メール専用サーバーとはメールの送受信のために専用で用いるサーバーのことです。
レンタルサーバーの中にはメール専用のプランを提供しているサービスがあり、メールサーバーが必要な人からの需要があります。
しかし、メール専用サーバーをレンタルできるサーバーはたくさんあり、選び方に迷う人は多いでしょう。
本記事ではメール専用サーバーのおすすめ8社の紹介やメール専用サーバーの選び方、注意点などについて解説します。
メール専用サーバーの契約をしたい方や、メール専用サーバーの必要性が知りたい方などは参考にしてください。
メール専用サーバーの特徴
メール専用サーバーとは、独自のメールアドレスを使い、メールの送信や受信などを行えるサーバーのことです。
企業の提供するメールサービスを活用する場合は、あらかじめ用意されたドメインしか使えません。
メール専用サーバーの場合は、独自ドメインを取得し、オリジナルのメールアドレスを利用できるようになります。
メール専用サーバーを用いる場合は、送受信されるメールのデータはすべてサーバー上に保存されるのが特徴です。
メール専用サーバーの機能としては、メールの送受信に加えてメールの転送や自動返信、迷惑メールフィルタ、ウイルスチェックなどがあります。
Webメールに対応しているサービスの場合は、ブラウザ上からメールの送受信をすることが可能です。
メール専用のレンタルサーバーを使うメリット
メール専用のレンタルサーバーを活用するメリットを以下にまとめました。
- 独自のメールアドレスを持てる
- 一般的なレンタルサーバーよりも費用が安くなる
- 複数のメールアドレスを作れる
- メールアドレスの信頼性が高くなる
メール専用サーバーを活用すると独自ドメインを取得することで独自のメールアドレスを持てるようになるのがメリットです。
メールアドレスはビジネスにおいて何度も目にする部分のため、独自のアドレスを用意できればブランディング効果を得られます。
また、フリーメールのアドレスを用いるよりも独自のメールアドレスを持っている方がビジネスにおいて信頼性が高まる点もメリットです。
メール専用サーバーを用いると複数のメールアドレスを用意して、それぞれ使い分けることができます。
たとえば、担当者や窓口ごとに異なるメールアドレスを作成することで業務の管理がやりやすくなるでしょう。
以上のようにメール専用のレンタルサーバーを使うことにはメリットがたくさんあります。
メール専用サーバー選び方や比較ポイント
メール専用サーバーのサービスをこれから選ぶための方法や比較のポイントを以下にまとめました。
メール専用サーバーのサービスの選び方について、重要なポイントを解説します。
①コストと機能のバランスが取れているかを重視する
メール専用サーバーの料金をチェックして、どのくらいのコストがかかるのかを把握しておくことは大切です。
メール専用サーバーの料金の支払方法は月額払いや年一括払いなどいくつか種類があるため、月額に換算して比較することをおすすめします。
また、サービスによっては初期費用が請求されるケースがあり、オプションをつける場合はオプション料金も考慮しなければいけません。
単純に安さを重視するのではなく、必要な機能とコストとのバランスが取れていることを重視しましょう。
料金が安くても必要な機能に欠けていて、サーバーの性能が低い場合は不便になるケースがあるからです。
必要のない機能も含まれていて、オーバースペックであり、費用が希望よりも高いサービスも避けた方が良いでしょう。
必要な機能や性能を満たした上で安い料金のサービスであれば、費用とコストのバランスが取れていて理想的です。
②必要な容量が確保されているか確認する
メール専用サーバーから提供される容量がそれぞれの用途に十分な量になっているか確認しましょう。
一般的には20GBや50GB程度のプランから提供されていることが多く、中には大容量プランとして1TBや2TBのプランも存在しています。
メール専用サーバーの利用者は小規模事業者から中小企業、大企業までさまざまであり、利用する人数や作成するメールアドレス数などはそれぞれ異なるものです。
基本的にはメールアカウントを利用する人数に応じて必要な容量が決まります。
たとえば、メールボックスの1人あたりの容量が1GB必要であると仮定すると、30人分が必要な場合は最低でも30GBの容量が必要です。
ただし、実際には大きなサイズの添付ファイルのやり取りをするケースがあるため、1人あたり1GBでは不足するケースもあります。
余裕を持って必要な容量を計算した上で、十分な容量が確保されているサービス・プランを選びましょう。
③作成できるメールアカウント数が十分か確認する
メール専用サーバーのサービスやプランを選ぶ際には、作成できるメールアカウント数が十分に用意されているか確認しましょう。
作成できるメールアカウント数は10個や30個から100個以上などサービスやプランによって大きく異なります。
多くのメールアカウント数に対応しているサービスほど料金が高くなるため注意しましょう。
また、メールアカウント数に上限を設けておらず、容量の範囲内であればいくらでもメールアドレスの追加に対応しているサービスもあります。
これからどの程度の数のメールアカウントが必要になるのかわからない場合は、無制限にアドレスを追加できるサービスを選びましょう。
利用している途中でプラン変更できるサービスの場合は、必要に応じて容量やメールアカウント数の上限を増やせるため便利です。
④サポート体制の充実度をチェックする
不明な点やトラブルなどについて解決してもらうためにサポート体制は重要になります。
サポートを受けるための方法は大きく分けてチャットサポートとメールサポート、電話サポートの3種類です。
電話サポートにまで対応してくれるサービスの場合は、トラブル時にも安心できます。
サポートに対応している時間帯や曜日も重要であり、中には24時間365日いつでも問い合わせを受け付けているサービスがあります。
他には、サーバーの移行や導入を支援するサービスを提供していることがあるため、必要な場合はチェックしましょう。
⑤セキュリティ体制をチェックしておく
ビジネスのメールでは機密情報を多く扱うため、セキュリティ体制はとても重要になります。
セキュリティがしっかりしているメール専用サーバーであれば、メールが常に保護されており、第三者からの不正アクセスや不正操作、情報漏洩などを防ぐことができます。
ウイルスチェックやメール通信の暗号化、IPアドレス制限、ブルートフォースアタックへの対策などの機能があると安心です。
ブルートフォースアタックとは総当たり攻撃であり、パスワードを割り出すために用いられる手法で、あらゆる組み合わせを実行してパスワードを特定しようとします。
ブルートフォースアタックへの対策として、一定回数パスワードの入力に失敗した場合にアクセスを拒否する機能があると効果的です。
その他にもメールサーバーを狙ったサイバー攻撃にはいくつもの種類があるため、さまざまなサイバー攻撃への対策がしっかりと用意されているか確認しましょう。
⑥サーバーの稼働率を確認する
メール専用サーバーの安定性を知りたいならば、稼働率をチェックすることをおすすめします。
稼働率は実際に稼働した時間を、本来稼働すべき時間で割ったものであり、100％に近いほどサーバーの安定性が高いです。
稼働率はメール専用サーバーの公式サイト上で公開されていることが多く、99.9％や99.99％などの数字で表されています。
過去の各期間ごとに細かく稼働率を公開しているサービスは信頼性が高いです。
メール専用サーバーを比較する際には稼働率の数字や、過去の稼働率の数字がどれだけ細かく公開されているのかに注目しましょう。
おすすめのメール専用サーバー比較表一覧
本記事でおすすめするメール専用サーバーの情報を以下にまとめました。
| サービス名 | 月額料金 | 容量 | メールアカウント数 |
|---|---|---|---|
| メールホスティング（WebARENA ） | 9,610円～169,400円 | 30GB～1TB | 200～1,000個 |
| アルファメールプレミア（大塚商会） | 50GBプラン：4,580円 100GBプラン：8,220円 大容量プラン：30,250円～ | 50GB～5TB | 50GBプラン：10個 100GBプラン：30個 大容量プラン：100個～ |
| KAGOYA JAPAN | 共用タイプ：440円～ 専用タイプ：9,130円～ エンタープライズ：28,710円～ | 20GB～2TB | 無制限 |
| さくらのメールボックス | 88円～ | 20GB(1メールアドレスあたり) | 無制限 |
| お名前メール | ライトプラン：177円～ スタンダードプラン：194円～ | ライトプラン：4GB スタンダードプラン：40GB | 無制限 |
| WADAXのメールサービス | スモール：1,100円 ミドル：2,200円 ラージ：5,500円 | スモール：5GB ミドル：10GB ラージ：20GB | 無制限 |
| ConoHaVPSのメールサーバー | 基本料金：605円/月 追加ディスク(5GB毎)：363円/月 | 10GB～ | 無制限 |
| ムームーメール | 年間1,980円(月あたり165円) | 30GB | 無制限 |
サービスによって料金や容量、作成できるメールアカウント数などに違いがあります。
メール専用サーバーおすすめ8選
本記事でおすすめするメール専用サーバーについて、それぞれのサービスごとに詳しい情報を紹介します。
メールホスティング（WebARENA ）
| 初期費用 | 5,500円 |
|---|---|
| 月額料金 | 9,610円～169,400円 |
| 容量 | 30GB～1TB |
| メールアカウント数 | 200～1,000個 |
| セキュリティ機能 | ・IPアドレス制限 ・メールウィルスチェック ・添付ファイル自動暗号化 ・マイナンバー自動検出フィルタ ・パスワード有効期限 |
| サポート体制 | ・チャットサポート ・メールサポート |
| 稼働率 | サービス開始通算99.998％ |
| おすすめポイント | ・ID数とストレージ容量の組み合わせを選べる豊富なプランを展開 ・使いやすいコントロールパネルを採用 ・メールの移行や導入を支援するサービスを提供 |
メールホスティング（WebARENA ）はメールアカウント数が200個から1,000個にまで対応しているメール専用サーバーです。
メールアカウント数とストレージ容量のさまざまな組み合わせから選べる豊富なプランを展開しています。
コントロールパネルはわかりやすく直感的に利用できるデザインを採用しています。
メールの移行や導入のための支援サービスを提供しているため、初心者にも安心です。
セキュリティ機能としてはIPアドレス制限やメールウィルスチェック、添付ファイル自動暗号化などを用意しています。
サービスを開始した2012年からの通算稼働率は99.998％であり、安定性の高さが魅力です。
地方自治体や学校、医療機関、中小企業などを中心に多くの導入実績があり、信頼されています。
アルファメールプレミア（大塚商会）
| 初期費用 | 5,000円 |
|---|---|
| 月額料金 | 50GBプラン：4,580円 100GBプラン：8,220円 大容量プラン：30,250円～ |
| 容量 | 50GB～5TB |
| メールアカウント数 | 50GBプラン：10個 100GBプラン：30個 大容量プラン：100個～ |
| セキュリティ機能 | ・迷惑メール対策 ・メール誤送信対策 ・SSL暗号化 ・ウイルスチェックサービス ・標的型攻撃対策(有料オプション) |
| サポート体制 | ・電話サポート ・メールサポート ・FAXサポート |
| 稼働率 | 99.99％以上 |
| おすすめポイント | ・豊富なオプション機能がある ・自社ドメイン取得は基本料に含まれる ・国内データセンターで万全の監視体制で管理している |
アルファメールプレミア（大塚商会）は容量50GBのプランと容量100GBのプランを展開しています。
さらに大容量プランも用意されており、幅広いニーズに対応できるメール専門サーバーです。
セキュリティ対策が充実しており、迷惑メール対策やメール誤送信対策、SSL暗号化、ウイルスチェックサービスなどがあります。
さらに、有料オプションとして標的型攻撃対策を提供しており、さまざまな脅威に対抗できます。
サポートは電話とメール、FAXに対応しており、迅速に回答してくれるため安心です。
メールアカウント追加やディスク容量追加、Web改ざん検知など豊富なオプション機能が用意されており、理想通りの環境を整えられます。
基本料金の中に自社ドメイン取得が含まれており、オリジナルのメールアドレスを運用できます。
国内データセンターにサーバーが設置されており、万全の監視体制で管理していて、稼働率は99.99％以上です。
KAGOYA JAPAN
| 初期費用 | 共用タイプ：440円～ 専用タイプ：19,800円～ エンタープライズ：28,170円～ |
|---|---|
| 月額料金 | 共用タイプ：440円～ 専用タイプ：9,130円～ エンタープライズ：28,710円～ |
| 容量 | 20GB～2TB |
| メールアカウント数 | 無制限 |
| セキュリティ機能 | ・ウイルスチェック ・IPアドレス制限 ・暗号化通信 ・ブルートフォースアタック対策(専用タイプ以上) |
| サポート体制 | ・電話サポート ・メールサポート |
| 稼働率 | 99.999％ |
| おすすめポイント | ・すべてのプランでメールアドレス数無制限 ・24時間365日の障害対応 オプション機能が充実 |
KAGOYA JAPANは共用タイプと専用タイプ、エンタープライズの3つのプランを展開するメール専用サーバーです。
コスパを重視するならば容量20GBの共用タイプ、セキュリティを重視するなら容量1TBの専用タイプ、専有環境で利用したい場合は容量2TBのエンタープライズプランをおすすめします。
いずれのプランでもメールアカウント数は無制限であり、多くのメールアドレスの運用が可能です。
セキュリティ機能が充実しており、ウイルスチェックやIPアドレス制限、暗号化通信などに対応しています。
専用タイプ以上ではブルートフォースアタック対策を提供しており、サイバー攻撃に備えられます。
サポートは電話とメールに対応しており、設定方法からトラブルにまで回答してくれます。
障害対応は24時間365日実施しており、即座に復旧できるため安心です。
稼働率は99.999％で安定稼働を実現しており、メールが使えなくなるリスクが低くなっています。
さくらのメールボックス
| 初期費用 | 無料 |
|---|---|
| 月額料金 | 88円～ |
| 容量 | 20GB(1メールアドレスあたり) |
| メールアカウント数 | 無制限 |
| セキュリティ機能 | ・ウィルスチェック ・アドレスフィルタ |
| サポート体制 | ・チャットサポート ・メールサポート ・電話サポート(コールバック予約) |
| 稼働率 | 99.99％以上 |
| おすすめポイント | ・2週間無料のお試し期間あり ・マルチドメインは最大20個まで |
さくらのメールボックスはさくらのレンタルサーバが提供するメール専用サーバーです。
初期費用は無料であり、月額料金は88円からのため、とてもリーズナブルな料金設定になっています。
容量は1メールアドレスあたり20GBであり、メールアカウント数は無制限です。
セキュリティ機能としてはウィルスチェックやアドレスフィルタなどが用意されています。
サポート体制が充実しており、チャットサポートやメールサポート、電話サポートに対応可能です。
2週間無料のお試し期間が用意されているため、使い心地などを事前に確認してから契約できます。
お名前メール
| 初期費用 | 無料 |
|---|---|
| 月額料金 | ライトプラン：177円～ スタンダードプラン：194円～ |
| 容量 | ライトプラン：4GB スタンダードプラン：40GB |
| メールアカウント数 | 無制限 |
| セキュリティ機能 | ・ウィルスチェック ・迷惑メールフィルター(スタンダードプランのみ) ・SSL |
| サポート体制 | ・電話サポート ・メールサポート |
| 稼働率 | 99.99％以上 |
| おすすめポイント | ・Webメールに対応 ・電話サポートは24時間365日対応 |
お名前メールはライトプランとスタンダードプランを展開しているメール専用サーバーです。
月あたり177円から利用できるサービスであり、メールアカウント数はすべてのプランで無制限になっています。
パソコンやタブレット、スマートフォンなどどんなデバイスからも利用可能であり、Webメールにも対応していて便利です。
充実したセキュリティ機能を搭載しており、メール送受信の暗号化やウィルスチェック、迷惑メールフィルターなどがあります。
サポートは電話とメールに対応していて、電話サポートは24時間365日対応してくれるため安心です。
稼働率は99.99％以上であり、豊富な実績があって、信頼できるサービスといえます。
WADAXのメールサービス
| 初期費用 | 3,300円 |
|---|---|
| 月額料金 | スモール：1,100円 ミドル：2,200円 ラージ：5,500円 |
| 容量 | スモール：5GB ミドル：10GB ラージ：20GB |
| メールアカウント数 | 無制限 |
| セキュリティ機能 | ・SSL ・ウィルスチェック ・迷惑メールフィルター |
| サポート体制 | ・メールサポート ・電話サポート |
| 稼働率 | 不明 |
| おすすめポイント | ・土日祝日もサポートに対応 ・Webメールに対応 |
WADAXのメールサービスはスモールからラージまで3つのプランを用意しているメール専用サーバーです。
それぞれのプランごとに容量が異なっており、いずれのプランでもメールアカウント数は無制限となっています。
マルチドメインの制限はスモールが5個まで、ミドルが10個まで、ラージが20個までです。
セキュリティ機能として利用できるのはSSLやウィルスチェック、迷惑メールフィルターなどであり、万全のセキュリティ対策が施されています。
サポートはメールと電話に対応しており、土日祝日もサポートを受け付けているため安心です。
Webメールに対応しているため、メールソフトを用意せずにWebからメールの送受信ができます。
ConoHaVPSのメールサーバー
| 初期費用 | 無料 |
|---|---|
| 月額料金 | 基本料金：605円/月 追加ディスク(5GB毎)：363円/月 |
| 容量 | 10GB～ |
| メールアカウント数 | 無制限 |
| セキュリティ機能 | ・ウィルスチェック ・迷惑メールフィルタ |
| サポート体制 | ・電話サポート ・メールサポート |
| 稼働率 | 不明 |
| おすすめポイント | ・14日分の自動バックアップ(363円/月) ・ドメイン数は無制限 |
ConoHaVPSがオプションとして提供しているメールサーバーは月額605円から利用できます。
容量を5GB毎追加できるのが特徴であり、追加容量は無制限です。
利用する人数や規模に応じて必要な容量だけを契約できるため、無駄なコストを抑えられます。
ドメイン数やメールアカウント数は無制限のため、上限を気にすることなくメールアドレスを作成できます。
セキュリティは迷惑メールフィルターとウィルスチェックの機能が標準搭載されているため安心です。
オプションとして月額363円で14日分の自動バックアップができるサービスが用意されています。
コントロールパネルから簡単な操作ですぐにメールサーバーの構築ができて、電話サポートに対応しているため、初心者におすすめです。
ムームーメール
| 初期費用 | 無料 |
|---|---|
| 月額料金 | 年間1,980円(月あたり165円) |
| 容量 | 30GB |
| メールアカウント数 | 無制限 |
| セキュリティ機能 | ・ウィルスチェック ・迷惑メールフィルタ ・送受信暗号化 |
| サポート体制 | ・チャットサポート ・メールサポート |
| 稼働率 | 99.99％ |
| おすすめポイント | ・専用のWebメールが利用できる ・メールアプリやメールソフトで利用するためのマニュアルを完備 ・マルチドメインは50個にまで対応 |
ムームードメインの提供するメール専用サーバーがムームーメールです。
ムームーメールは1年間の利用料が1,980円であり、月あたり165円で利用できるため、費用が安くなっています。
容量は30GBであり、マルチドメインは50個にまで対応、メールアドレス数は無制限です。
セキュリティ機能として利用できるのはウィルスチェックや迷惑メールフィルタ、送受信暗号化などです。
サポートはAIチャットサポートがあり、チャットで解決できない場合にはメールサポートを利用できます。
専用のWebメールを利用できるため、時間や場所、デバイスを選ばずにいつでもメールの送受信が可能です。
メールアプリやメールソフトにも対応しており、他のアプリやソフトで利用するためのマニュアルも完備されています。
メール専用サーバーを導入する方法
メール専用サーバーを導入するまでの流れは以下の通りです。
メール専用サーバーを導入するための方法について、各手順ごとに詳しく説明します。
手順①：サービスを選ぶ
まずはどのメール専用サーバーを利用するのかサービスを選びます。
料金や利用できるメールアカウント数、セキュリティ機能などを比較し、用途に適した条件が整っているサービスを探しましょう。
手順②：申込みフォームから申込み
メール専用サーバーの契約をするには、各サービスの公式サイト上にある申込みフォームから手続きを進めます。
各項目を入力する際には、正確な内容を記載することを心がけましょう。
電話番号やメールアドレスなどに誤りがあると手続きを進めることができなくなるため注意が必要です。
手順③：認証手続き
本登録の手続きをするために認証手続きをしなければいけないサービスが多いです。
申込みの後に送られてくるメールに記載されたURLにアクセスして本登録の手続きを進めるのが一般的です。
また、SMSや音声通話によって認証コードを受け取り、認証手続きを進めることを求められる場合があります。
手順④：支払い手続き
本登録をする前に支払い手続きを済ませる必要があります。
初期費用と初回料金の支払いが確認されれば、本登録が完了してアカウントが発行されるという流れです。
支払い方法はクレジットカードや口座振替などがあります。
クレジットカード払いであればすぐに支払いが確認されてアカウントが発行されるため、おすすめの支払い方法です。
手順⑤：各種設定
メール専用サーバーの本登録を済ませた後は各種設定を行いましょう。
ドメインの設定やメールアドレス・パスワードの設定、セキュリティ設定などを行います。
メールソフトやメールアプリを用いる場合は、それぞれのソフトやアプリでの設定が必要です。
メールソフトでの設定方法については、メール専用サーバーがオンラインマニュアルなどで公開しているケースが多いため確認しましょう。
手順⑥：運用
各種設定を終えた後は実際にメールアドレスをビジネスなどで運用していきます。
メールサーバーを運用していてトラブルや問題が起きたときにはサポートに問い合わせましょう。
不満や不便さを感じる場合には、プラン変更や別のサービスへの変更を検討することをおすすめします。
メール専用サーバーに関するよくある質問
メール専用サーバーについてのよくある質問を以下にまとめました。
- メール専用サーバーは他社のサーバーに移行できる？
- メール専用サーバーとレンタルサーバーの違いは？
- メール専用サーバーがダウンすることはあるのか？
よくある質問について回答します。
メール専用サーバーは他社のサーバーに移行できる？
メール専用サーバーに不満を感じた場合は、他社のサーバーへ移行するという選択肢があります。
新しいサーバーと契約を行い、旧サーバーのデータを移して、新しいサーバーで独自ドメインの登録を行えば、メールサーバーの移行が可能です。
メール専用サーバーによっては、移行を支援するサービスがあります。
メール専用サーバーとレンタルサーバーの違いは？
メール専用サーバーは基本的にメールの運用に特化したサービスであり、メール以外の用途では利用できません。
レンタルサーバーの場合は、Webサイトの開設やアプリの開発、ゲームのマルチプレイ、メールの運用など幅広い用途に利用できます。
メール以外の用途でもサーバーを利用したい場合はレンタルサーバーの契約を検討しましょう。
メール専用サーバーがダウンすることはあるのか？
メール専用サーバーはレンタルサーバーと同様にサーバーがダウンするリスクが常に存在します。
ただし、多くのサーバーは稼働率が99％を超えており、サーバーがダウンすることは滅多にありません。
また、メール専用サーバーの中にはサーバーを冗長構成にすることで、サーバーがダウンしても予備設備に切り替わり、メールの運用を続けられるサービスがあります。
サーバーダウンのリスクを回避したいならば、冗長構成を採用しているメール専用サーバーを選びましょう。
メール専用サーバーまとめ
独自のメールアドレスを取得し、複数のメールアカウントを登録して運用したいならばメール専用サーバーの利用をおすすめします。
多くのサービスがあるため、料金やセキュリティ機能、サポートなどを比較しながら最適なサービスを選びましょう。
本記事で紹介しているメール専用サーバーであれば、コスパに優れていて、信頼性が高く、安心して利用できます。
個人や法人を問わず、メールアドレスを運用したい場合にはメール専用サーバーの契約を検討しましょう。