用)：500GB 4コア/16GB(物理専用)：1TB |
| サポート体制 | メール(24時間365日受付)、電話(平日10時～17時) |
| 自動バックアップ | 有 |
| 稼働率 | 99.999％以上 |
| おすすめポイント | ・25年を超える運用実績 ・導入社数61,000社突破 ・無料SSLサーバー証明書を利用可能 ・ドメイン、転送量、データベース数、メールアカウント数が無制限 |
KAGOYAはリーズナブルな価格で専用サーバーを提供しており、高いパフォーマンスとセキュリティ性を実現できます。
25年を超える運用実績があり、導入社数は61,000社を突破していて信頼できるサービスです。
無料のSSLサーバー証明書を提供しており、Webサイトのセキュリティを万全に整えられます。
ドメイン、転送量、データベース数、メールアカウント数が無制限となっており、幅広い用途に最適です。
iCLUSTA+ by GMO
| 月額料金 | ミニ：1,027円 レギュラー：1,155円 プロ：1,947円 |
| ストレージ容量 | ミニ：300GB レギュラー：500GB プロ：750GB |
| サポート体制 | メール、電話、FAX |
| 自動バックアップ | バックアップ＆復旧(有料オプション) |
| 稼働率 | ほぼ100％、SLA(品質保証制度)に対応 |
| おすすめポイント | ・30日間返金保証 ・IPSや脆弱性診断などセキュリティ対策が充実 ・各種設定代行のサービスを有料オプションとして提供する |
iCLUSTA+ by GMOはミニからプロまでの3つのプランを用意しており、ビジネスでの活用に必要な機能が各プランで揃っています。
サポートはメールと電話、FAXで受け付けており、平日の日中のみの対応です。
有料オプションとしてバックアップ＆復旧を提供しており、異なるデータセンター内へデータのバックアップができます。
稼働率はほぼ100％と発表されており、SLA(品質保証制度)を用意しています。
30日間の返金保証があるため、試しに利用してみて、合わなければ本契約をやめて返金を受けることが可能です。
セキュリティ対策が充実しており、IPAや脆弱性診断などを利用できます。
有料オプションとして各種設定代行のサービスを用意しており、サーバーを扱うノウハウがなくても安心です。
スマイルサーバ
| 月額料金 | ベーシックプラン：3,410円 SSLセットプラン：4,400円 |
| ストレージ容量 | 400GB |
| サポート体制 | メール、電話、チャット、リモートサポート |
| 自動バックアップ | データバックアップオプション(月額2,200円) |
| 稼働率 | 99.998％ |
| おすすめポイント | ・ウイルスチェックやIPS、セキュリティパッチの適用などセキュリティ対策が充実 ・リモートサポートに対応 |
スマイルサーバはベーシックプランとSSLセットプランの2つのプランを用意しています。
いずれもストレージが400GBあり、幅広い用途に対応できるだけのストレージ容量が確保されています。
サポートはメールと電話、チャットで受け付けており、リモートサポートにも対応可能です。
運営上のバックアップに加えてデータバックアップオプションが用意されており、オプションを適用すれば不注意でデータを消去した場合もデータ復旧ができます。
稼働率は99.998％を実現しており、さまざまなトラブルを未然に防いでいて、安定した運用が可能です。
ヘテムル
| 月額料金 | 1,100円～ |
| ストレージ容量 | 500GB |
| サポート体制 | チャット、メール、電話、設定代行 |
| 自動バックアップ | 過去14日分、バックアップオプション(7世代分を自動保存) |
| 稼働率 | 99.99％ |
| おすすめポイント | ・無料独自SSL「Let’s Encrypt」を提供 ・WAFや海外アタックガードなどセキュリティ機能が充実 ・マルチドメインとデータベースが無制限 |
ヘテムルは低価格で高いパフォーマンスを実現できる共用サーバーです。
ストレージはオールSSDで500GBの大容量を利用できるため、容量を気にせずに画像や動画のアップロードができます。
サポートはチャットとメール、電話に対応していて、設定代行の依頼も可能です。
無料独自SSLを標準で提供しており、オプションとして企業認証SSLやクイック認証SSLを用意しています。
WAFや海外アタックガードといったセキュリティ機能を利用できるため安心です。
運営実績が10年を超えており、稼働率は平均99.99％を実現していて、安定した質のサーバー環境を利用できます。
お名前.comレンタルサーバー
| 月額料金 | 891円～ |
| ストレージ容量 | 400GB |
| サポート体制 | 電話サポート(24時間365日)、メール |
| 自動バックアップ | 過去14日分 |
| 稼働率 | 99.99％以上、SLA(品質保証制度)に対応 |
| おすすめポイント | ・同時登録でドメインが永久無料 ・独自SSLが無料 ・マルチドメインやデータベース、転送量が無制限 ・WAFが標準搭載 |
お名前.comレンタルサーバーはサーバーとドメインの同時登録でドメインが永久無料になるのが特徴のサーバーです。
サーバー稼働率は99.99％以上であり、SLA(品質保証制度)を提供しています。
電話サポートは24時間365日いつでも受け付けており、メールサポートにも対応可能です。
独自SSLを無料提供していて、WAFを標準搭載しているなど、機能が充実しています。
マルチドメインやデータベース、転送量が無制限であり、複数のサイト運営を考えているケースでおすすめです。
mixhost
| 月額料金 | ビジネスプラン：2,178円 |
| ストレージ容量 | 無制限 |
| サポート体制 | WordPressサポート、Zoomサポート、優先サポート、設定代行サービス |
| 自動バックアップ | 過去14日分 |
| 稼働率 | 99.99％、SLA(品質保証制度)に対応 |
| おすすめポイント | ・テストサイト作成と本番サイトへの反映ができる ・「LiteSpeed Cache」によりWordPressの高速化を実現できる ・ワンクリックでセキュリティ診断が可能 |
mixhostはビジネスプランを提供しているレンタルサーバーです。
ビジネスプランではWordPressサポートやZoomサポート、優先サポート、設定代行サービスなど充実したサポートが用意されています。
ストレージ容量は無制限であり、他のユーザーに大きな影響を与えない範囲で制限なく利用可能です。
自動バックアップは過去14日分について行われ、いつでも任意のタイミングでデータ復旧ができます。
稼働率は99.99％を実現しており、稼働率が99.99％未満の場合には規定の返金率によって月額費用の一部が返金されるのが特徴です。
他には、テストサイト作成と本番サイトへの反映ができる機能やWordPressの高速化プラグイン、ワンクリックによるセキュリティ診断など便利な機能が充実しています。
法人向けレンタルサーバーを導入する方法
法人向けレンタルサーバーを導入するまでの流れを以下にまとめました。
- サーバー選び
- 申込み
- 初回料金の支払い
- 各種設定
- サーバーの運用
法人向けレンタルサーバーを導入する手順を詳しく紹介します。
手順①：サーバー選び
月額料金や稼働率、機能、サポート、セキュリティなどさまざまな要素を比較した上で契約したいサーバーを選びます。
それぞれの目的や予算、利用する人数、開設したいサイトの規模などを明らかにしておくと選びやすいです。
後でサーバーを変更するのは手間がかかるため、サーバー選びは慎重に進めましょう。
手順②：申込み
契約したいレンタルサーバーを選んだならば、公式サイトの申込みフォームへの入力を済ませて、申込みを行いましょう。
申込みの際に契約したいプランやオプションなどを選ぶことができます。
申込みフォームでは必要事項について正確な内容を入力しましょう。
申込みを済ませた後で、入力したメールアドレス宛に案内のメールが届きます。
入力したメールアドレスに誤りがあると以降の手続きを進められなくなるため注意しましょう。
手順③：初回料金の支払い
実際にレンタルサーバーの利用を開始するには、初回料金を支払う必要があります。
料金の支払方法はクレジットカードや銀行振込、請求書払い、コンビニ払いなど種類が多いです。
レンタルサーバーの料金は経費として計上することになるため、経理業務において都合の良い支払い方法を選びましょう。
手順④：各種設定
レンタルサーバーの運用を始める前に各種設定が必要になります。
設定が必要な項目としては、ドメインやメール、Webサイトなどがあります。
別のサービスで利用していたドメインやWebサイトなどを引越しして新しく契約したサーバーで利用することは可能です。
サポートが充実しているサービスの場合は、設定や引越しに必要な手続きの代行を頼める場合があります。
各種設定について不明な点があれば、気軽に問い合わせましょう。
手順⑤：サーバーの運用
各種設定を終えた後は実際にサーバーの運用を開始します。
トラブルが起きたときにはすぐにサポートを頼ることで問題を解決できます。
実際に利用していて機能やスペックなどで不満を感じた場合は、オプションサービスの利用やプラン変更などを検討しましょう。
法人向けレンタルサーバーに関するよくある質問
法人向けのレンタルサーバーについてよくある質問を以下にまとめました。
- 法人が個人向けのレンタルサーバーを使う事は可能？
- 無料で使える法人向けレンタルサーバーはある？
- レンタルサーバーは資産計上できる？
- 格安・最安値の法人向けレンタルサーバーを知りたい
法人向けのレンタルサーバーに関するよくある質問に回答します。
法人が個人向けのレンタルサーバーを使う事は可能？
法人であっても個人向けのレンタルサーバーを使うことは可能です。
法人でも小規模なWebサイトの運営であれば、個人向けのレンタルサーバーで十分なケースがあります。
用途によっては法人向けのレンタルサーバーではオーバースペックになるため注意しましょう。
無料で使える法人向けレンタルサーバーはある？
レンタルサーバーの中には無料で提供されているものがあるのですが、機能が限定的でありスペックは低いです。
法人でレンタルサーバーを利用するならば、本記事で紹介したサーバーの中から選ぶことをおすすめします。
レンタルサーバーは資産計上できる？
レンタルサーバーはあくまでもサーバーを利用できる権利を与えられているだけであり、サーバーの所有権はありません。
レンタルサーバーを売却することはできないため、資産として計上することは不可能です。
格安・最安値の法人向けレンタルサーバーを知りたい
本記事で紹介したレンタルサーバーの中では「iCLUSTA+ by GMO」が格安のプランを用意しています。
「iCLUSTA+ by GMO」のレギュラープランは月額料金が1,155円からであり、ストレージが500GB、独自SSLに対応していて各種機能が豊富です。
法人向けレンタルサーバーまとめ
法人がレンタルサーバーを利用するならば、さまざまなリスクに対処することが重要であり、セキュリティ対策やサポート体制が重要になります。
予算の問題があるため月額料金も重要であり、それぞれの目的に合ったスペック・機能を満たして予算の範囲内で利用できるレンタルサーバーを探しましょう。
本記事で紹介したレンタルサーバーはいずれも法人向けであり、安心して契約できるサービスばかりです。
レンタルサーバー選びのポイントを意識した上で、それぞれのサービスを比較することで、自社に合ったレンタルサーバーを見つけられるでしょう。