ECサイトを運営するための方法はいくつか存在しており、その中でもレンタルサーバーを借りる方法はおすすめです。
レンタルサーバーを活用してECサイトを開設すれば、カスタマイズ性に優れており、さまざまな機能を利用することができて、集客や販促の効果を高めることができます。
ただし、レンタルサーバーにはいくつものサービスが存在しており、どれを選ぶべきか悩む方は多いです。
本記事では、ECサイト向けのおすすめレンタルサーバーの紹介やサーバーの選び方、ECサイトの作り方などについて詳しく解説します。
これからレンタルサーバーを利用してECサイトを開設したい方はぜひとも参考にしてください。
ECサイトを作る5つの方法
ECサイトの作り方には大きく分けて以下の5つの方法が存在しています。
それぞれ特徴が異なっており、メリット・デメリットがあります。
以下ではECサイトを作る5つの方法について、それぞれ詳しく解説します。
ASP
ASPとは「Application Service Provider」のことであり、インターネットを通じてさまざまなアプリケーションを提供するサービスです。
ASPの中にはECサイト向けのサービスが存在しており、ECサイトに必要な機能が備わったアプリを利用できます。
決済機能やカート機能、配送機能などが用意されており、ECサイトの環境を簡単に構築できるのがメリットです。
ASPの事業者側が運用保守を行ってくれるため、メンテナンスなどの作業は不要になります。
ASPはカスタマイズ性に制限があり、外部のシステムとの連携も困難な点はデメリットです。
気軽にECサイトを開設してみたいと考えている方にASPはおすすめできます。
ECモール(ネットショップ)
ECモール(ネットショップ)にネットショップを出店してECサイトを始めるという方法があります。
ECモールの中でも有名なものはAmazonや楽天市場などです。
Amazonや楽天市場などに登録を行いネットショップを開業する場合、既存のシステムを活用できて、ネットショップの運営に必要な機能はすべて揃っています。
既存のECモールの知名度を活用できるため、集客を進めやすい点がメリットです。
ただし、既に数多くのネットショップが出店しているため、競争が激しく、埋もれてしまうケースがあります。
また、既存のECモールのシステムやルールに制限されるため、独自性を出しにくい点もデメリットです。
専門的な知識やノウハウがなく、予算も限られている場合は、ECモールの利用をおすすめできます。
オープンソース
オープンソースのソフトウェアでECサイトを構築するという方法があります。
ECサイトの構築に必要なソフトウェアがオープンソースで配布されており、無料で利用できてカスタマイズ性が高いのが特徴です。
オープンソースのため自由に機能を追加することができ、外部システムとの連携もしやすくなっています。
レンタルサーバーを借りて、オープンソースのソフトウェアをインストールすれば、ECサイトを簡単に構築可能です。
ただし、オープンソースのソフトウェアを活用するには専門的な知識や技術が必要になります。
また、オープンソースのソフトウェアはソースコードが公開されており、セキュリティ対策に注意が必要です。
オープンソースのソフトウェアの利用は自己責任であり、何かトラブルが起きてもサポートを受けられない点にも注意しましょう。
ECパッケージ
ECパッケージはECサイト構築に必要な機能がまとまったプラットフォームのことです。
ECパッケージには注文やショッピングカード、決済などの機能が最初から備わっており、一からECサイトのシステムを構築する手間を省けます。
拡張性が高く、それぞれの目的に合わせて自由にカスタマイズした上で運用可能です。
ただし、ECパッケージを導入するためには高額なコストがかかるため、予算が限られる場合は利用するのが難しくなります。
基本的にECパッケージは大規模なECサイトを構築するために選ばれることが多い手法です。
フルスクラッチ
フルスクラッチでECサイトを構築するとは、一からECサイトのシステムを自前で作成することです。
既存のプラットフォームやソフトウェアなどを使用せず、必要なものはすべて自前でシステムを開発して用意します。
大企業が自社開発でECサイトを構築するケースが多く、自由度の高いサイトを作れる点がメリットです。
しかし、フルスクラッチでECサイトを構築するには多くのエンジニアが必要であり、膨大なコストがかかります。
フルスクラッチでECサイトを作る際に必要な人材を外注で補うケースもあるのですが、その場合はさらにコストが膨らむでしょう。
フルスクラッチの場合はシステムがブラックボックスの状態になりやすく、担当者の引継ぎが上手くいかないとトラブルが起きやすいです。
ECサイトに必要なサーバーとは?
ECサイトを開設する際にはサーバーを用意しなければいけません。
サーバーにECサイトのシステムに関するファイルやデータを保管しておき、サーバーからデータが送られることでECサイトは機能します。
ただし、サーバーにはさまざまな種類が存在しており、それぞれにメリット・デメリットがあります。
以下ではECサイトに必要なサーバーの種類や重要性について詳しく解説します。
サーバーの種類
ECサイトの構築でレンタルサーバーを利用する場合は、サーバーの種類を選ぶ必要があります。
レンタルサーバーで提供されるサーバーの種類を以下にまとめました。
サーバーの種類 | 仕組み | 費用 | 自由度 | 専門知識 |
---|---|---|---|---|
共用サーバー | 1台の物理サーバーを複数のユーザーで共有する | 安い | 低い | 不要 |
専用サーバー | 1台の物理サーバーをユーザーが専有する | 高い | 高い | 必要 |
VPS | 1台の物理サーバーを仮想的に複数のユーザーに割り当てる | 専用サーバー・クラウドサーバーより安い | 高い | 必要 |
クラウドサーバー | 仮想化された1つあるいは複数のサーバーをインターネット経由で利用する | 専用サーバーより安い | 高い | 必要 |
サーバーの種類によって費用や自由度、必要な専門知識の有無などに違いがあります。
適したサイトの規模にも違いがあるため、サーバーの違いをよく理解した上で選びましょう。
ECサイトのサーバーの重要性
ECサイトの運営においてサーバーはさまざまな点に影響するため重要です。
なぜECサイトにおいてサーバーが重要になるのか、理由を以下にまとめました。
- サーバーが安定しなければECサイトの稼働率が低下するため
- サーバーが強靭でなければアクセスが集中するとダウンしやすくなるため
- ECサイトの表示速度や処理速度はサーバーのスペックに依存するため
ECサイトはサーバーに保管したデータを活用して稼働しており、サーバーが安定しなければECサイトの稼働率が低下します。
ECサイトの稼働率が低下すれば販売機会の損失を招き、売上低下の原因となります。
ECサイトが安定して稼働するかどうかを決めるのがサーバーのため、サーバーは重要な存在です。
また、サーバーが強靭でないと、アクセスが集中したときにECサイトがダウンしやすくなります。
多くのアクセスが集中した場合でもECサイトが稼働し続けられるようにするためにサーバーの強靭さも重要になります。
ECサイトの表示速度や処理速度を決めるのはサーバーのスペックのため、サーバーのスペックの決め方もECサイトの運営において重要です。
以上のようにサーバーはECサイトのさまざまな要素に影響を与えるため、どのようにしてサーバーを準備するのかが問題になります。
ECサイトはサーバーを借りるかネットショップを利用するかどちらが良い?
ECサイトを開設するには、サーバーを借りて自前で環境を用意する方法以外にも、ネットショップ(モール)に出店する方法があります。
以下ではサーバーを借りるのとネットショップを利用することの特徴やどちらが良いのかについて解説します。
サーバーを借りてECサイトを作る
サーバーを借りて一からECサイトを立ち上げる方法は、自由度が高い点が大きなメリットです。
独自ドメインを取得し、サイトのデザインを自由に決めて、個性を出すことができます。
オリジナルのECサイトを作成することでブランディングしやすくなり、長期的に見て売上を伸ばしやすくなるでしょう。
また、自分たちでECサイトの環境を構築する場合は、幅広いデータを収集して活用できる点もメリットです。
自前のECサイトの場合は出店料や手数料が発生せず、利益率が高くなる点もメリットといえるでしょう。
サーバーを借りてECサイトを作る場合は集客を自分たちで行う必要があり、売上が安定するまで時間がかかる点はデメリットです。
ECサイトを構築するまでに時間がかかり、ECサイトの開設後には保守管理やセキュリティなどに気を配る必要がある点も注意しましょう。
ネットショップを利用してECサイトを作る
ECモールに出店してECサイトを開設するという方法があります。
Amazonや楽天など既存のECモールの知名度を活用することで集客しやすい点がメリットです。
一からシステムを構築する必要がなく、気軽にECサイトを始められる点もメリットといえるでしょう。
ただし、ECモールには既存のお店がたくさん存在していて競争が激しい点には注意が必要です。
また、ECモールを利用するには出店料や手数料などが発生して利益率が低くなります。
長期的にはサーバーを借りてECサイトを作るのがおすすめ
短期的にはECモールに出店する方法の方が簡単であり、集客も安定しやすいなどメリットが多いです。
ただし、長期的にはサーバーを作ってECサイトを作った方がブランディングがしやすくて、利益率も高くなりやすいため、有利になります。
これからECサイトを長期的に運営していきたいと考えているならば、サーバーを借りてECサイトを構築することをおすすめします。
ECサイト向けサーバ種類別の適性一覧
ECサイトを開設するためにレンタルサーバーを利用する場合は、サーバーの種類に注意しなければいけません。
レンタルサーバーで提供されるサーバーの種類ごとにECサイトへの適性を以下にまとめました。
サーバーの種類 | ECサイトへの適正 |
---|---|
共用サーバー | ・小規模なECサイトに適している ・アクセスが集中するとシステムダウンしやすい ・他のユーザーの利用に影響して処理速度が落ちやすい |
専用サーバー | ・大規模なECサイトに適している ・アクセス集中に耐えられる ・拡張性が高い ・コストがかかる |
VPS | ・中規模なECサイトに適している ・専用サーバーやクラウドサーバーよりも低コスト ・ある程度までのアクセス集中には耐えられる |
クラウドサーバー | ・大規模なECサイトに適している ・柔軟にスペックを変更できる ・拡張性が高い ・従量課金のため利用量が増えると費用が高額になりやすい |
サーバーの種類ごとにECサイトへの適正について詳しく解説します。
共用サーバー
共用サーバーは小規模なECサイトに適しており、大規模なECサイトには適していません。
共用サーバーでECサイトを作る際の注意点は以下の通りです。
- 他のユーザーの影響を受けやすい
- アクセスが集中するとシステムダウンするリスクがある
- カスタマイズ性が低い
ECサイトは物理サーバーを複数のユーザーで共有して利用する仕組みのため、他のユーザーの影響を受けやすいです。
他のユーザーの運営するサイトにアクセスが集中すると、サーバーに負担がかかるため、自身のECサイトの処理速度や表示速度が低下する可能性があります。
また、共用サーバーはあまりスペックが高くないことが多いため、アクセスが集中するとシステムダウンしやすい点にも注意が必要です。
システムダウンしてECサイトにアクセスできない状態が続くと販売機会の損失を招きます。
共用サーバーはOSやアプリケーションなどを自由に導入できずカスタマイズ性が低い点もデメリットです。
あまり多くのアクセスを見込めない小規模なECサイトの運用を考えている場合に、共用サーバーは適しています。
サービスによってはハイスペックな環境を提供しているケースや、リソース保証を用意しているケースがあるため、共用サーバーを利用する場合はサービスの選び方が重要です。
専用サーバー
専用サーバーはサーバーのスペックを専有できるため、他のユーザーの影響を受けることなくECサイトの運営ができます。
特に大規模なECサイトを運営したい場合は専用サーバーは必要不可欠といえるでしょう。
多くの会員がいて、大量のトラフィックが見込まれる規模のECサイトを運営する場合は、専用サーバーを利用することで安定稼働を実現できます。
専用サーバーであれば大容量のストレージが用意されており、数多くの商品を登録したい場合にも対応可能です。
ただし、サイトの規模が小さい場合は専用サーバーではオーバースペックになり、料金が高いためコストパフォーマンスが悪くなります。
また、専用サーバーを扱うには専門的な知識を持った人材を用意しなければいけません。
VPS
VPSはECサイトの運営について適性が高いです。
VPSは幅広いスペックのプランが用意されていて、スケールアップの機能が提供されているケースもあります。
ECサイトが成長して規模が大きくなった場合には、スケールアップを行う必要な性能を確保することが可能です。
また、VPSは共用サーバーよりも他のユーザーの影響を受けにくい仕組みのため、安定した処理速度を維持できます。
専用サーバーよりも料金は安く設定されていてコストパフォーマンスが高いです。
注意点としてVPSを扱うには専門的な知識が必要になるため、対策を考えなければいけません。
クラウドサーバー
クラウドサーバーはECサイトとの適性が高く、特に大規模なECサイトの運営に適しています。
クラウドサーバーはスペックを柔軟に変更できるため、サイトの規模に合わせた対応が可能です。
クラウドサーバーは他のユーザーからの影響を受けにくく、サーバーの性能を最大限に発揮できるため、大量のアクセスにも備えられます。
ただし、クラウドサーバーの場合はハードウェアの管理を直接行うことができないため、自前でサーバーを用意する場合と比較すると自由度は低くなります。
また、料金システムが従量課金制のため、利用量によっては予想よりも高額な料金を請求されるケースがあり注意が必要です。
クラウドサーバーの導入には専門的な知識や技術が要求されるため、クラウドサーバーを扱える人材が必要になります。
ECサイト向けレンタルサーバーおすすめ5選を比較
ECサイトを運営したい方におすすめのレンタルサーバーを以下にまとめました。
サーバー名 | サーバーの種類 | 月額料金 | ストレージ容量 |
---|---|---|---|
エックスサーバー | 共用サーバー | スタンダード:990円~ プレミアム:1,980円~ ビジネス:3,960円~ | スタンダード:300GB プレミアム:400GB ビジネス:500GB |
ロリポップ | 共用サーバー | エコノミー:99円~ ライト:220円~ スタンダード:440円~ ハイスピード:550円~ エンタープライズ:2,200円~ | エコノミー:120GB ライト:350GB スタンダード:450GB ハイスピード:500GB エンタープライズ:1.2TB |
ConoHa WING | 共用サーバー | ベーシック:1,452円~ スタンダード:2,904円~ プレミアム:5,808円~ ビジネス:1,815円~ | ベーシック:300GB スタンダード:400GB プレミアム:500GB ビジネス:300GB~500GB |
さくらのレンタルサーバー | 共用サーバー、マネージドサーバー | ライト:121円~ スタンダード:500円~ ビジネス:1,980円~ ビジネスプロ:3,850円~ マネージドサーバ:7,485円~ | ライト:100GB スタンダード:300GB ビジネス:600GB ビジネスプロ:900GB マネージドサーバ:500GB~ |
mixhost | 共用サーバー、専用クラウドサーバー | スタンダード:968円 プレミアム:990円 ビジネス:2,178円 専用クラウドサーバー:19,800円~1,320,000円 | スタンダード、プレミアム、ビジネス:無制限(必要十分な閾値が設定) 専用クラウドサーバー:80GB~7,200GB |
本記事でおすすめするレンタルサーバーについて詳しく紹介します。
エックスサーバー
サーバーの種類 | 共用サーバー |
---|---|
初期費用 | 0円 |
月額料金 | スタンダード:990円~ プレミアム:1,980円~ ビジネス:3,960円~ |
ストレージ容量 | スタンダード:300GB プレミアム:400GB ビジネス:500GB |
転送量制限 | 無制限 |
セキュリティ対策 | ・無料独自SSL ・Web改ざん検知 ・自動バックアップ ・アクセス制限 ・WAF ・セコムセキュリティ診断 |
サポート体制 | ・メールサポート ・電話サポート ・設定代行サービス |
エックスサーバーは共用サーバーでありながらハイスペックであり、料金設定が比較的安くコスパに優れたレンタルサーバーです。
最新の商用サーバー機器を取り入れており、大量アクセスにも耐えることができて、ECサイトに適しています。
リソース保証機能を用意しているため、他のユーザーの影響を受けにくく、安定したサーバー速度を実現できるのが魅力です。
セキュリティ対策が充実しており、無料独自SSLやWeb改ざん検知、WAF、セコムセキュリティ診断などがあります。
サポートはメールと電話に対応していて、設定代行サービスも用意されており、トラブル時にも安心です。
これまでに250万以上ものユーザーに利用されてきた実績豊富なレンタルサーバーであり、ECサイトの開設にも適しています。
ロリポップ
サーバーの種類 | 共用サーバー |
---|---|
初期費用 | 0円 |
月額料金 | エコノミー:99円~ ライト:220円~ スタンダード:440円~ ハイスピード:550円~ エンタープライズ:2,200円~ |
ストレージ容量 | エコノミー:120GB ライト:350GB スタンダード:450GB ハイスピード:500GB エンタープライズ:1.2TB |
転送量制限 | 無制限 |
セキュリティ対策 | ・Web改ざん通知 ・自動バックアップ ・WAF ・無料独自SSL ・アクセス制限 |
サポート体制 | ・メールサポート ・チャットサポート ・電話サポート(スタンダード以上) |
ロリポップは初期費用が0円、月額費用が99円からとなっている格安レンタルサーバーです。
格安価格でありながらスペックが高めになっており、コストパフォーマンスに優れています。
WordPress高速化機能の「LiteSpeed Cache」をハイスピードプラン以上で利用できて、WordPressの表示速度が速い点も大きな魅力です。
セキュリティ対策としてWeb改ざん通知や自動バックアップ、WAFといった機能があり、万全のセキュリティ体制でECサイトを運営できるでしょう。
すべてのプランでメールサポートとチャットサポートを受け付けており、スタンダードプラン以上では電話サポートも受けられるため安心です。
ECサイトの運営で活用したい場合にはハイスピードプランかエンタープライズプランがおすすめできます。
ConoHa WING
サーバーの種類 | 共用サーバー |
---|---|
初期費用 | 0円 |
月額料金 | ベーシック:1,452円~ スタンダード:2,904円~ プレミアム:5,808円~ ビジネス:1,815円~ |
ストレージ容量 | ベーシック:300GB スタンダード:400GB プレミアム:500GB ビジネス:300GB~500GB |
転送量制限 | 無制限 |
セキュリティ対策 | ・無料独自SSL ・自動バックアップ ・アクセス制限 ・WAF ・脆弱性診断 |
サポート体制 | ・メールサポート ・電話サポート |
ConoHa WINGは最新の機器を採用した高性能サーバーであり、高速処理を実現しています。
キャッシュ機能は独自にチューニングしたものであり、HTTP/2に完全対応していて、Web表示が高速です。
PHP8に対応していて、実行環境としてLiteSpeed LSAPIを採用しており、処理速度にも優れています。
無料独自SSLや脆弱性診断、WAFといった機能があり、セキュリティ対策は万全です。
メールサポートと電話サポートに対応していて、何かあったときにすぐに回答してくれます。
通常のプランに加えてビジネスプランが用意されており、リソース保証やスケールアップ機能が適用されるため、ECサイト運営におすすめです。
さくらのレンタルサーバー
サーバーの種類 | 共用サーバー、マネージドサーバ |
---|---|
初期費用 | 0円(マネージドサーバー:17,600円) |
月額料金 | ライト:121円~ スタンダード:500円~ ビジネス:1,980円~ ビジネスプロ:3,850円~ マネージドサーバ:7,485円~ |
ストレージ容量 | ライト:100GB スタンダード:300GB ビジネス:600GB ビジネスプロ:900GB マネージドサーバ:500GB~ |
転送量制限 | 無制限 |
セキュリティ対策 | ・無料独自SSL ・WAF ・アドレス制限 ・Web改ざん検知サービス(有料オプション) |
サポート体制 | ・チャットサポート ・メールサポート ・電話サポート |
さくらのレンタルサーバーは通常のプランに加えてビジネス向けのプラン、マネージドサーバのプランまで用意されているのが特徴です。
ビジネスプロ以上のプランではIPアドレス専有の機能があり、他のユーザーの影響を受けにくくなります。
マネージドサーバのプランはレンタルサーバーと専用サーバーの良いとこ取りができるのが特徴です。
マネージドサーバーはIPアドレスやOSを専有して利用できるのが特徴であり、CPUやメモリなどを独占して安定したサーバー環境を持てます。
さくらのレンタルサーバーはすべてのプランにおいて標準で無料独自SSLとWAF、アドレス制限の機能が用意されていて、有料オプションとしてWeb改ざん検知サービスもあり、セキュリティは万全です。
サポート体制はすべてのプランでチャットとメール、電話での問い合わせに対応しています。
さくらのレンタルサーバーは幅広いプランがあるため、ECサイトの規模に合わせて最適なプランを選択できるのがおすすめポイントです。
mixhost
サーバーの種類 | 共用サーバー、専用クラウドサーバー |
---|---|
初期費用 | 0円 |
月額料金 | スタンダード:968円 プレミアム:990円 ビジネス:2,178円 専用クラウドサーバー:19,800円~1,320,000円 |
ストレージ容量 | スタンダード、プレミアム、ビジネス:無制限(必要十分な閾値が設定) 専用クラウドサーバー:80GB~7,200GB |
転送量制限 | 無制限 |
セキュリティ対策 | ・無料独自SSL ・WAF ・アクセス制限 ・自動バックアップ |
サポート体制 | ・メールサポート ・チャットサポート |
mixhostは共用サーバーと専用クラウドサーバーのサービスを提供しているのが特徴です。
共用サーバーのプランは3つに分かれており、ECサイトへのアクセス数を目安にして必要なスペックを満たしたプランを選べます。
ストレージ容量は無制限であり、一般的な用途に十分な閾値が設定されているため、ECサイトが成長しても安心して使えます。
専用クラウドサーバーのプランも用意されており、月額19,800円のスタータープランから月額1,320,000円のスケール5プランまで幅広いプランが展開されています。
共用サーバーと専用クラウドサーバーはいずれも転送量制限がありません。
セキュリティ対策としては無料独自SSLやWAF、アクセス制限、自動バックアップなどが用意されています。
サポートはメールとチャットに対応しています。
ECサイトの作り方
ECサイトを作るまでの流れを以下にまとめました。
上記はオープンソースのソフトウェアを利用して、レンタルサーバーにECサイト構築ソフトをインストールしてECサイトを構築する流れです。
以下では、ECサイトを作るまでの流れを各手順ごとに詳しく解説します。
手順①:レンタルサーバーの契約をする
まずはレンタルサーバーの契約を行います。
ECサイトの構築で利用するソフトウェアを活用するのに必要なスペックを満たしているかどうか事前に確認しましょう。
また、レンタルサーバーの中にはECサイト構築のソフトウェアをクイックインストールできる機能が搭載されている場合があります。
どのようなソフトウェアについて、クイックインストールや簡単インストールに対応しているか調べておきましょう。
レンタルサーバーの契約は公式サイトの申込みフォームに必要事項を記入して送信し、初回料金を支払うことで完了します。
手順②:サーバーにソフトをインストールする
レンタルサーバーの契約を完了したならば、ECサイト構築のためのソフトをインストールしましょう。
ソフトのクイックインストールに対応している場合は、管理画面上で操作をして簡単にインストールができます。
クリックインストールに対応していない場合は、自分でコマンドラインの操作を行い、手動でインストールしなければいけません。
手順③:ECサイトの構築をする
ECサイト構築のソフトをレンタルサーバーにインストールした後は各種設定を行いECサイトの構築を進めていきます。
ショップ名やメールアドレスの登録、データベースの設定、商品の登録、デザインの作成など必要な設定項目は多いです。
ECサイトのデザインについてはテンプレートを利用するか、自身でHTMLやCSSを用いてソースコードを書いて作成します。
手順④:ECサイトを公開する
ECサイトの構築を完了した後は実際にECサイトの公開を行います。
定期的にシステムをアップデートして、セキュリティを維持することが大切です。
また、集客や売上などのデータをチェックしながら、ECサイトのカスタマイズを進めることも重要になります。
ECサイト向けレンタルサーバーに関するよくある質問
ECサイト向けレンタルサーバーについてよくある質問を以下にまとめました。
- レンタルサーバーでECサイトを作成してセキュリティの問題はないのか?
- 無料のレンタルサーバーでECサイトを作成できるのか?
- ECサイト構築ソフトはすべてのレンタルサーバーで利用できるのか?
- ECサイトを作るのにレンタルサーバーの容量はどのくらい必要なのか?
ECサイト向けのレンタルサーバーに関するよくある質問に回答します。
レンタルサーバーでECサイトを作成してセキュリティの問題はないのか?
レンタルサーバーにはさまざまなセキュリティ対策が用意されているため、ECサイトを作成しても問題ありません。
ただし、どのようなセキュリティ対策があるのかはサービスによって異なります。
ECサイトを作成するにはSSL化は必須になるため、無料の独自SSLを提供しているかどうかチェックしましょう。
無料の独自SSLを提供しているサービスでは、すぐにECサイトのSSL化が可能です。
無料のレンタルサーバーでECサイトを作成できるのか?
レンタルサーバーの中には無料で利用できるものがあるのですが、ECサイトの作成にはおすすめしません。
無料のレンタルサーバーはスペックが限定されており、小規模なサイトしか公開できません。
また、広告が表示されるケースやWordPressを利用できないケースなどがあり、ECサイトを作成する上で不都合な点が多いです。
格安のレンタルサーバーであっても、ECサイトを作るのに最低限のスペックや機能が揃っているものはあります。
ECサイトを作りたいならば、有料のレンタルサーバーを活用しましょう。
ECサイト構築ソフトはすべてのレンタルサーバーで利用できるのか?
ECサイト構築ソフトはすべてのレンタルサーバーで動作が保証されているわけではありません。
中には一部のレンタルサーバーで動作しないソフトも存在するため注意しましょう。
ECサイト構築ソフトの公式サイト上で、レンタルサーバーでの動作検証について情報が公開されている場合があります。
ソフトを選ぶ際には、どのレンタルサーバーで動作検証がされているのか確認しておきましょう。
ECサイトを作るのにレンタルサーバーの容量はどのくらい必要なのか?
ECサイトの運営で必要になるレンタルサーバーの容量は、ECサイトの規模やコンテンツの種類などによって大きく変わります。
文字や画像中心のECサイトであれば大きな容量は必要ないため、ストレージ容量の小さいプランでも問題なくECサイトの運営は可能です。
動画をたくさん掲載するECサイトを開設したい場合は、多くのストレージ容量が必要になります。
ECサイト内に掲載するコンテンツの量が多い場合は、100GBを目安にしてレンタルサーバーやプランを選ぶと良いでしょう。
中にはレンタルサーバーの契約後にストレージの追加やプランの変更に対応しているサービスがあります。
実際にECサイトを開設してみないと必要なストレージ容量の判断は難しいため、後でストレージ容量やプランの変更を柔軟に行えるかどうかをチェックしておきましょう。
ECサイト向けレンタルサーバーまとめ
レンタルサーバーはECサイトを作るのに活用できるのですが、スペックやセキュリティ、料金などに注意して選ばなければいけません。
本記事で紹介したレンタルサーバーならば、ECサイトの運営に適しているため、安心して契約できます。
レンタルサーバーを利用すれば、ECサイトの構築を簡単に行うことができて、ブランディングにも有利です。
ECサイトを作る方法に悩んでいる方は、レンタルサーバーを活用したECサイト作成を検討してみましょう。