独自のウェブサイトを作成したい場合、データを保存するためのサーバーが不可欠です。ただし、サーバーの自己構築や管理は、時間とお金がかかる大変な作業です。
そのため、多くの人は、プロの業者に管理を任せられるレンタルサーバーを利用することを考えています。レンタルサーバーは、自分でサーバーを組み立てる手間が省け、設置スペースやメンテナンスに関する心配が不要です。高いセキュリティ性やメンテナンスのしやすさも大きな利点です。
ただし、レンタルサーバーの選択肢が多く、どれを選べばいいか迷うことがあります。この記事では、WordPressに対応したレンタルサーバーをご紹介します。
WordPressをこれから始める方や既に利用している方にとって、満足度の高いレンタルサーバーを見つけるためにぜひこの記事をお役立てください。
- WordPressに対応したレンタルサーバーおすすめ7選
- WordPressに対応したレンタルサーバーを一覧表で比較する
- WordPressに適したレンタルサーバー選びの重要ポイント
- レンタルサーバーの具体的な導入方法
- レンタルサーバーについての詳しい詳細
WordPressに対応したレンタルサーバーおすすめ7選
WordPressに対応したレンタルサーバーおすすめ7選を以下で紹介していきます。
- エックスサーバー
- シン・レンタルサーバー
- ロリポップ!レンタルサーバー
- お名前.comレンタルサーバー
- ConoHa WING(コノハ ウィング)
- LittleServer(リトルサーバー)
- mixhost(ミックスホスト)
それぞれ順に説明していきます。
エックスサーバー
サーバー名 | エックスサーバー |
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 月額990円〜 |
ディスク容量 | 300GB(SSD) |
管理画面 | シンプル |
WordPress | 簡単インストール機能あり |
サポート体制 | メール・チャット・電話 |
自動バックアップ | 過去14日分バックアップ |
お試し期間 | 10日間 |
WordPressに対応したおすすめのレンタルサーバー1つ目は、エックスサーバー(Xserver)です。
エックスサーバーは、国内で最も人気のあるレンタルサーバーで、個人ユーザーから大手企業、官公庁、法人まで、幅広いユーザーから支持を受け、その理由は安定性と使いやすさにあります。
実績も圧倒的で、運用中のサイトは230万件以上、導入企業は16万社を超えています。
さらに、エックスサーバーはサイト運営に必要な機能を豊富に備えており、初心者でも安心して利用できます。国内でのシェア率もNo.1を誇ります。
シン・レンタルサーバー
サーバー名 | シン・レンタルサーバー |
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 月額770円〜 |
ディスク容量 | 300GB |
管理画面 | シンプル |
WordPress | 簡単インストール機能あり |
サポート体制 | メール・電話 |
自動バックアップ | 過去14日分バックアップ |
お試し期間 | 10日間 |
WordPressに対応したおすすめのレンタルサーバー2つ目は、シン・レンタルサーバーです。
シン・レンタルサーバーは、レンタルサーバーの最新技術と高速性を融合させ、ユーザーに究極の性能を提供するサービスです。
シン・レンタルサーバーはエックスサーバーの信頼性あるシステムを基盤にし、同時に最新技術を熱心に導入して、国内で最速のサーバーを目指しています。
高速性に焦点を当てつつ、他社と比べてもコストパフォーマンスに優れるサーバーを提供しており、ユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となっています。
ロリポップ!レンタルサーバー
サーバー名 | ロリポップ!レンタルサーバー |
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 月額220円〜 |
ディスク容量 | 300GB(HDD) |
管理画面 | シンプル |
WordPress | 簡単インストール機能あり |
サポート体制 | メール・チャット・電話 |
自動バックアップ | 月額330円で過去7日分バックアップ |
お試し期間 | 10日間 |
WordPressに対応したおすすめのレンタルサーバー3つ目は、ロリポップ!レンタルサーバーです。
ロリポップ!レンタルサーバーは、GMOペパボ株式会社が運営するレンタルサーバーサービスです。東証プライム市場に上場する企業が提供する背景には、ロリポップ!レンタルサーバーは20年以上にわたり、通信速度、機能、セキュリティ対策、サポート体制の向上を達成しているからです。
ロリポップ!レンタルサーバーには、4つの異なるプランが用意されており、WordPressが使えるのはライトプランからです。リーズナブルな月額料金でありながら上位プランはサーバースペックは申し分なく、予算やニーズに合わせて選択できます。
さらに、日本マーケティングリサーチ機構のブランドイメージ調査によれば、2021年のWordPress利用者満足度においてトップの評価を受けています。
お名前.comレンタルサーバー
サーバー名 | お名前.comレンタルサーバー |
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 月額891円〜 |
ディスク容量 | 400GB(SSD) |
管理画面 | シンプル |
WordPress | 簡単インストール機能あり |
サポート体制 | メール・チャット・電話 |
自動バックアップ | 過去14日分バックアップ |
お試し期間 | なし |
WordPressに対応したおすすめのレンタルサーバー4つ目は、お名前.comレンタルサーバーです。
お名前.comレンタルサーバーは、月額で手軽に利用できるサーバーサービスです。ドメイン取得に利用されることが多いサービスであり、レンタルサーバーやVPSサーバーも提供しています。
お名前.comレンタルサーバーの大きなメリットは、初期費用が無料であることです。また、レンタルサーバーを申し込む際に、同時にドメインを申し込むと独自ドメインを永久無料または初年度は実質無料で取得できます。
WordPressの設定が簡単であり、何か疑問やトラブルが生じた場合でも、お名前.comのカスタマーサポートに電話で問い合わせが可能です。
ConoHa WING(コノハ ウィング)
サーバー名 | ConoHa WING(コノハウィング) |
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 月額990円〜 |
ディスク容量 | 300GB(SSD) |
管理画面 | シンプル |
WordPress | 簡単インストール機能あり |
サポート体制 | メール・チャット・電話 |
自動バックアップ | 過去14日分バックアップ |
お試し期間 | なし |
WordPressに対応したおすすめのレンタルサーバー5つ目は、ConoHa WING(コノハウイング)です。
ConoHa WINGは、国内で最速のレンタルサーバーを提供しています。サーバーの稼働率は99.99%以上と非常に安定しています。
ConoHa WINGの最大の利点は、高速なサイト読み込み速度です。自社の調査によれば、他のプロバイダーと比較して、ConoHa WINGは2倍以上速い結果を示し、国内トップの性能を誇っています。
高速なサイト表示は、ユーザー体験に大きな影響を与え、サイトの利便性を損なうことなく、SEOの向上にも寄与します。
LittleServer(リトルサーバー)
サーバー名 | LittleServer(リトルサーバー) |
初期費用 | 1,012円 |
月額料金 | 月額150円〜 |
ディスク容量 | 20GB(SSD) |
管理画面 | シンプル |
WordPress | 簡単インストール機能あり |
サポート体制 | メール |
自動バックアップ | 過去7日分バックアップ |
お試し期間 | 20日間 |
WordPressに対応したおすすめのレンタルサーバー6つ目は、LittleServer(リトルサーバー)です。
LittleServerは、2016年から提供されているレンタルサーバーです。LittleServerは、主に中小企業や個人が自分のWebサイトを構築するために利用できるもので、特にWordPressやその他のCMSを簡単にインストールできるなど、使い勝手の良い機能がたくさん揃っています。
また、LittleServerは長期の無料お試し期間を提供しており、月額基本料金も非常に手ごろな価格帯になっています。
さ無料お試し期間中にサービスを試してから有料プランに移行するかを決めることができ、継続しない場合は料金は一切かかりません。20日間の間に支払いを済ませれば、そのままの状態で有料プランに移行可能です。
mixhost(ミックスホスト)
サーバー名 | Mixhost(ミックスホスト) |
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 968円〜 |
ディスク容量 | 300GB(SSD) |
管理画面 | シンプル |
WordPress | 簡単インストール機能あり |
サポート体制 | メール・チャット |
自動バックアップ | 過去14日分バックアップ |
お試し期間 | 30日間 |
WordPressに対応したおすすめのレンタルサーバー7つ目は、mixhost(ミックスホスト)です。
mixhostは、ユーザー満足度が高く、30日間の返金保証を提供位ししています。
またmixhostには、WordPressブログをすぐに始められる便利なサービスがあり、WordPressクイックスタートというツールを利用すれば、簡単にWordPressを設定できます。
WordPressに対応したレンタルサーバーを一覧表で比較
WordPressに対応したレンタルサーバーを一覧表で比較してみましょう。
WordPress初心者におすすめのレンタルサーバーは「エックスサーバー」
サーバー名 | 初心者におすすめのポイント | 評価 |
---|---|---|
エックスサーバー | ・国内シェアNo.1の安定性 ・独自のドメインを取得の追加費用なし ・最短10分でWordPressブログを立ち上げられる | ◎ |
シン・レンタルサーバー | ・最新技術と高速性の両立を実現 ・エックスサーバーの信頼性あるシステムを基盤とする | ◎ |
ロリポップ!レンタルサーバー | ・安価で多くの機能が充実 ・2021年のWordPress利用者満足度においてトップの評価 | ○ |
お名前.comレンタルサーバー | ・レンタルサーバーを申し込むと同時にドメインを申し込むと 永久無料または初年度は実質無料 | ○ |
ConoHa WING(コノハ ウィング) | ・他のプロバイダーと比較して、表示スピードは2倍以上 | ○ |
LittleServer(リトルサーバー) | ・低コストで始めやすいが、初期費用がかかる | △ |
mixhost(ミックスホスト) | ・高満足度と返金保証有り ・サポートに電話対応はない | △ |
WordPress初心者におすすめのレンタルサーバーは「エックスサーバー」です。
日本国内で最もシェアの高いレンタルサーバーで、高速かつ安定したパフォーマンスを提供します。独自のドメインを取得するのに追加の費用はかかりません。これは初心者にとって大きなメリットです。また初心者でも最短10分でWordPressブログを立ち上げられます。
誰でも見やすく使いやすい管理画面を備えており、運用がスムーズに進み、ほぼ100%の稼働率でサイトの安定性を確保します。年中無休の手厚いサポートも提供しており、問題が発生したときに安心感をもたらします。
エックスサーバーは他のサーバーより少し高価かもしれませんが、その分、多くの機能と信頼性を提供しており、安心して利用できるでしょう。
費用が安いおすすめのレンタルサーバーは「ロリポップ!レンタルサーバー」
サーバー名 | プラン名 | 初期費用 | 月額 | 評価 |
---|---|---|---|---|
ロリポップ!レンタルサーバー | スタンダード | 無料 | 220円 | ◎ |
LittleServer(リトルサーバー) | ミニプラン | 1,012円 | 150円 | ○ |
シン・レンタルサーバー | ベーシック | 無料 | 770円 | ○ |
お名前.comレンタルサーバー | RSプラン | 無料 | 891円 | ○ |
mixhost(ミックスホスト) | スタンダード | 無料 | 968円 | △ |
ConoHa WING(コノハ ウィング) | ベーシック | 無料 | 990円 | △ |
エックスサーバー | スタンダード | 無料 | 990円 | △ |
費用が安いおすすめのレンタルサーバーは「ロリポップ!レンタルサーバー」です。
ロリポップ!レンタルサーバーのライトプランを含むプランでは、12ヶ月契約が220円(税込)~990円(税込)の1,000円以下で使用することができます。
また超高速のサーバー環境と、値段に対してスペックが非常に高いことから、人気を集めています。
WordPressが使える無料レンタルサーバーについて
サーバー名 | プラン名 | 特徴 | 評価 |
---|---|---|---|
XFREE | WordPress機能 | ・1つのIDでWordPressを5個までインストール可能 ・プラグインやテーマなどを自由にカスタム可能 ・独自ドメインの設定が可能(初期ドメインを利用する場合、無料) ・PCでの閲覧時には広告は表示されない | ◎ |
XREA | XREA Free | ・無料から有料プランへはプラン変更のみの設定で済むため、移行しやい。 ・独自ドメインの設定が可能(2023年6月時点で1年目は無料) ・サポートはチャット対応あり | ○ |
スターサーバーフリー | フリー PHP+MySQL | ・独自ドメインの設定が可能(有料) ・PCでの閲覧時には広告は表示されない | ○ |
WordPress.com | 無料 | ・WordPressの公式サービス ・最初からWordPressがサーバーにインストールされている ・基本的なプラグイン以外は使用できない | △ |
ちなみにWordPressが使える無料のレンタルサーバーでは、上記の4つがおすすめとして挙げられます。
上記の無料レンタルサーバーは良質な無料サーバーになりますが、スマホでは広告が入る、保存容量が少ない、サポートが無い場合などのデメリットがあります。
無料サーバーはあくまでお試しとして使用し、慣れてきたら有料のサーバーを活用していきましょう。
WordPressに適したレンタルサーバー選びの重要ポイント
WordPressに適したレンタルサーバー選びの重要ポイントを以下で3つ説明していきます。
- サイト表示スピードが高速かどうか
- セキュリティとバックアップがあるか
- カスタマーサポートが24時間対応しているか
詳しくみていきましょう。
- サイト表示スピードが高速かどうか
WordPressに適したレンタルサーバー選びの重要ポイントの1つ目は、サイト表示スピードが高速かどうかです。
WordPressウェブサイトのパフォーマンスは訪問者体験に直結します。選んだレンタルサーバーが高速で信頼性があり、トラフィックが増えても対応できるかどうかを確認しましょう。
速い読み込み速度はユーザーエクスペリエンス向上に寄与し、SEOにもプラスになります。 - セキュリティとバックアップがあるか
WordPressに適したレンタルサーバー選びの重要ポイントの2つ目としては、セキュリティと自動バックアップがあるかです。
まずSSL証明書を提供しているかどうかを確認し、データの暗号化を確保します。次に、強力なファイアウォールやセキュリティ対策を持つサーバーを選び、不正アクセスや攻撃からウェブサイトを守ります。
また、自動バックアップが提供されているかを確認し、データの喪失を防ぎます。バックアップの保存期間も重要で、長期間の保存が安心です。セキュリティアップデートが定期的に行われ、最新のセキュリティ対策が適用されているかも確認しましょう。 - カスタマーサポートが24時間対応してるか
WordPressに適したレンタルサーバー選びの重要ポイントの3つ目としては、24時間対応のカスタマーサポートが利用できるかが挙げられます。
24時間サポートは、問題や緊急の状況が発生した場合でも、いつでも助けを求めることができます。ウェブサイトがダウンしたり、エラーが発生したりしたときに即座に対処でき、ビジネスやコンテンツの連続性を確保できます。
また、時間帯に制約を受けずにサポートを受けることができるため、自分のスケジュールに合わせて問題を解決でき、初心者でも安心感を持ちながらWordPressを運用する上で非常に有益です。
レンタルサーバーの導入方法
レンタルサーバーの導入方法は以下の通りです。
- レンタルサーバーとドメインの契約
- レンタルサーバーとドメインの関連付け
- Webサイトの作成
- SSL化の設定
それぞれ詳しく見ていきましょう。
手順①:レンタルサーバーとドメインの契約
レンタルサーバーの導入方法の手順の1つ目は、「レンタルサーバーとドメインの契約」です。
まず、レンタルサーバーとドメインを取得する手順を簡単に説明します。通常、レンタルサーバーの契約やお試し利用の申し込みは、各サーバー会社の公式ウェブサイトから行います。
多くの場合、ドメインも同時に契約できます。しかし、どのドメインを選べばいいか迷った場合、サーバー会社に相談しましょう。申し込みは会社が指定する手続きに従いましょうが、プラン名やドメイン名、契約期間などの詳細を注意深く確認してください。
申し込み後、利用料を支払い完了すると契約が成立します。契約完了時に、サーバー会社から契約内容やサーバー情報が記載されたメールが送られてきます。契約プロセスは各会社で異なるので、契約前に手続きの詳細を確認することが重要です。
また、契約時には後で説明する「SSL証明書」も検討することをおすすめします。特にビジネス用のウェブサイトを作成する予定がある場合、SSL証明書の導入はほぼ必要です。レンタルサーバー、ドメイン、SSL証明書は、ひとつのセットとして考えると良いでしょう。
手順②:レンタルサーバーとドメインの関連付け
レンタルサーバーの導入方法の手順の2つ目には、「レンタルサーバーとドメインの関連付け」を行いましょう。
ドメインをレンタルサーバーで使えるようにするには、レンタルサーバー会社によっては登録手続きが必要なことがあります。通常、この手続きは利用者専用の管理画面から行います。ただし、一部のサーバー会社では契約完了時に自動的に登録が完了していることもあります。
管理画面での手続きは一般的に難しくはありませんが、進行につまずいたり疑問点が生じた場合、遠慮せずにサーバー会社に問い合わせしましょう。サポートチームは利用者の質問や不明点に対応するために存在しており、スムーズなプロセスをサポートしてくれます。
手順③:Webサイトの作成
レンタルサーバーの導入方法の手順の3つ目は、「Webサイトの作成」です。
Webサイトを作成する方法はいくつかありますが、主要な方法は以下の2つです。
HTMLでの作成
ウェブサイトを自分でコーディングする方法です。専門知識が必要で初心者には難しいかもしれませんが、ホームページ作成用のソフトウェアやツールも利用でき、一部は無料で提供されています。
WordPressを使った作成
WordPressは比較的簡単にウェブサイトを作成できるサービスです。WordPressを使用するにはデータベースが必要です。一部の低価格なレンタルサーバーではデータベースが利用できないことがあるため、WordPressでサイトを作る予定の場合は、データベースを利用できるレンタルサーバーを選ぶことが重要です。
HTMLでのサイト作成は専門知識が必要で初心者には難しい印象がありますが、今は使いやすいWordPressがあり、比較的簡単にウェブサイトを制作できます。自分のニーズやスキルに合わせて最適な方法を選びましょう。
手順④:SSL化の設定
レンタルサーバーの導入方法の手順の手順の4つ目には、「SSL化の設定」が挙げられます。
SSL(セキュア ソケット レイヤー)は、ウェブ上の通信を保護する技術で、ホームページのセキュリティ向上に重要です。ホームページをSSL化すると、情報の送信が暗号化され、プライバシーが守られます。
SSL化には「SSL証明書」と呼ばれる電子証明書の取得が一般的ですが、無料の証明書(例: Let’s Encrypt)も存在します。レンタルサーバー会社によって提供されるSSL証明書が異なるため、事前に相談し、適切な選択を検討しましょう。
レンタルサーバーとは
レンタルサーバーとは、ウェブサイトを公開したり、メールを送受信したりするために提供されるサービスで、運営業者がサーバーを貸し出します。
「サーバー」についても簡単に説明すると、サーバーとは、ウェブサイトの運営者がテキスト、画像、デザインなどの情報を保存し、ユーザーからの要求に応じてその情報を提供するコンピューターのことです。
ユーザーがウェブサイトを閲覧すると、サーバーにリクエストが送られ、それに応じてサーバーは保存されたウェブサイトのデータをユーザーのデバイスに送信します。
レンタルサーバーの役割と種類
レンタルサーバーの役割と種類について、まずは役割から解説していきます。
レンタルサーバーとはその名の通りサーバーを貸し出すサービスのことです。 つまり、ホームページ公開の際などに必要なサーバーの中で、サーバー構築のためのコンピュータや設置場所の確保、常時起動しての管理を、業者側が行ってくれる役割を指します。
レンタルサーバーの種類には、大まかに4つのタイプがあります。それぞれの特徴を簡単に紹介します。
共用サーバー
複数のユーザーが同じサーバーを共有するタイプで、主に個人のブログやホームページに向いています。使いやすく、初心者におすすめです。
専用サーバー
1台のサーバーを独占的に利用できるタイプで、大規模なサイトやビジネス向けに安定性を提供します。
仮想専用サーバー(VPS)
1台のサーバーを仮想的に分割し、複数のユーザーで共有するタイプです。共用サーバーと専用サーバーのメリットを組み合わせています。
クラウドサーバー
複数の仮想サーバーがクラウド上で運用されるタイプで、柔軟性が高く、トラフィックの変動に適しています。
レンタルサーバーの種類は、あなたのウェブサイトの規模や知識に合わせて選ぶべきです。自分のニーズに合ったサーバータイプを比較検討して、最適な選択をしましょう。
レンタルサーバー代はいくら?
レンタルサーバー代はいくらかかるのでしょうか。
レンタルサーバーの価格は幅広く、月額138円から9,504円までさまざまです。個人向けのサーバーは月額500円から1,000円ほどが一般的であり、法人向けのサーバーは月額5,000円前後が一般的な相場となっています。
レンタルサーバーの価格は、性能や容量、提供タイプなどによって大きく異なるため、主要なレンタルサーバーを比較して、自分に合ったプランを見つけることをおすすめします。
レンタルサーバーのメリット
レンタルサーバーのメリットは、ウェブサイトやオンラインプロジェクトを手軽に始められることです。専門知識が不要で、高価なサーバーの購入や運用コストを抑えられます。
サーバーの管理やセキュリティについての心配を減らし、簡単な操作でウェブサイトを公開できるため、初心者にも非常にアクセスしやすいオプションです。
レンタルサーバーに設置するWordPressとは
WordPress(ワードプレス)とは、無料のオープンソースソフトウェアで、ブログやウェブサイトを作成するのに役立つツールです。
専門的なプログラミング知識がなくても、直感的に使え、自分のサイトを簡単に立ち上げることができます。実際、WordPressは世界中で非常に人気で、全体の約4分の1のウェブサイトで利用されています。
日本でも特に支持され、CMS(コンテンツ管理システム)を利用するウェブサイトのうち、8割がWordPressを採用しています。
レンタルサーバーに関するよくある質問
レンタルサーバーとVPSの違いは何ですか?
レンタルサーバーは1台の物理サーバーを複数のユーザーで共有する仕組みです。
一方、VPS(仮想専用サーバー)も1台の物理サーバーを複数のユーザーで共有しますが、各ユーザーは自分専用の仮想サーバー内で、より独自の環境を構築できます。
レンタルサーバーの無料と有料の違いは何ですか?
無料のレンタルサーバーは通常、広告が表示され、また容量や機能に制限がかかることが多いです。
一方、有料のレンタルサーバーでは広告は表示されず、利用料金に応じて容量やコンピューティング能力、回線速度などを向上させることができます。
レンタルサーバーの容量とは何ですか?
「容量」とは、ウェブサイトに保存されるテキスト、画像、動画などのデータを格納するスペースの大きさを指します。
共用タイプのレンタルサーバーでは、大容量のストレージを契約ユーザーで共有します。一部のレンタルサーバー会社はこれを「ディスク容量」と表現しています。
WordPressに対応したレンタルサーバーまとめ
今回は、2023年最新のWordPressに対応したレンタルサーバーをご紹介しました。
レンタルサーバーは、WordPressをスムーズに運用し、初心者が独自のウェブサイトを作成したい場合は必要不可欠なものです。
レンタルサーバーを選ぶ際には、
- 月額料金や初期費用
- ページ表示速度などの機能
- WordPressが簡単に作成できる機能
- セキュリティ対策やカスタマーサポート
の上記の点を比較することで、失敗を防ぐことができます。
レンタルサーバーにはそれぞれ異なる特徴があるため、自分自身にとって一番のメリットが得られるサービスを選び、ぜひ活用してみてください。